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カヤキョイ行きのバス、どこ?

朝。問題が発生した。市街から出発するバスの行き先。自分が行きたいと思っていたカヤキョイ行きのバス。地球の歩き方では8時〜21時まで頻発って書いてあったのにその行き先が書かれたバスが全然来ない。
45分くらい待っても来ない。その時、もう一つ行きたいと思っていた(けれど予定的に諦めていた)ところに行くバスが来た。勢いで乗っていた。そこはビーチとキャンプで有名なカバク。

ただ、カバクに行くまで片道1時間半ほどかかるので、カバクとカヤキョイ両方はきついかもな~と思っていた。バスも頻発とは言え三十分に一本とかだし。
結局、カバクに来てものすごい良かった。宝石ほどきれいなターコイズブルーの海。小浜島、石垣島レベルの美しさだった。
ぼーっと美しさに見惚れながら、歌を歌ったり歌を作ったりしていると、波に呼ばれた、気がした。
「今日中にカヤキョイも行けるよ!」って。

時計を見ると12時15分。バスがどのくらいカバクに来るのかわからないけれど、いけるか!?

急いでビーチからバス停の方へ戻る。よく見たらバス停に時刻表があった。次発12時30分。行けるぞ!!
出発地、フェティエの市街バス停に戻ってきて、考えた。そもそもバス停はここで合っているのか?地球の歩き方、なんせ2019年版だから変更したとかあり得る。(なんでか知らない、地球の歩き方トルコ版最新バージョンが2019年版なのよ)

それで、来たバスの運転手にとりあえず「カヤキョイ?」って聞いてみた。最初に来た運転手は、ただ「No」と言っていたのだが、次のバス運転手が「うちじゃない、Oludenizの運転手に聞け」と言った。ん?どういう……。あ、そうか!もしかして違う行き先表示のバスが、途中でカヤキョイにも寄る、ということなのか!?

あ、上にある標識、よく見たらOLUDENIZの2行下にちっちゃくKAYAKOYって書いてある!たぶんそうだ!!

わたしは次に来たOludeniz行きのバスの運転手に聞いた。「カヤキョイ?」「No,Next bus.」。次に来た運転手に聞いた。「No. 10 minutes later.」おおー、彼らの言うことは当てになるのか?なると信じて、辛抱強く待つ。

ちなみにこの時めっちゃ暑かった。水常備していたから良かったけれど。

次に来たバスに聞く。「カヤキョイ?」「Yes!」。
やったー!と心の中で叫ぶ。今2時半。間に合う!キャキョイを満喫できるぞ!!

半日に渡るカヤキョイ行きバスとのなぞなぞはこれにて幕を下ろしたのだった。

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