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平成最後の紅白を見て思ったこと

こういう話て、今のうちにしか書けないだろうから書いちゃう。

大晦日のテレビはなんだかんだ言いながら、結局NHKの紅白見てました。
こうやってがっつり見たのって久しぶりな気がします。
普通にみるのもつまらないので副音声のウラトークを聞きながら、Twitterの表アカの方でやいやい言いながら見てたりして、こういう楽しみ方もいいなぁ、なんて思ったりしてました。

そうは言ってもやっぱり見所もありましたね。
天童よしみと筋肉体操のカオスなコラボやら、男前すぎる椎名林檎とか、米津玄師の登場とか、ロックな天城越えとか色々ありましたが、やはり最後のサザンオールスターズ。桑田さん。
そして、ユーミン。
一時代を築いた大物ミュージシャン二人が同じステージで並ぶわけですよ。
これは熱烈なファンではない私も
「これはなんか、すごいものを見せられてるぞ」
と思わず表アカの方でつぶやきました。

そんなわけで、“平成最後”の紅白歌合戦、個人的にはまあまあ満足して見てたわけです。
私はね。

しかし、落ち着いてみるとある思いがよぎりました。
ユーミンとサザン…
平成じゃないよな、て(汗)

もちろん、一時代を築いた大物ミュージシャンてことは先ほど書いた通り疑う余地はないのですが、どちらかというと、昭和の頃に築いたステイタスを平成の間もずっと維持し続けてきた、というのが正確なところで、「平成」を象徴してるか、ていうとやっぱり違うんですよね。
(それはそれでスゴいことですけどね)それだったら、宇多田ヒカルとか浜崎あゆみとか引退しちゃったけど安室奈美恵とか故人だけどZARDとか(なぜか女性ばかり出てくるけど許して)、「平成」を意識して強調するんなら、もっと他にもいたはずなんですよね。
でも、私が言うまでもないことだけど、以前ほどテレビで音楽番組を見る機会が減って、かつネット配信の台頭で、テレビは平成を象徴する人たちの主戦場じゃなくなった、てのもあるのかな。

そう考えたら、あの時感じた「すごい」は意味合いが変わってきますね。
平成生まれのみなさんはどう感じたんでしょうか。

それで言うと、もう赤組vs白組の対決という構図も、じゅうぶん時代遅れだし、今年一年を振り返る、というスタンスも合わなくなって久しいし、おげんさんのように性別的に曖昧な立ち位置の人も出てくるわけです。なのでここはシンプルにいい歌を楽しむ祭典って感じでもいいんじゃないかな、て改めて感じます。
となると、他の民放がやってるようなのとどこが違うんだ、て話になってくるけど、もう次は新しい年号になることだし、一皮めくれた紅白見てみたいですね。

(画像提供:Free-Photos by Pixabay

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