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5月 運命の目撃者になる

はじめの注意事項

この記事はいつにもまして一層多分にわたしの思い込みが含まれます。
オタクによる癖の強い戯言だと思ってお楽しみください。
異論他言反論非難指摘助言その他一切受け付けません。


継承、それはLDHコンテンツの本丸である

いや、そうじゃない人もいるのはわかっています。しかし、わたしにとってはLDH事務所のアーティストを追うということの面白さ、あるいはそれによってもたらされる感動の一部は、「継承」に根ざしていると言っても過言ではない。

継承、それは受け継ぐこと。
LDH事務所には、EXILEという偉大な、輝ける先達がいて、後輩たちはEXILEにつらなるアーティストたちに憧れをもってこの世界に挑む。その憧れは後輩から先輩への個人的な感情に集約せず、EXILE魂、イズム、として昇華されることで、自分たちもまたその魂を受け継ぎ、磨き上げ、そしてまた次世代へ繋げるという使命となる。

なにを言ってるんだと思われる方もいるかと思いますが、これが、LDHの面白さなんですよ!

ここでこの魂、イズムについて話し出すとキリがないので今回は省略しますが、とにかくこのEXILE魂、イズムの象徴となる楽曲が「24(とぅえんてぃふぉー)karat」という言葉をタイトルに含んだ曲たちです。

EXILE魂、イズムを黄金になぞらえたこの楽曲たちは、24karats STAY GOLD、24karats GOLD SOUL等いくつかの楽曲があり、いずれもド派手な演出と筋肉、今となってはやや時代錯誤にも思えるようなゴリゴリの重たいパフォーマンスで彩られ、なんかよくわからんけどEXILEってそうね!!というイメージに満ちている。(全然違う話なんですが、この魂を黄金に例えるのってJOJOかよ!って感じじゃないですか?そうなんですよ、そういうとこもいいんですよ!)
熱さ、力強さ、揺るぎなさ。グツグツと煮えるマグマのような、スマートさからはほど遠いそのスタイルは、まさに夢にまでみたEXILE。正直合わない人はまったく合わない。実際、わたし自身もかつてはそうでした。

けれどこれを目指して切磋琢磨し、オーディションを勝ち抜き、憧れに手を伸ばしていく人がいる。なんならキッズのころから先輩たちの後ろで踊り、文字通りその背中をみて大きくなった人がいる。
またその一方で大人もまたEXILEに若者を加入させたり、その若者中心にグループを作ったり、教育の仕組みを整えたりと、その熱や想い、また理想を受け継ごうとしている。そうやって、普遍的な何かを確立しようとしている。双方が、本気で。
そんなのってめちゃくちゃ格好良くないですか??妄想といってもらって構わないのですが、わたしには彼らのそういう姿勢が本当に美しく尊いものにみえる!

そもそもデビューしたグループは、「from EXILE TRIBE」という冠がつく事務所です。その上で、EXILE本体との兼任メンバーがいるグループもあります。EXILE「本体」っていう言葉もそうです。オタクとして何気なくつかっているのだけど、「本体」ってすごい言葉ですよね。
でもRAMPAGEは、EXILEとの兼任メンバーがいないグループです。だから、いつかメンバーの誰かが兼任したりするのかな、とうっすら思っていました。名誉称号を得るように、メンバーの誰かが「EXILE 〇〇」と名乗る日がくるのかな。たとえば、ランぺちゃんたちが、それに相応しいと認められたら。

けれど、今回思っていたのとは違う形で、それはやってきました。

継承の予兆

2023年のライブツアー「”16” NEXT ROUND」において「24karats STAY GOLD」という楽曲が、セットリストに入りました。

アンコール、再登場への期待を胸にオーロラビジョンをみあげる目に、01からカウントアップしながらこれまでを振り返るような映像が流れます。増えていく数字はRAMPAGEの象徴である「16」で止まらず、ざわつく場内を尻目に速度を上げ、やがて「24」を映し出す。噴き上がる炎、始まるイントロ、わかる人はもう悲鳴をあげていました。この曲を?RAMPAGEが?!

これまでも、EXILEの曲をLIVEで演じることはありました。でもそれは20周年記念などでカバーした楽曲だったりと、何かしら意味のあるものです。それほどEXILEの曲をカバーする意味は重い。そんな所以もあって、RAMPAGEとしてのアレンジが歌にもダンスにも入ったこれがもう、格好よくないわけがなくて。
歌詞もねーいいんですよー

遠くからでも見つけられる様に 煌めき渡る keep running
We're like freakin dreamin kids 永遠に輝く 24karats
ギラギラしたこの世界で 紛れてしまわないで
ホンモノはひとつだけ その手に掴み取れ

24karats STAY GOLD

桁外れの混じり気ないゴールド!!うおおおお!

そして再びカウントアップがはじまった

次のツアーが始まってしばらくして、それは始まりました。
SNSに展開される、01からのカウントアップ映像。めちゃくちゃ見覚えがある!

今年は、奇しくも2024年。運命の24。LDHさんが何も仕掛けてこないわけがないと思っていたが、まさかRAMPAGEで何かをやってくれる?などと、期待に胸を膨らませ最初の数日はあれやこれやと予想をしていたのですが、これがまたなんと1日1カウントしか進まない!

色々と鑑みるにこのカウントアップは24まで進みそうだが、1日1カウントじゃあ、明らかになるまでに24日かかるってこと???この爆速で進む社会の中で??おおおおおおおお、っそ!

しかもこの24日間には、他のリリースも混じるわけです。特にこのタイミングではツアーリード曲「CyberHelix」のMVから人数分(16人分)のダイジェスト動画をコツコツSNSに流したり、BATTLE OF TOKYOがあったり、他のニュースもあったりしたので、だんだんどうでもよくなってきました。

はい、かっこいい。こんなかっこいいのを流されたら、気移りもする。

しかし、察しの良い方はいるもので。
仮に24までカウントアップするとした場合、24になるのはちょうど宮城公演の初日になる、ということを呟いておられた方はいたのでした。

宮城から、宇宙最速生配信

カウントアップが22まで到達したときの映像です。

EXILEとRAMPAGEの姿が入り混じり、映し出された24katatsのロゴが回転して新しくなる。そうしてずらりと並んだ、まるでEXILEと見紛う、しかし間違いなくRAMPAGE。
リアルに、ぎゃっ、って言った気がする。そして、迎える23。
24 karats Is Back!With THE RAMPAGE!
のメッセージとともに発信されるリリース。

「24karats」というEXILEの魂を象徴するシリーズ楽曲の、全くの新曲を、他でもないRAMPAGEの曲としてリリースされる!?これまでは様々なバージョンがあったり、カバーがありながらもあくまでEXILEの曲だったのに、RAMPAGEの、新曲!!!

匂いをかんじている


そう、「継承」は気配だけではありませんでした。

そしてそれを、宮城からの宇宙初パフォーマンスを生配信です。しびれますね。スケールは、デカいほどいい。LDHさんの、そういうところ大好きです。そして、そわそわしながら待った配信の日。要はライブ中継なんですが、またこれSNSで流していた映像を01から流すーーーー!23日間かけて流していた23本の映像を、ショートカットすることもなく順番に、丁寧に、ポタポタと!

でも、今ならわかる。
これは儀式。儀式には厳密な手順と作法が必要なんです。相応の時間をかけて、ちゃんと手順通りにやらないとそこに念は篭らない。ある種の術式、祈りの作法。そして今までみた23本の映像の先にある24本目の動画、座して待つわたしの目に飛び込んできた「継承」の文字。

やっぱ、継承だァァァアア!!!!

オーロラビジョンに堂々と映る「継承」の文字。継承ってオタクが勝手に感じてた概念じゃなかった、気のせいじゃなかった。
そしてEXILEがRAMPAGEに継承するよ、でも継承させるよ、でもなくて。EXILEからRAMPAGEが継承する、した、その象徴としての楽曲「24karats GOLD GENESIS」がはじまる。

ちなみに、GENESISという言葉もLDHとしてはとても意味のある言葉なのです。なんなんそれ、って感じだし長くなるから省略するんですが、とにかくそうなんですね!
だからこそ、この曲はランキングとか、再生回数が、とかじゃないところで、彼らが勝ち取ったトロフィーといえる。
こんなに、ぶち上がるものはありません。
そしてわたしはこの楽曲をこれらの文脈だけでも愛せたと思うけれど、まーあ、かっこいいんですわよ。EXILEを知らなくても、彼らの思うかっこよさ、そしてもちろんRAMPAGEの良さが詰まった楽曲。なんてなんてなんて誇らしいこと!
この瞬間、このタイミングで彼らを推していて、本当に良かったと心から思いました。

そして宮城へ

まあそれで。

会場へ直接行けない民のために生配信までしてくれたのに、そしてまだ7月にライブにいく予定があるというのに、どーうしても生で、1日も早く24karats GOLD GENESIS を聴きたくなってしまい。もしこれが継承であるならば、その場に立ち会いたく思い。
多少前後するのですが、生配信の前にわたしはすでに、弾丸宮城行きを決定していたのです。
だって直接お祝いしたかったんだ……!

曇天のセキスイハイムスーパーアリーナ。たどり着くのめちゃくちゃ大変だった。着いてからも敷地広くて弱った。

まっすぐ会場へ行き、おわったらまっすぐ帰るだけの遠征は初めてで、それなりのトラブルもあったのですが、心はめちゃくちゃ満たされました。CyberHelixというライブの良さはまた別で語るとしても、やはり現場のよさは配信では補えず。1曲を観るだけでも、足を運んだ甲斐がありました。三代目J SOUL BROTHERSのOMI先輩が良くやるコールをかずまくんがやり、それに己が応えたという感動とか言い出すとキリがない。
わたしがシナリオライターだったら、ぜったいここでRAMPAGEのシーズンを一度「完」ってしましたね。もしくはここを物語の冒頭にして、回想でデビュー前の語りをはじめた。そのくらいのインパクト。だって「継承」するにしても、曲のカバーじゃないんですわ。シリーズ曲の新曲を出すって、最高じゃないですか?受継ぎながらもまったく新しい時代を築く・・・まさにそれがGENESISと書いて創世・・・。
おめでとうって、祝電贈らせてほしい。贈れないから、代わりにたくさんシングル買うことにするね!

次の日、全然なんの支障もなく普通に元気に働いた。背中を押してくれた友だち、送り出してくれた家の人たち、ありがとう。
おかげでわたしは、歴史的瞬間に(ニアリー)立ち会えたよ。

2024年は、これで確実に記念すべき年になりました。
まだ5月だけど。

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