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家族からコロナが出た話③

昨日、弟がホテルに避難した。
弟は4月から医療従事者になる。

4月1日からの勤務に備えてビジネスホテルへ避難。
2週間も泊まるとなると6万円ぐらいかかった。

私がクレジットで支払い、荷物をまとめホテルへ。

唯一の話がわかる家族がいなくなってしまう寂しさと、残された家族とこれから過ごしていかなければいけない疲労感とがあった。

家族が多くいても、家族でコロナ禍の状況を理解できていなければ、感染拡大をしてしまう。
私の家は、コロナに対しての知識が不十分で感染拡大の危機があった。

弟と一緒に感染拡大をしないようにしていたが、弟はビジネスホテルへ。
私だけではもうどうにもできない。

兄はテレビを見ながらご飯を食べ、一向に部屋に戻ろうとしない。
父親はご飯を作るのをめんどくさがり、やらなきゃいけないことを教えたのに、できないから拗ねた。
感染した母親は隔離部屋から出てこようとするし。



なんなんだこれ。
カオス!!!!!!!!!!!!!!!!!

この状況、非常にめんどくさい。

家庭内で陽性者が出た、濃厚接触になった人はどう過ごしていたのだろう。

どんな状況だったのだろう。
どんなことを考えていたのだろ。


この日の夜、私は寝れなくなった。
夜、寝るのが怖い。
朝になったらまたご飯の用意をしなければいけない。
だったら、夜寝る時間を遅めて、朝起きるのを遅くすれば誰かがやってくれると思った。
深夜3時まで私は眠れなかった。


翌朝、11時ごろに目が覚めた。
しっかりと寝れなかったからか、頭が重かった。
茶の間から聞こえるのは父親と母親の声。
母親はドミノピザが食べたいと言っている。
LINEで私に注文して欲しいとメッセージが入っていた。
けれど、なぜ私が注文しないといけないのだ。
自分で注文して受け取りは家にいる誰かがやればいいのにと思った。
私は注文していないことをスタンプで送った。
送ってないことを知ると母は父に頼んだ。

もうやめてほしい。
コロナになったのは仕方ない。
けれど、何も動かないでいて欲しい。
これ以上負担をかけるな。





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