医療問題case1_コロナから逃げる開業医と医師会


多くの国民は、医療崩壊を声高々に叫び、国民への自粛や政権批判に明け暮れる医師会に疑念と怒りを覚えているのではないでしょうか。

昨年5月〜10月の収束期には具体的な対策施策を検討したり、政府と議論する時間があったものの、生憎、今となっても医療崩壊を叫ぶ日々で具体的な対策案、感染要因の臨床研究は何らなされていなかった模様です。

「開業医はコロナ患者を(儲からないから、風評被害が懸念されるから、感染リスクがあるから)診たくないのでは」

「指定感染症を2類から5類に引き下げるという点の議論の必要性は自明だが、そうすると国公立病院からコロナ患者が流れてくるので、指定外なので”当院では診察できない”という既成事実があった方が都合がいいのでは」

と、多くの国民が疑問に思うのではないでしょうか?

(指定感染症:https://www.city.sakai.lg.jp/smph/kenko/kenko/kansensho/kansensho/chosashiryo/kansenshohassei.html)


残念ながら、こうした疑念を裏付けるような、発熱患者は自分が主治医だろうが、『うちではみれないから余所にいってください』とたらい回しにされた患者の痛ましい声が絶えません。

【事例1】50歳代女性

早朝に当院に電話がかかってきた。「昨日から高熱があるので診てほしい」とのこと。当院未受診の女性であり、自宅も遠い。知人が当院をかかりつけにしていると言う。その後、女性は再び当院に電話してきた。改めて聞いてみると「かかりつけ医を持っている」と言う。しかし、2週間前に微熱で受診したときに「コロナの可能性があるから自分で別の医療機関を探すように」と言われ診てもらえなかった。しかも、その診療所で処方してもらっている降圧薬も切れたままだと言う。結論から言えば、当院で診ざるを得なくなり、結果は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性だった。

【事例2】50歳代男性

 脳梗塞の既往があり、近くの診療所で降圧薬、抗凝固薬など複数の薬が処方されている。発熱と倦怠感が出現したため、家人に連れられて車椅子でその診療所を受診した。しかし、「発熱があると診られない。受診先は自分で探してください」と言われ、途方に暮れた。

【事例3】

翌朝、そのクリニックで検査を受け結果は陰性だった。そこでその足で前日に断られた婦人科クリニックを訪れた。ところが今度は「検査結果は必ずしも正しいとは言えない。大阪から来た人は診られない」と門前払いされた。次に総合病院に電話をかけたが、同じようなことを言われた。その後、婦人科、内科、皮膚科など幾つかのクリニックをあたってみたが「大阪から来た人はお断り」と言われ続けた。

引用元:https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/series/taniguchi/202101/568744.html

引用元:https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/taniguchi/202101/568653.html


【事例4】引用元裁判官引用

愛知の田舎者だが、まさにこれを味わった一人だ
症状は薬の副作用による栄養失調と、熱感(ただし熱はない)と鼻炎
コロナの可能性は極めて低いと思われるのに、この2つの症状を元に、数か所のかかりつけ内科から「コロナの疑いが完全に無くなるまで来てもらっては困る」と、コロナ対応外来に押し付けられた
その中には、副作用を招いた薬を処方した病院も含まれるが、副作用は専門の病院に診てもらえと言われる始末
当然その前にコロナ外来の診療が必要になる
そして「仮にコロナ外来でPCR検査の陰性が出ても、その後に風邪のような症状を感じるなら、完全に陰性と証明できるまで来ないでほしい」と来院拒否を通告された

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed58cd377da861da7a766585e93554e2b4f231e

平時では、国立病院等の受診には紹介状の発行権限を主張して、

まずは主治医を通す仕組を作ってきました。

そして、コロナの緊急時、まさに、主治医に、診て欲しい、診れないにしても、対応可能な病院を教えて欲しい状況では、

『発熱外来はいまは診れない』、『受入可能な病院は知らない』

と、50代で、持病を抱えた患者に冷たくあしらう。

また、医師法19条1項には応召義務が定められています。「正当な事由」がない限り、医師は患者の診療の求めを拒否できないと規定されています

発熱患者お断りは、この応召義務にも反するのではないでしょうか?

この現状こそが、医療崩壊ではないでしょうか。

医療のモラル崩壊ではないでしょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?