シナリオレッスン〜『アイ・フィール・プリティー!』編〜 ※ネタバレ注意
みなさんこんにちは。
株式会社LOCKER ROOMの比暮ななみです。
時は過ぎまくり、今更にはなりますが、シナリオレッスンの第二弾を公開したいと思います。
余談ですが、先日クリストファー・ノーランの『INCEPTION』を観ました。
ノーランが脚本も監督も務めている作品で、ディカプリオ様が主演、渡辺謙さんも出演しています。
とにかくおもしろすぎて開始15分、つまりセットアップが終わったらへんで「やば、おもろ」と自然と声が出ちゃってました。
まず設定が神ですよね。「夢から盗む」
ただこの設定、思いつくまでは誰もがしたことがあるものかもしれない。そこからの詰めがすごいんです。
見ていて、「?」とならない設定と程よい説明の仕方、無理に言及しないところはしないでスピード感を出す、根底には愛を置き、主人公の行動に感情移入させて違和感をなくすなどなど……
あとはノーランらしい含みを持ったENDも最高ですね。。。
ノーラン作品といえば「構成が複雑だ〜」などと言われていますが、これはかなり分かりやすかったと思います。『バッドマンビギンズ』よりは複雑でしたが。
ノーランの作品はまず時系列を順に作り、そこからブロック分けして組み替えていく、と言うようなかなり論理的な手法を取っている思っていて、だからこそ『Memento』や『TENET』のような一度では分かりきれない複雑なものから、『バッドマンビギンズ』のような分かりやすいものまで作れるのだろうと思い、緻密さで制しているなぁと痛感させられました。
アカデミー賞で7冠した『オッペンハイマー』も本当に楽しみです。ノーランノーラン!!
私も他人から「やば、おもろ」と思われる作品を作るために今日も生きようと思いました。
そんな話はさておき、本題に入ります。
本日は、弊社で行なったシナリオレッスン〜『アイ・フィール・プリティー!』編〜をお届けします。
そもそも「シナリオレッスンとはなんぞや」という方は以下の記事もご覧いただけると嬉しいです。
今回のシナリオレッスンでは、題材に『アイ・フィール・プリティー!』という作品を取り上げました。
この映画は、キャラクターアークの中のポジティブアークという、いわばハッピーエンド主人公成長型映画の中で「分かりやすい」と言われているものです。
この「分かりやすさ」というのは、主人公が自分の悪いところを見つめ、それを直せているところにあると思っています。
直せた場合、映画の最初と最後で主人公が成長し、キャラ変のような状態が起こります。
この作品は、まさにその「分かりやすさ」がピカイチでした。
とある出来事をきっかけにどんどんと変わっていき、自分を見つめ直す主人公は素敵!!
では、早速分析の紹介をしていきます!
※※以下からの分析は、ネタバレを含みますので、ご注意してください※※
BS2分析
ここからは、BS2分析とキャラクターアークに分けて分析結果を記していきます。
※あくまで弊社内での分析結果なので、これが正しいとは限りません
第1幕
オープニングイメージ
オープニングイメージとは、「映画のスタイル」「雰囲気」「ジャンル」「スケール」を表すところです
主人公レネーは最初にエアロバイクフィットネスに向かいます
この時点で痩せたい人なんだろうな、と観客は理解します
また、そのエアロバイクフィットネスで、主人公レネーは大きなサイズのウェアを借りるのを恥ずかしがったりするので、体型を気にしていることが分かります
さらにはエアロバイクが始まると、ウェアのお尻の部分が激しめに破けてしまいます(パンツがけっこう見えるほど)
主人公レネーは恥ずかしさを極め、その場から立ち去り帰っていきます
ここまでがオープニングイメージで、太っていることを気にしている主人公のちょっとコメディーっぽいスタイルな映画なんだろうな、と言うことがここまでで観客は掴むことができます
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テーマの提示
テーマの提示とは、誰かがテーマ (問題提起)を口にする部分のところのことです。 大抵は主人公以外の人物がそれを口にします
ネタバレにはなりますが、この作品のテーマは「ありのままの自分を好きになる」と言うところだと考えています
そのテーマを冒頭部分で指摘している場面があります。それは友人との写真撮影会です
「男性の求めるタイプは人それぞれ」「きっと趣味の合う男性もいるはずよ」と言う言葉を友人から言われます
つまり外見を飾らずとも、中身で自分を見てくれる人はこの世の中にいるんだよと言うテーマを友人は教えてくれます
しかし主人公のレネーはその発言に反対し、「プロフィールなんて誰も見ない。全て写真で判断される」とルッキズム全開の言葉を吐き出します
主人公受け入れなければならない真実(テーマ)をここでしっかり拒否し、自分の中の「美人でなければ誰からも愛されない」=「自分には魅力がない」と言う嘘にまだ閉じこもります
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セットアップ
セットアップとは、メインストーリーに登場する人物を紹介する (悪役や脇役など)役割と、 主人公に欠けている部分を映像で見せる役割があります
自分と似たように太ってる友人と、可愛くはない友人2人を冒頭に出しておきます。この2人が後々主人公レネーが心を変えるきっかけとして大事な役割を果たすので冒頭に出し観客に覚えてもらいます
また主人公レネーの欠点は先ほどの「テーマの提示」にもあった通り、「自分には魅力がない」と思っているところです
それゆえにアパレルに行って大きな服を勧められると落ち込み帰ってしまったり、赤ちゃんに泣かれては落ち込んだり、居酒屋では弱気になり飲み物の注文に割り込むことができず、どんどんと人に抜かされてしまいます。また仕事も本社ではなく寂れた倉庫のような支社で働き、憧れの本社へ出向くことは「恥ずかしいから」「馬鹿にされるから」と拒否しています
これら全ての出来事は全て、自分に自信があれば、そんなに気にならないことなんですよね。けれど、主人公レネーは自分に自信がないと言う欠点があるゆえに全てに落ち込んでしまいます。
しかし、主人公レネーは自分に自信がないから落ち込んでいるとは思っていません。「自分が美人じゃないから」だと思っているのです
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きっかけ
きっかけでは、ここまでの古い世界を壊すきっかけが起きます
さらにそのきっかけは、主人公にはあまりいい気がしない出来事を起こして拒否させることが大切です
この作品だと、主人公レネーの憧れだった本社の受付係を募集していることを知ることがきっかけになります
その募集要項には「スタイリッシュで自信に溢れている」や「ブランドの"顔"として立てるもの」と書いてありました
普段のレネーは本社に憧れているものの、「恥ずかしい」「馬鹿にされる」と出向くのさえ嫌がっているくらいなので、上記の募集要項を読み「自分は絶対に落ちると思う」とこのきっかけを拒否します
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悩みの時
悩みの時、というのはきっかけが起こってから新しい世界に踏み込むまでに悩んだり、躊躇したりする時のことをいいます
この作品でいうと、きっかけで起きた「受付係の募集」についてウジウジと悩むところです
主人公レネーは、もう一度冒頭に出てきたエアロバイクフィットネスで1人友達を作ります。その友達がモデルのような素敵な女性
友達と薬局にいれば、その友達は男の人から声をかけられナンパされます。一方レネーは全く相手にされない
その経験を通し、主人公レネーはこの友達のような美人じゃなきゃ受付係は無理、と思う一方で、奇跡が起きて自分も美人にならないかなと願うようになります。
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第2幕
第一ターニングポイント
第一ターニングポイントとは、主人公が新しい世界へ足を踏み入れる瞬間のことです
主人公レネーはもう一度エアロバイクフィットネスに出向きます。そこで頭をぶつけて、自分が美人に見えるようになってしまいます(本当は何も見た目は変わっていません)
鏡を見た主人公レネーはもうびっくり。理想の美人に生まれ変わっているのです
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サブプロット
サブプロットとはメインプロットのターニングポイント後の衝撃を和らげながらも、さらにストーリーを前進させるブースターロケット的な役割をするところです
自分が美人になったと錯覚するようになってしまった主人公レネーは、今までの卑下した態度を全て一変させます
友人に会って、「こんなに変わったら気づかないでしょ」的に自信満々で話したり、クリーニングやで自分にナンパしようとしているを大勘違いをして、男の人(イーサン)と電話番号と交換したりします
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お楽しみ
お楽しみとは観客に対するお約束を果たす場のことです
この作品で観客が一番見たいところはなんでしょうか? そう。彼女が美人になったと勘違いして、この世をのし上がっていくことです
美人になったと勘違いしている主人公レネーは、受付嬢の募集に応募し、見事書類も面接も勝ち抜き合格します
受付嬢として働き始めると、ずっと憧れだった本社のCEOエイブリーからアドバイスを求められ気に入られたり、エイブリーのイケメン弟に気に入られたりと順風満帆に世界が動いていきます
また、以前クリーニング屋で出会ったイーサンとは何度かデートを重ねることになり、恋も仕事も絶好調です
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ミッドポイント
ミッドポイントとは主人公が《絶好調》になる(実は見せかけだけの絶好調だが)。もしくは、これ以上悪くなりようがないほど《絶不調》になる瞬間のことです
この作品の場合は《絶好調》になります
該当する部分は、イーサンと結ばれベッドインを果たすところです
まさに仕事も恋も全てを手に入れた最強状態に主人公レネーは陥ります
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迫りくる悪い奴ら
当然、そんな絶好調の時間は長く続きません
迫り来る悪い奴らでは、主人公サイドには内輪もめが発生します。 つまり主人公は頼るものもなく崖っぷちに立つことになるのです
この作品だと、表面上の絶好調に目を向けすぎて本当に大切なものを蔑ろにし、内輪揉めになり、頼れるものを失います
主人公レネーは、冒頭で出てきた友人2人と、裏で紹介性クラブを運営している中華料理屋にいきます。しかし当然レネーや友人2人の見た目ではクラブに入れません。そのままご飯を食べる3人でしたが、レネーの会社の人がやってきてレネーだけクラブに入れてもらえることになります。友人2人の容姿を少し貶し、2人を置いてクラブに行ってしまいます
また友人2人とのグループコンパも、自意識過剰から台無しにしてしまいます
またエイブリーに誘われた商談でボストンに行ったレネーは、イーサンと言う彼氏がいるにも関わらず、エイブリーのイケメン弟から誘われます
だんだんと、何も考えずに居られた絶好調から亀裂が入っていきます
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全てを失って
「全てを失って」パートでは、その名の通り何もかも失う時のような場面のことで、ミッドポイントの《絶好調》とは逆の《絶不調》になります
この作品で言うと、迫り来る悪い奴らでの不吉な亀裂が一気にブチブチッと走り、それが、「シャワー室で転倒し、頭を強く打つことで、今までかかっていた魔法から覚めるところ」で取り返しのつかない亀裂へと進みます
自分が美人に見える魔法が解けたら、レネーはどうなるでしょうか。そうです。「全てが終わった」と彼女は思うのです
そして、失うものはそれだけではありません
彼女はこんな姿では商談も無理だ、とボストンから帰ってしまうのです
また、帰った先で友人二人に泣きつくも、すでに「迫り来る悪い奴ら」で友人二人はレネーにうんざりしていました
そして「もう友達に戻れない」と友人二人に言われてしまいます
さらには最愛の彼氏イーサンとのディナーで、レネーは別れを切り出します
レネーがイーサンと出会ったのは、「自分が美人になった」と錯覚する魔法をかけられた後。その魔法が解けた今、イーサンに合わせる顔など、レネーにはないので止むを得ず別れを切り出すのです
レネーはこうして、言葉通り全てを失います
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心の暗闇
「心の暗闇」は名前の通りここは夜明け前の闇のようなもので、主人公は深く考え、心の奥底を探るもの。全てを失い、闇に葬り去られたような場面を描きます
この作品で言うと、美貌、仕事、友人、彼氏、全てを失ったと思っているレネーが一人彼氏とのディナー先から寂しく帰る場面が心の暗闇だと考えます
一人寂しく帰るレネーは、帰り道にオフィスを見かけます。ずっと憧れだった本社オフィス。やっと働けた本社オフィス。その姿を見ると、レネーは泣きそうになるのでした。
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第3幕
第2TP
第二ターニングポイントでは、闇に葬り去られた主人公がここから立ち直り進むための解決策を見出す場面です
レネーはジムでできた唯一の美人な友達が、エイブリーの作るセカンドラインの商品のモデル選考にいくという話を聞きます
エイブリーの作るセカンドラインとは、より庶民的なコスメラインのこと。レネーは、友達のように華のある美人では購買層に寄り添っていないと思います
レネーはなんとかセカンドラインのモデルを、より購買層に寄り添ったモデルにするために助言を伝えるべく、宅配業者になりきって本社オフィスへと飛び込みます
レネーは本社オフィスの受付に「セカンドラインのモデルは購買層にそったものにしなくちゃ」と告げると、受付から「あなたみたいにね」と返される
ここでレネーは自分がセカンドラインのモデルになればいいんだと思いつき、そして、そのためにセカンドライン発表イベントを乗っとればいいんだと考えつきます
↓
フィナーレ
「フィナーレ」パートでは、第三幕ですべてのまとめをします。第二幕での教訓の学びを活かし、主人公の直すべき点が治ります
レネーは考えた通り、セカンドライン発表イベントを乗っ取ります
レネーは発表イベントでのプレゼンで自分の魔法がかかってた頃の写真を初めてみることになります
レネーはやっと、自分の容姿はずっと何も変わっていなかったんだ、美人になったわけでも、美人から元に戻ったわけでもなかったんだと知ります
そしてレネーは、ありのままの自分を受け入れられるようになり、そしてありのままの自分を受け入れてくれていたエイブリー、友人とも彼氏とも関係の修復に成功します
ファイナルイメージ
「ファイナルイメージ」とは「オープニングイメージ」と対のビートであり、本物の変化を見せる場です。オープニングイメージと対になるようにするのが基本です
ファイナルイメージでも、オープニングイメージと同じ場所であるエアロバイクフィットネスで描かれます
オープニングイメージでは、レネーは自分が太っていることを恥じているような描写で描かれていましたが、ファイナルイメージではノリノリでエアロバイクを漕ぐレネーを映します
レネーが180°変わった様をしっかりと見届けることができ、映画の幕を閉じます
キャラクターアーク分析
次に、キャラクターアークの分析の結果を記していきます。
※あくまで弊社内での分析結果なので、これが正しいとは限りません
キャラクターアークには3つの基本形があります
①ポジティブアーク
②フラットアーク
③ネガティブアーク
今回の『アイ・フィール・プリティー!』は、
自分の体型や見た目に不満を抱いていた主人公が、頭を強く打ってじぶんが美人だと勘違いするきっかけをもらい、様々な出来事に挑戦し、困難を乗り越えます。そのおかげで、その勘違いが解けても、自分のことを愛せるようになる話でした。
まさに、①の「ポジティブアーク」がピッタリのお話ですね。
ポジティブアークだと基本形が定まったあとは、以下の5項目を探って行きます。
①《嘘》
『アイ・フィール・プリティー!』における主人公の《嘘》とは、『自分には魅力がない』だと私たちは分析しました。
だからこそ、主人公は常に「私が美人だったら、人生はもっとひらけたかも」と思い続けます。
②《WANT》
『アイ・フィール・プリティー!』における主人公の《WANT》とは、『美人になりたい』だと私たちは分析しました。
彼女は、憧れの本社オフィスで働けるほどの美人に、男の人に言い寄られるほどの美人にずっとなりたかったのです。
③《NEED》
NEEDというのは実は以下の10種類に分けられると、SAVE THE CATでは教えています。
上記を踏まえ、
『アイ・フィール・プリティー!』における主人公の《NEED》とは、3の『受容』だと私たちは分析します。
あんなに自分の容姿に自信がなく、人を容姿で判断するような人間だった主人公レネーは、最後にはありのままの自分を受容でき、そしてありのままの友人も受容できるようになるのです。
主人公の人生において大切なものは、綺麗な美人になることでは決してありません。綺麗な美人になっても、世の中にはその自分より綺麗な美人がいるかもしれなくて、堂々めぐりになるからです。
ありのままの自分を受け入れてあげることが、大切だとこの作品は教えてくれます。
まさにルッキズム時代の今、刺さる人もいるんじゃないでしょうか。
④《ゴースト》
『アイ・フィール・プリティー!』における、ゴーストは、『いろんな人に馬鹿にされる』『相手にされない』ではないでしょうか。
自分の体型を馬鹿にされたり、自分を一切相手にしてくれない男性など、そういった経験が重なり続けるうちに、どんどん自分の自信を無くしてしまったのでしょう。
その様子は映画の冒頭部分でも少し伺えます。
ただ、このゴーストに関しては、それが芽生えた過去のシーンをしっかり用意してあげなくても、「太っていてそれを気にしていて自信がない」という人間がいれば、視聴者はある程度のゴーストを想像するのではないか、と思います。
ゴーストの種類によっても見せ方は、見せる時間、説明などいろいろ変わってきそうだなと難しさを感じる部分です。
⑤《普通の世界》
『アイ・フィール・プリティー』における主人公の《普通の世界》とは、『外見が大事な世界』だと考えられます。
太っている人は、馬鹿にされ、憧れの仕事には就けず、恋愛でも相手にされない。そんなルッキズム世界が彼女の普通の世界でした。
主人公は、そんな世界を憎んではいませんでした。
憎むよりも、そんな世界で「勝ち組の美人になりたい」という願いが強かったと思います。
主人公はそんなルッキズムな世界を「離れたくない」というよりも「離れられない」が正しいのだと思います。
外見を重視する思考というのは、主人公にこびりついてしまっており、それから離れることは、とても難しいのです。
なので、さまざまな出来事を経て、そこからしっかりと離れられた主人公はとても勇敢な女性だと思います。(同じ女性として)
以上のキャラクターアークをまとめると、『アイ・フィール・プリティー!』という作品は、
だと考えます!
いかがでしたか?
あくまで弊社のプロデューサー陣での分析の見解なので、これが正しい訳ではありませんが、
『アイ・フィール・プリティー』という映画は、構成もsave the catも綺麗に則っており、さらにポジティブアークにも綺麗に当てはまっていました。
だから分かりやすさがあったのかな、と思います。
個人的にはですが、やや構成やアークに則るべくしているあまり、かなり「自分勝手」な人間のように主人公が思えてしまったのが残念でした。
もっと視聴者に主人公のレネーを好きにさせるには、どうすればよかったのだろう、と考えましたが、
今回の「自分が美人になったと勘違いする」というテーマを考えると、これ以上何か挟めばスピード感が失われたりなど他の弊害が出てきそうだな……と。
ただ、エイブリーの弟との関係性は書かなくてもよかったのではないかな〜と思いました。登場回数も少ないですし、男が相手にしてくれる、というのは彼氏役で満たせていますし、それなのに他の男に靡く主人公という反感を買うシーンがほとんどだったな、と思っております(個人的見解なので、容赦ください)
弊社ではこういったシナリオ分析を通じて、「いい物語とは何か」「みんなが理解でき、そして咀嚼でき、その上で心を動かされる物語は何か」をしっかりと勉強していきたいと思っています。
次回は……何にしようかな……考え中です!!!!
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