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急激に増加中?!2.5次元ミュージカルとは?

皆さんこんにちは!
今回は日本初のミュージカル文化である「2.5次元ミュージカル」をご紹介します!

2.5次元とは?

2次元か3次元か

2次元=アニメや漫画などの絵の世界
3次元=人間が動く生身の世界、立体

このように表現されることが多いと思いますが、
この2と3の間である2.5次元とはどんなものなのでしょうか。

現在、2.5次元というとアニメや漫画原作の実写化という意味が強くなっていると感じます。その一方でこの言葉が使われるのはもっぱら舞台の世界です。

2.5次元ミュージカルで最も有名なものといえば、現在もシリーズが上演中の
「テニミュ」でしょう。

その原作再現度から、まさに目の前で3次元の役者が2次元の如く動いていることが由来で
「2.5次元」と言われています。

最初の2.5次元ミュージカルは?

代表作として『ミュージカルテニスの王子様』通称「テニミュ」を上げましたが、
一番最初に漫画を舞台化したのは、
宝塚歌劇団の『ベルサイユのばら』ではないでしょうか。

宝塚という世界観、そして作り込まれたドレスをはじめとした装飾品。
まさにベルばらの世界を舞台に再現したのです。

その後、宝塚ではいくつもの漫画原作作品を上演していますので、
ある種、2.5次元ミュージカルを得意としている劇団と言えるかもしれません。

2.5次元の特徴は?

なんといっても原作へのリスペクト具合、つまり再現度です。

筆者が原作もミュージカルも観たことがある2作品を例に…

「テニミュ」=『テニスの王子様』
まずキャストと役がマッチしています。
やはり顔の造形が近いというのは大事ですね。
いくら若手イケメン俳優とはいえ、キャラに似ていなければ原作ファンとしては納得できませんからね。
そして、セリフが基本的にそのままであることも嬉しいポイントですね!

「生執事」=『黒執事』
こちらは漫画のセリフがそのまま歌詞になっているのがすごいです!
特にセバスチャンとグレル・サトクリフの戦いを2人のセリフそのままに歌詞にし、
劇的な殺陣と共に進行するのは見応えがあります。
そして、ミュージカルオリジナルキャラクターが原作に逆輸入されており、
それだけミュージカルが原作ファンにも愛されていることがわかります。

2.5次元ミュージカルおすすめ作品

まずは王道

『テニスの王子様』
『ベルサイユのばら』
こちらは先述のとおりです。

もう一つ王道で物語を楽しむのであれば、
『弱虫ペダル』です。
「テニミュ」に近い雰囲気ですね。
ライティングを効果的に使うことで舞台に見えない自転車が見えるようになります笑

いかに漫画のドキドキ展開を舞台で再現するかに工夫が見られる作品です!

物語もいいが、舞台の美しさを堪能

私の中でこれは一択です。
『刀剣乱舞』

ゲームの舞台化という新たな取り組みですが、
衣装含めとても綺麗なのがこの作品の魅力です。
その現実離れした世界に浸るならこの作品がおすすめです。

宝塚で2.5次元

直近で多くの作品が宝塚でも舞台化されていますので、いくつかご紹介。

『ポーの一族』
→この世のものとは思えない美しさが魅力です。
何年も構想が練られていたという、満を持しての舞台化です。

『はいからさんが通る』
→大正ロマンあふれる世界を舞台にいっぱいに広げた作品です。
あまり観られないタカラジェンヌのもんぺが観られます。

『逆転裁判』
→これが意外と面白い作品。コメディ要素も強めです。
正義溢れる主人公が大活躍します!


2.5次元ミュージカルは比較的新しい分野とされていますが、
その広がりは勢い弱まることなくどんどん活性化している分野です。

原作を知ることでさらに楽しめる作品ですので、原作ファンの方も舞台ファンの方も楽しんでいきましょう!

お読みいただきありがとうございました!

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