両親にウサギのぬいぐるみを買ってもらった。

30歳を目前に控えたからか、最近漠然とした不安の存在感がすごい。漠然としているくせにめちゃくちゃ存在感があるの、何?
この不安は、ずっと前から確かにあったものなんだけど、最近特に存在感がえげつなくて、オマケに気分の浮き沈みも激しくて、辛い。
こうした「何とも言えない辛さ」をどうすることもできない事を私は非常にまずい事態だと受け止めた。
なので、まず己のために、己の感情を、素直に、文章という形で、身体の外に出すという行為をできるようになろう。という活動(己を助けるための、よりよい人生を目指すための)としてこれを記す。日記だとか、ナントカお題目的なものをつけて張り切って始めると身構えたり嫌ンなったりして放り出すのが目に見えているので、この行為に名前は付けない。ただ「己のよりよい人生のために、素直な感情を言語化する」活動とする(こういう説明めいたことも、本当はあまりしたくない)。
1年後、3年後の自分が今の私を抱き締めて「ありがとう。お前があの時ああしてくれたから……」と言ってくれたら嬉しい。それはあまりに大それている感じがして、少し危ないかもしれないけれども。

私は親から定職に就いていないと思われていたらしい。らしいというのは、私の母はマトモに働いた事がないし(やや乱暴な表現)、親戚にも、いわゆる「勤め人」がほとんどいないため、社会人というものに対して色々な認識の違いがあったのかもしれないという曖昧な、グレーな感じ。ともかく、大人として、安定していないと、自立していないと思われていた事に間違いはない。心中は複雑だった。これは、後々別で書くと思うけれども、訳あって私はこの歳で実家暮らしをしている。正確には、一度家を出たが、戻って来て、一応そこそこの金額を家に毎月支払って生活をしている。
親からしてみたら、実家にいる時点でお金を入れていようが、家事をしていようが、自立をしていると認識出来ないのは当然だと思う。納得の評価だな……文章にしてみると、改めて。
私はひとりっ子で、しかし甘やかされて育ったとは認識していない。親は商売をしていて、幼い頃から家に居ないことがほとんどだった。細かい事は省くけれども、母親は食事の作法だ礼儀だにやたらと厳しかったし、父親はケチな所のある人だから、世の中の女の子ひとりっ子と聞いてヒトが想像するような甘やかされた贅沢はなかった。子供ながらに欲しいものを口にするのを躊躇うような、そんな感じだった。だから、アルバイトを始めたらすぐにお小遣いはもらえなくなったし、社会人一年目からしっかりお金を家に入れるように言われたし、出戻ってからは何倍ものお金を要求されたけど、抵抗せずに入れている。正直、かなりの負担だけど。

こんだけ書けば分かってくるけど、私は不満を抱えている。たくさんの不安とか不満とか……家や家族に対して、そういうどうしようもない存在に対してどうしようも出来ない「不」をたくさん抱えている。
子供の頃から、自分がひどい環境にいると思ったことはない。殴られただとか、食うに困ったりしたことはないけど、親、家庭、親族……のせいで苦しんだ(今現在苦しんでいる)と思う事が、正直かなりある。これは現実の世界では誰にも言えない。

私はこの年齢になってやっと、自分が大人としてもっと「どうにかしないと」な状況だと身にしみてきた。転覆しそうな船、くるぶしくらいまで水が来て、焦ってる、そんな感じ……?非常にまずい。自分自身が幸福になるために、やらなきゃいけないタスクに全く着手できていないんじゃない?これまで、色々自己啓発系の本とか読んで「なるほどね」と思ってたこと、そろそろ自分のことだと思ってアクションしなきゃなんじゃない?って。ご立派な「何者か」になろうじゃなくて、とにかく、来年の私が幸せであるためにやるべき事があるんじゃない?この年齢までこんなに手探りでもがいて生きてるの私くらいじゃない?だって友達みんな結婚してるじゃん〜!(おめでとう!)
何で私は自分の事だけで手一杯なのよ〜?え〜?っていうか、幸せになりたくてもがいてるのに、今に至るまでなんっっにも手にできてないの、何?何がいけない?
「行動しないのは、本質的に何もしていないのと同じ」って言葉本当にその通りだと思っていて、アレコレ頭で考えているだけじゃなくてなるべくすぐ行動に移すようにしてきた。一年中バタバタと、とにかく「何か」に必死だった。でもなぜだかしっくり来る場所に辿り着けずにいる。どうしてなんだろう。もがき疲れているんだろうか。考えながら動く、動きながら考える癖をつけるように生きて来たつもりだけど、今の私は幸せでもなければ何も持っていない。はあ。悲しい、辛い。頑張っている(はずの)自分が可哀想で、辛い。辛かったし、辛い。こんな生活を終わりにしたくて、なぜだかうまくいかない。

色々あって、不意に仕事の休みが出来て、今こうして文章を書いている。これは神様がくれた時間なのかもしれない。内省、というと大袈裟過ぎるけど、素直な自分の心の声に耳を傾ける時間だと思って、最低限やらなくてはならないこと以外は、少し遠ざけて、のんびり過ごしている。どうかな?神様、違う?違いましたか?いや、資格の勉強と韓国語の勉強はボチボチしてるんですよ。神様、どういうお考えでしょうか?あってますかね私……いや本当に、今このタイミングでこの時間が私に与えられた事にはきっと何か意味がある、でも、そう思ってバタバタと色々な事に着手するのもまた、違う気がする……それを見極めるのかな?難しいよ。人生難しい!!!!わかりません!!神様ごめんなさいね!!もうちょっと時間もらっていいっすかね!?

私はぬいぐるみが好きなんですけど、最近頑張って買わないようにしていました。身の回りのものを減らす活動をしているんです。でも、結構欲しくてウダウダしてたぬいぐるみがあって、今日、その子を親に買ってもらいました。売ってる店を通りかかった時に、親が「パパとママが半分ずつ出すから」ってね。ありがとう。ありがとう!!!!あ〜〜〜〜複雑!

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