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文章なんて苦手だ⑥ 最後

文章なんて苦手だ。

何度も言うけど、文章なんて苦手だ。

作品が全て。
絵を見たらいいじゃないの。

「そんな文章や蘊蓄、コンセプトなんて誰も見てないし読んでないよ!」

そう言われたこともある。
完全に同意ではないけど、そんなこと私も少しは考えてることだ。
でも私はかなり言葉を頼りにしているし、物語を頼りにしているんだから仕方ないじゃないの。言わせてよ。

結論はないけど、石原はこんな感じでかなり言葉を頼りに日々絵を描いている。
文章や言葉を頼りにして展示や作品に向かう順序?方法?手法?をとっている。
成功してるかはわからないけど、自分なりの構築がある…ということ。(それは物作りをする誰でもそうかもしれないけど。)

そんなことをして、物語を読んで資料と向かい合ってもじゃもじゃといろいろと考えても30%も作品や展示に反映していない気がする。
だけど「そうしたいから」こんなふうに文章や作品を降り積もらせることをいつも繰り返している。

作品が第一なのは間違いない。
でも得意不得意は関係ない、文章として拙くても書いて残すことを結構大切に考えている。

だって
作品にして誰かに見せること。
文章で残すこと。
それをしなければ「なかったこと」とになってしまうから。
存在させてやりたい。

でも、文章なんて苦手だ。

※2020年秋の照恩寺での個展の様子。
壁を傷つけられないので、屏風風にする、着物の作品を展示する、鴨居を利用する…などなど。

※平面作品から帯や着物に描かれた波や海が繋がりを持つように展示した。

一連の思考順路と作品と展示のことを初めて語ってみた。長々と6回シリーズで。

もし読破した人がいたら偉い。

感謝しかない。

ありがとうございました。ほんとうに。

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