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読書感想文

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2018年7月の記事一覧

明るい本(『どこにでもいるオタの端くれが若年性乳がんになってドッタンバッタン大騒ぎする話』(樋口ヤサト)を読んで)

 とことん、明るい。
 乳がんという重いテーマでありながら、樋口ヤサトさんの文章は軽快そのもの。闘病記に見られるシリアスさはほとんどなく、本文ではネットスラングやアニメ・漫画のセリフが飛び交う。太字や文字サイズを用いた強調表現と相まって、往年のテキストサイトのような勢いさえ感じさせる作品である。

 前書きに「全くもって闘病の参考にはなりません」(3p)とあるが、「こういう治療があるのか」と勉強に

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