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畑仕事(のお手伝い)が最高のいやし

放浪の末にオレゴン州ポートランドにたどり着き、住み始めて3年目に突入。映画AKIRAのように荒れるアメリカの情勢の中、日々生きる希望をポートランドでコツコツ集めている。住む街のいいところを見つけることは、わたしの人生のいいところを見つけること。1988年生まれ、鎌倉育ち。


ハロー!

今日は、ポートランドの北にある、ソーヴィーアイランドという島で、畑仕事のボランティアをしてきた。通っているのは、ワパトアイランドファームというファームで、ここのボランティアには、今年の3月から月に1・2回は通わせてもらっている。

↑クリックしてみると、ファームの雰囲気がわかるかも~。

ポートランドで育てたハーブを使ったハーブティーとか、ティンクチャーってないのかな?と思ってインターネットで検索したところから、このファームとの出会いが始まった。

体に色々な不調がある私は、もともとハーブ製品が好きで愛用していたのだけれど、どこでどう育てられたかよくわからないものよりも、なるべくローカルなものに、お金を投資したいなーって思っていた。それに、その方が使っているものに愛着も湧くだろうし。

ファームの母(管理人も、オーナーも、なんだか言葉が合わない)であるジェニーはこのワパトアイランドファームで色々なハーブを育てて、お茶やチンキ薬を作っている。最初は、ボランティアとしてではなくて、リラックスに効くお茶など、ジェニーのプロダクトを買わせてもらう客として顔を出していた。

でも、ファームに寄るたびに、あまりにも素敵な雰囲気なので、もっと深く関わりたいなあ、通いたいなあと思うようになっていった。植物が自由にのびのびしていて、豊かな実りがあり、けれどどこか陰がある。ポートランドの他の場所とは違う次元に存在しているような、目に見えないものの気配がそこかしこで感じられる、不思議な場所だ。

車を運転できない私には、このファームは自分で通うのが難しい立地で、最初の方はパートナーのマックスに送迎してもらっていた。最近は、ファームで出会ったお友達に、相乗りさせてもらってる。ポートランドに引っ越してきた当初は、知り合いも友人もいなかった。誰かとやり取りして、車に乗せてもらってボランティアに通っているなんて、自分の中では相当な進歩だと思ってる。

今日はそのお友達と、サンチョーク(別名:菊芋、エルサレムアーティチョーク)の収穫を手伝ってきた。

サンチョークは、日本のアパート一部屋分くらいのスペースを埋め尽くしていた。ジェニーによると、たくさん植えたわけでもないのに、勝手に広がっていったらしい。このファームにいると、植物の本来のたくましさを思い知らされる。

サンチョークはしょうがと見た目がそっくりな芋なんだけど、ヒマワリの仲間なので、地上に伸びる茎はとっても背が高い。2メートルくらいある。ヒマワリとそっくりな黄色い花を咲かせる。試しにその花びらを一枚食べてみたら、芋の部分と同じ味がして驚いた。サンチョークが植わっていたところは土がとても柔らかくて、土に近い茎を引っ張るだけで簡単に芋の部分を取り出すことができた。

収穫作業は3-4時間にわたったけれど、とにかく夢中になれたし、友達としゃべりながらやったから本当にあっという間だった。一人だったら辛いかもしれない、つまらない作業も、誰かとやったら楽しいって感じ。考えすぎてしまう私にとっては、この、何も考えずにとにかく作業に熱中する時間が何よりもいやしだった。体をしっかり使うことで得られる爽快感も気持ちい。

収穫したサンチョークの一部は、ジェニーが持ち帰らせてくれた。はやく調理して食べたいなあ。私は、ソーセージとかとローストするのが好きです。

じゃあまたね!


曇りの日も雨の日も、体を動かしてスッキリしたら気分がよくなる度
★★★★★(☆5つ中5つ)



はじめまして!アメリカに住んで約11年のNanaoです。ポートランドで日々コツコツと楽しみを見つけて生きてるよ。もしよかったら↑のリンクからInstagramも見てみてね。