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勝手に1日1推し 145日目 「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」

「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」 東京都現代美術館     芸術

荘厳!!圧倒的!美しい~!!
めちゃくちゃ混雑しておりましたが、至極当然!
こりゃ、絶対見たいし、ずっと見てたいし、見ないとなりませぬ。

ラグジュアリーブランドとしてのディオールって意識なんてぶっ飛んで、眩いばかりのドレスの数々にただただうっとりしちゃって、ひたすら幸せな気持ちになりました。本当に美しくて、可愛くて。芸術品だよ、ほんと。ハァ。

搬入とかも超超超大変だっただろうなあ・・・とか開催者側の努力と言うか、意気込みと言うかも感じました。
ありとあらゆる魅せ方を試みた展示方法も素晴らしかったです!
もちろん、ドレスやイメージフォト、それだけでも十分素晴らしく見応えがあり感動を覚える訳ですけれども、それをより麗しく、時に可憐に時に艶やかに時に厳かに魅せるという展示の仕方に、心沸き立つものがありました!各テーマに合わせた展示方法がとられており、次々現れる目の前に広がる想像を超える光景に、溢れだす驚きと喜びと感動に心がせわしい程でした!部屋ごとに纏う雰囲気も全然違っていて、テーマパーク張りの楽しさなのでした。
マジ、本気で夢の世界。ディオールランド・・・

東京都現代美術館って、革新的で実験的な展覧会や展示方法を取り入れている気がするなあ。建物自体も”現代”って名乗るだけある建築だと思いますし。気になって調べてみたら、建築家の柳澤孝彦さんが設計されたそうです。てか、熱海のMOA美術館もそうなんだ!MOA美術館も建物自体が素敵だよな。自然光を取り入れた空間が広がってる辺りとか、納得の造り!庭園(?)から見る、外階段と建物とのあの景色が大好きなんだよなあ。めちゃくちゃカッコいいの!散歩も気持ちいいし~。やったね、新しい発見だ。嬉しい!!オペラシティもそうだった!!かっこいー。

話は戻って、「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展は、つまり、ほんと、色んな意味で新しい展覧会体験をさせてくれました。各国巡回、世界中で大絶賛って、だてじゃないわ!!

やっぱり、メゾンを始めた当初のディオールのニュールック&デッサンが見れたのが嬉しかったです。
あの、腰をキュッと絞ったAラインが素敵だよぃ。綺麗だよぉ。最高だよぉ。シンプルだけどフォルムの美しさがピカ一!カットからタック、とにかく美しさが際立ってて素敵過ぎです。更に、実物を見ると結構手作り感が見て取れるから、小躍りしちゃった。うっとり。

「Bar」


現在のデザイナーマリア・グラツィア・キウリにおける「Bar」シリーズのジャケットに至るまで、彼の意志を次いだデザイナー達が脈々とディオールを受け継いでいるその歴史も含め、見応えしかない!てか、ディオールのデザイナーとなってしてもなお、自分を失わないジョン・ガリアーノって恐ろしいってなって思いました。もはや、「ワンピース」(尾田栄一郎)かよ!ってなったし、なぜか。
サンローランのドレス、エレガント~、好き~。

で、印象的だったのが、アトリエの展示でした。
もしかしたら、否、もしかしなくても本展覧会で一番感銘を受けたと言ってもいいくらいです(故にトップ写真に上げました)。
ドレスを手掛ける前のデッサンから型作られた原型。正に先日映画(ミセス・ハリス、パリへ行く)で見た8区のモンテーニュ通り30番地のアトリエを再現したかのような真っ白な空間に並んだ純白のコットン生地で職人さんたち仕上げたドレスの原型たちは、圧巻!!すんごいゾー!!!
計算しつくされた形の美しさ、こだわりのデザインに目を見張りました!!原型なんて言ってられん!そのままでいい。そのままで充分ってなります。

「私のドレスは、女性の身体の美しさを引き出すための儚い建築なのです」

クリスチャン・ディオール


とのお言葉。ほんと、ソレでした・・・。
クチュリエ・・・。そう、ご本人のみならず、職人さんをひっくるめて、夢のクチュリエ・・・。

あと、関係ないけど、日本と縁があったのも、意外でした。50年代当時、大丸で受注生産していたんだって。驚き!興味深いですね!!ショーも開催されてた~。いいな~。解釈の相違から生まれる和モダン、最高かよ。

高木由利子さんによる撮りおろしフォトも素敵過ぎました!!てか、高木さん、かっこE!!!

初期から現在までのドレスが一堂に会するなんて、ホント夢みたい。この機会、逃すべからずです。幸い、5月末まで続きます。せっかくのチャンス、お見逃しなく!!しか言えない。本当に素晴らしいから見とけ!!しか言えない。しのごの言わずに行っとけ!!しか言えない・・・。

2階分に飾られたドレスの数々

目玉の1つ(?)と思われる大型展示の様子をもう1枚貼っときます。実際見た時の興奮と感動は100万倍です!

ということで、推します。

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