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家族からコロナが出た話①

3月15日、この日、私は卒業式に出るはずだった。

私は中学校教員で15日は卒業式。音響を担当していた。
先生方と決めた入場曲、退場曲、授与式の時のオルゴール曲。

何より1年間一緒だった生徒を送り出したかった。


けれどそれは叶わなかった。

日曜日、母が濃厚接触者だと言われた。

母はみんなに言うのではなく、ボソッと呟いた程度だった。
私はそれにイラついた。
教育現場にいて大事な時期だと言うのになんで報告しないのだと。

次の日(月曜日)は卒業式の総練習。なんとしても行きたいが、私が行って、もし感染者になっていたら・・・と考え、管理職に判断を仰ぎ、月曜日は欠勤した。

そして15日の卒業式も母の陰性が確認できないため行けなかった。

どうしても自分の与えられた役割をこなしたかった。
何より、生徒たちを送り出したい気持ちでいっぱいだった。

15日、10時ぐらいに母が喉と頭が痛いと言い始めた。

症状が出たか、と思った。

お昼頃に病院でPCR検査を受けた。

帰宅してからは呑気に昼からビールを開けて飲んでいた。
しかもリビングで。

濃厚接触者、そして感染しているかもしれないのに、自主隔離もしないでリビングのテレビを見ていたのだ。

ありえない。ありえないことをするのがうちの母親である。
ちなみに、ありえないことをする=面白いことではない

本当に考えられないことをする。
そして、ばか、あほと言うくらい頭が弱い。

なんて言ったって、私が月曜日の総練習に参加できないことに落胆していたら、「え、でも、そんな感染した人と関わったのは金曜日だし、熱もないから大丈夫だよ。行って来なよ〜」と言ったのだ。

おかしいだろ!!!!!!!!!!!!!!

自分が感染者だったらどうするんだよ!どう責任取るんだよ!

私は月曜日に欠勤して正解だった。(彼氏のおかげでもある)

そして、今日の午後、結果の電話が病院からあった。

陽性だった

自室にいてその言葉を聞いた私は、何かの間違えであって欲しいと思った。

けど、間違いではなかった。

私はすぐに勤務先に連絡をした。すごく悲しかった。
最後の1週間、生徒に会えない。卒業生も送り出せなかったのに・・・。

管理職は、「こればかりはしょうがないよ。1週間長めの休みをもらったと思ってゆっくり休んでね」と言ってくれた。

電話をし終わった後、母も職場に連絡していた。
けれど、その時もマスクをつけない、リビングにずっといる。
落ち込むが酒は飲む。

お前は何様だ!!

私が急ぎの郵便があり、ポストに投函しに行き、戻ってきてもマスクをつけていなかった。

その上、帰宅した父と話す時もマスクをつけない。
兄ともマスクをつけないでしゃべる。

一体何を考えているんだ!!!!!!
あれだけ、ニュースでも、職場でも感染予防のことを言っているのに、どうして家ではできないんだ!!!!!!!

腹立たしい気持ちが大きくなり、私は自室にこもった。
周りが寝静まったら行動しようと思った。

しかし、またもやここでイレギュラーなことが発生する。

父親が職場に送るデータのやり方を教えて欲しいと言い始めた。
こんな時にかよ。
自分でやれよ。

パソコンからのメールの送り方も分からない。
メールアドレスも打って欲しいと言い始めた。
いい加減にしろ。

なんなんだお前ら。
自分の親だが、危機感なさすぎ、自分勝手すぎ。

怒り心頭。


しかも母親なんてリビングで寝ている。
和室に行けよ。
自分で隔離しろよ。
家族感染になったら、お前が原因なんだからな!

自分の親であるが、ここまでバカなのはいるだろうか。
親になぜ、隔離しろだの、言わなきゃいけない。
自分で気づけよ。

きっとこのままだと家族感染は時間の問題である。
呑気な母、何も考えないで鼻マスクをする父。

ばかな行動もほどほどにと言いたい。

どうしたら、そんな行動ができるのか分からない。
考えても答えは見つからない。
私はどうすればいいだろうか。

ダメもとで実家をちょうど離れていた弟に電話をした。
ことの状況を説明すると、「俺から言っとくわ」と。

母は弟の言うことは聞く。
弟もそれを知ってか「俺からオカンに言えば多分言うこと聞くから。」と言われた。
なんと心強い!ちょっと笑ってしまったが(笑)

弟とはあまり話をせず、会っては喧嘩ばかりの時期もあったが、ちょっと話ただけで大人になっていた。

明日は弟に期待しよう。
そして、家族感染を防ぐためにできることをしよう。

弟がいてよかったと心底思った。
夜中の1時に弟に電話したことでやっと私の怒りはおさまった。


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