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あなたはどんな山をつくりたいですか?

地味に雪が降り続いて、気がついたら例年よりも積雪量が多くて驚愕している新潟県民であります。


今回は自分の大切にしている評価軸を整理すると目指す方向の解像度が上がるかもよという話です。


これまで、「どんな山をつくりたいですか?」という問いかけに対して、僕の中では「未来に繋がる山がつくりたい」という用意をしていました(チキンなのであんまり人に言ったことはありません)。

聞いて思われた方もいると思いますが、なんと具体性のない山でしょう。
「未来に繋がる山を作りたいです」→「いや、だからその山がどんな山かって聞いとるんです」とツッコミが来そうです。

そうそう、僕が思い描いていたのはつくった山の結果、現れた人々の姿であり、山そのものの姿ではなかったということです。

しかし、地域の人達が幸せに暮らしている姿を想像し、それを目指すことは間違ってもいないと思います。問題なのはどうやってそこまで向かおうとしているのか?ということ。(目的と手段の混同)

この間、この「未来に繋がる山をつくりたい」について、ある人にプレゼンする機会がありました(初の試み!)。
その時、投げかけていただいた問いかけが「人が幸せになる(未来に繋がる)という軸であれば、山に太陽光パネルを敷き詰め、山林収入を高める選択でもいいのですか?」というものでした。
もちろん答えは「いやそれは違います」でした。

なぜ違うのか?そこには他にも自分が大切にしている評価軸というものが存在しているということ。
他にも、お金は稼げたほうがいいのか?災害に強いほうがいいのか?生物多様性は高い方がいいのか?短期的な利益追求がいいのか?などなど。

ここで学べたのは、評価軸を整理することによってこの目指す山の姿というものが鮮明になっていきそうだと言うこと。「未来につながる山づくり」は人の幸せ軸でしか作りたい山を表現できていなかった。本当ははもっと評価軸があるはずです。そこを整理しよう。と思った次第です。






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