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憧れのあの人になりたい。


今日は大石哲之さんの「コンサル一年目が学ぶこと」。

この本は新卒で入社した方やこれから仕事に対してやるぞ、学ぶぞと思っている方皆さんにオススメしたい。

書かれていることを意識するだけで「ビジネスの感」みたいなものがすごく磨かれると思う。最初にそれをクセにしておけば、必ず「できる人」になる。


そんな私は新卒の時にそんなような話を聞かされ、よし身につけるぞと思ったものの。目が回るような忙しさにすっかり忘れ、今に至る。

だからお家にいる時間が増えた今、またイチから見直したい。そしてこれから読むあなたには私のようになってほしくないな。


本書にも記載のある通り、「コンサル」とあるもののその仕事力は様々な業界・業種に通じることがある。ここでは特に私が大切に覚えておきたいと思ったことを紹介する。


01 結論から話す(PREPの法則)

Point=結論 Reason=理由 Example=具体例 Point=結論の繰り返し

慣れないうちはすぐに取り繕って話さず、待ってもらって整理して話した方が実はよい場合もある。上司に何か聞かれた場合も言い訳から入らず、「できてません」など簡潔に答えた方がイライラされないパターンが多い。

忙しい上司が知りたいのは「事実」のみだからである。


09 上司の期待値を超える

上司から仕事を振られた時、その場で確認しておいた方が良いポイントが4つ紹介されている。

①その仕事の背景や目的

これを確認しておくことで調べたが見つからなかった場合にも対応できる

②具体的な仕事のイメージ

数字でこのくらいで良いですか?と具体的に提示しておくと認識の違いがない

③クオリティ

3日の100点か、3時間の60点かクオリティとスピードのバランスを聞いておく

④優先順位・緊急度

異なる人から指示を受けたら新人は自分で判断せず状況を説明する


12 雲雨傘提案の基本

(事実)雲が出ている (解釈)雨が降りそう (アクション)傘を持って行こう

・「雲」だけで提出すると「だから何?」と言われる。自分の解釈も合わせて伝えないと意味がない

・「傘」だけを報告すると「なぜ?」と言われる。その時に複数あるアクションの中で「なぜそれを選んだのか」をセットで伝えることが大切。

・事実と自分の意見を区別して伝える


13 仮説思考

リサーチは仮説とセットで行うことが効率的。リサーチは検証作業。

<自分の意見をもつ方法>

情報のタイトルを見て答えを知る前に1分だけ自分で考える時間をつくる

正解を覚えようとせず、間違えることを恐れない。


16 文書作成の基本、議事録書きをマスターする

新人の仕事に議事録書きは定番。

まず、会議の際にアジェンダ(議題)を設定する。

正しいアジェンダとは、どういう結論を出すべきかというゴールイメージを列挙したもの

議事録では、

・日時 ・場所 ・参加者 ・アジェンダ

・決まったこと ・決まらなかったこと

・確認が必要なこと ・次回に向けて(誰がいつまでに)

を描くのがマスト。補足事項としてキーパーソンの意見をまとめる。


この他にもたくさんの1年目に必要なテクニックや心構えが書かれている。

例えば、お願いされて調べたが何も出てこないとき。

調べ続けるのではなく早めに相談し方向性の確認をした方がリスクが減る。

例えば、効率的な仕事にはショートカットキーが重要。


最後に、私がより心に留めておこうと思った内容があったので紹介して終わりにしようと思う。

コミットする対象は、常にクライアント。クライアントを起点に考え、彼らの求めるものを約束どおりに実現する。

1年目ではどうしても上司や先輩が自分のコミットする対象となってしまう。しかし、それは間違いだ。クライアントとの約束の期限やクオリティのためならどんな手を使っても、たとえ上司に怒られたとしてもそれを最優先させるべきである。


分かってはいても最初はできないことだらけ。

でも、はじめのうちにこの本の中に書かれているようなことを意識して失敗するのと、何も考えずに失敗するのでは全く違う社会人になるだろう。


心からそう思ったので、気になった方は是非。