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私の愛猫にも美味しいごはんを。PETOKOTOスタッフ念願のキャットフード開発、始めます!

こんにちは。ペットウェルネスカンパニー「PETOKOTO」の執行役員COO井島です。今回、私にとって、メンバーにとって、そして願わくば猫の飼い主さんにとって、念願となるプロジェクトを発表することができました。

その名(?)もキャットフード開発プロジェクトです🎉

このリリースと同時に、一緒に「猫のための理想のごはん」を目指してくださるニャドバイザーの募集開始しました。リリース後数日で応募数は100件を超え、皆さまがこのプロジェクトに大きな期待を抱いてくださっていることが分かり燃えております。

今回、私たちは飼い主さまではなく、猫たちのご意見を集めることを重要視しています。飼い主さまは「代弁者」という意識で愛猫の様子をヒゲの動き一つまで注意深く観察し、私たちに共有いただきたいと思っています。7月31日まで募集しているので、ぜひご参加ください!

この嬉しくも前途多難なプロジェクトオーナーを任せてもらえることになったので、このnoteでは「なぜ販売開始ではなく、"開発スタート"リリースなのか」「なぜドッグフードに集中しないのか」「私自身の開発への想い」などを記録していきたいと思います。

フレッシュペットフードPETOKOTO FOODSとは?

まずは大前提のPETOKOTO FOODSについて少し紹介させてください(知ってるよ!という方はスキップを👍)。

2020年にサービス開始したPETOKOTO FOODSは、日本中の愛犬に豊かな食体験を届けることを目指して開発されたフレッシュタイプの総合栄養食です。

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全社員でお客さまインタビューを実施したり、実際に試食してみたりを繰り返し少し、ずつアップデートを重ねてきました。その結果、2年間で1000万食を突破し、継続率は92%超。今では光栄な賞をいただく機会にも恵まれています。

【受賞実績】
スタートアップカンファレンス「IVS2022 NAHA LAUNCHPAD」優勝
東洋経済 すごいベンチャー100(ドッグフードサービス史上初)
2020年度グッドデザイン賞(ドッグフードサービス史上初)
総務省主催「異能ジェネレーションアワード」特別賞(ドッグフードサービス史上初)
日経トレンディ スタートアップ大賞 優秀賞(ペットサービス史上初)

ただ、数値を霞ませるほど嬉しいのが、実際にお客さまから届く”声”です。

PETOKOTOには #foods_cs_share というslackチャネルで、お問い合せやSNSを通して届くお客さまの声をシェアし、情報・意見交換を行う場所があります。

偏食に悩むお客さまの「食べました…!」という報告を喜び、機能へのご意見をまとめて施策に活かし、マーケティングチーム、開発チーム、プロダクトチーム全方面で、飼い主仲間でもあるお客さまの声のそばにいることを大切にしています。

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サンプルが届くと、まず人間たちが試食。そんなチームで、今回は猫たちに届ける「猫のための理想のごはん」を追求していくことになりました。

私の愛猫サンとの出会い

ここで少し、私と愛猫の話をさせてください。恐らくフレッシュ"ドッグ"フードのイメージが強い弊社ですが、実は社員の半数は猫と暮らしており、社員犬の頭数よりも社員猫の方が多い現状なのです。

みんな個性的で本当に真剣に熱烈にかわいい子ばかりです。slackに愛猫の写真が載ると心なしか「🥺」スタンプが増える気がします。

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私は子供の頃から愛犬2匹と暮らしていたので、愛猫のサンを迎えるまで猫と暮らしたことはありませんでした。数年前に愛犬のマーク(17歳)が大往生で亡くなり、人からも、自分でも「十分長生きしたから」と言い聞かせていました。しかし初めて味わう家族との別れに気持ちが追いつかず、喪失感は想像以上でした。ふと涙が流れては自分の感情の起伏に戸惑う日々を送っていました。

そんなとき、プライベートで保護活動を行う社員のやまもさんから「年末年始だけ預かって欲しい」と1匹の黒猫を預かることになります。これが愛猫のサンとの出会いでした。

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この写真は、我が家で預かってから初めて自分からケージから出てきたところを撮ったものです。「ハッ!気づかれた!」という表情に「なんだこの愛おしい生物は…」と萌えていました。猫ってポーカーフェイスだと思い込んでいたのですが、実際はそんなことないんですよね。

ただ、当時は迎える気ゼロ。それでも、少しずつ「こいつ…信頼できるのでは…?」「ちょっと甘えてみようかな…?」と頑張って心を開いていく姿を見ていたら、「この信頼を裏切りたくない」という思いが芽生え、家族や保護主のやまもさんと相談の上、迎えることになりました。

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心配した先住犬アレックスとの相性は良好。というよりか、サンの片想い状態になりました。鳥型、ネズミ型のおもちゃをそっとアレックスの側に添えるなど、愛おしすぎて胸が苦しくなる瞬間もあります。

交流こそ少ないものの、18歳と3歳の良い凸凹コンビになっています。サンが家族になるまでの出来事は「人間側が覚悟を決めてなくても舞い込んでくる縁はあるんだな」と思うきっかけにもなりました。

ただ、ずっと犬と暮らしてきたこともあり、猫が家の中で生活していること自体あまり想像できなかったのが正直なところでした。一緒に過ごしていく中で、犬と猫の生活習慣の違いや必要な環境の差を肌で実感しました。

横移動がメインの犬と比べ、縦横無尽に空間を制圧する猫(+若い)パワーに感心しながら、荒れた家を片付け振り回される日々がスタートしました。花瓶は倒され楽譜は破られ、高めのお皿も割られてたところで我が家のレイアウトはだいぶ変化してきました。

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ちなみに、ここで猫に翻弄される快感を覚え始めます。猫と暮らす人が嬉しそうに「もう下僕だよ(笑)」とか「飼ってるというより、仕えてる」といった類の迷言を発してる場面に遭遇したことはありませんか? あれ、本心ですし、何なら願望ともいえるかもしれません。

そんなこんなで新しい家族として一緒に過ごす中で、今回のプロジェクトを受け持つモチベーションにもなったこと。それが愛犬アレックスと愛猫サンの食事の差です。

愛犬・愛猫のごはんの差で生まれた、キャットフード開発への想い

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愛犬のアレックスは18歳なので体調を崩すことも多々あるのですが、そんなときもPETOKOTO FOODSのポークは気に入って食べてくれます。食欲不振のときに食べてくれる一口って、本当に救われるんですよね。しかも食材自体の品質やAAFCOの栄養基準を満たすクオリティは、飼い主としても「これを食べておけばまず大丈夫」と、とても安心できます。

愛犬に家族クオリティの食事を与えられていることが嬉しい反面、愛猫のサンに関しては、未だに食事の正解が見つかっていない状況が続いています。

元々野外で生まれた子なので警戒心は強く、(猫としては)一人っ子のため食事に対して焦りもなくのんびりタイプ。社内のペット栄養管理士がお勧めするフードを与えてみても、華麗なスルーを披露します。

愛犬だけではなく、愛猫にも健康的なごはんを美味しく食べて欲しい。この想いを蓄え続けた2年間でした。そして今年ようやくキャットフードプロジェクトが始動し、私はもちろんのこと愛猫家であるメンバーも「猫のための理想のごはん」のために念願の一歩を踏み出すことになったのです。

開発リリースまでの社内の動き

愛猫家・キャットラバーが多いPETOKOTOでは、PETOKOTO FOODS正式リリース直後から「はやく猫も作りたいなぁ」「キャット用のチャネル先に作っちゃおう」と行動が起こっていました(このときはまだ「ペトこと」って言ってるの懐かしい)。

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キャットフードプロジェクト始動に伴い、社内では3チームが編成されました。キャットフード自体の開発を先導するプロダクトチーム、販売開始に向けてシステム開発を行う開発チーム、皆さまに開発状況を透明性を持ってお伝えするプロモーションチームです。

7月23日にはPETOKOTO FOODS公式Instagramで開発記念ライブを実施しました。なんとニャドバイザー代表として徳井義実さんが特別ゲスト出演をしてくれることに!

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各開発状況もPETOKOTO MEDIAやSNSで開発レポート掲載していく予定です!ぜひフォローしておいてくださいね。開発記念ライブもアーカイブから閲覧いただくことが可能です。

🐱PETOKOTO MEDIAはこちら
🐱PETOKOTO FOODS公式Instagram / 記念ライブ視聴はこちら

なぜ開発段階でのリリースし、一般公募でニャドバイザーを募るのか?

サービス的には開発自体は社内で完結させて販売開始に持っていくのが一番スピーディではあります。ただ、私たちが目指すのは「"猫のための"理想のごはん」です。

元々新しいモノ・コトへの警戒心が強い猫たちが多く、「置き餌」という言葉があるほど、猫の食事管理を人間側でコントロールすることはまだ一般的ではありません。しかし愛猫に与える食事も、食事量も管理し、健康につなげることができるのは飼い主さんだけ

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取締役CVO兼獣医師の佐藤によると、猫は自分が脱水状態にあることを自覚しにくいといわれています。尿路結石や腎臓病については多くの猫の飼い主さんも懸念していると思いますし、対策としての水分量の担保にも苦心しています。

PETOKOTO FOODSで開発しているフレッシュフードは一般的なドライフードと比べて水分量が70%以上あります。猫特有の悩みを解決する選択肢になることも目指したいと考えています。

そのため、一般公募でたくさんの猫たちと飼い主さんにニャドバイザーとして参加いただくことで、商品開発に生かし、"猫たちが食べてくれる"新鮮で美味しくて健康的な「理想のごはん」の開発を推進していきたいのです。

七海さんプロフィール画像_re

ちなみに、第一弾として社員猫たちに贈られたサンプルは、想定内とはいえ、警戒したり食いつきが悪かったり、多くの課題が見受けられました。

キャットフードプロジェクトオーナーの愛猫であるサンも、忖度を知りません…(笑)

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栄養バランスが良くても、実際に食べてくれなければ良さは活かせません。

ただ、第一弾の検証でも「食べなかったけど、普段の食事に混ぜたら食べた。慣れかも」「他の(同居してる)猫が食べたらつられて食べ始めた」「初日は食べなかったけど、翌日から興味を持ち始めた」など、単なる嗜好性だけではなく、猫の性質を理解した上での「与え方」も模索する必要性が垣間見えたのです。

今回、メインビジュアルに使用したこちらの画像は、あえてお皿の上に何も食材を置きませんでした。それは、まだどんなものが「理想のごはん」となるか未知数だからです。

このnoteが過去作として振り返られる時、このお皿にはどんなごはんが添えられているのでしょう。その理想のごはんを、ぜひ一緒に作っていただけると嬉しいです。

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=== ニャドバイザー募集中 ===============
今回重要視しているのは、飼い主さまではなく「猫たちのご意見を集める」こと。そのため、飼い主さまは代弁者という意識で愛猫の様子をヒゲの動き一つまで注意深く観察し、私たちに共有いただきたいのです。これは猫たちにとっての「理想のごはん」を追求するためです。

・人間の目に美味しそうに映るかではなく、実際に美味しく食べてくれているか。
・食いつきだけではなく、猫の食性・必要な栄養を満たせているか。
・掃除が楽かではなく、食べやすそうにしているか。
・与え方の楽さではなく、愛猫の食事量・食欲の変化に気づけるか。

この方針に共感し、猫たちにとっての理想のごはん作りにご協力いただける方は、ぜひ以下の応募フォームよりご応募ください。

■PETOKOTO FOODS公式ニャドバイザー応募フォーム
・ご応募/詳細はこちら:https://forms.gle/e7iNdf3bgu8AEp4M7
・募集期間 7月31日23:59まで

お気持ちだけで嬉しいです!人と動物の共生社会のため、日々メンバーと頑張っています。もし良ければ私たちのサイトに遊びに来てください! → https://corp.petokoto.com/