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島人(しまんちゅ)な彼女

1‘

僕の彼女は沖縄生まれだからなのか

時間にはルーズだ。

いわゆる沖縄時間ってやつ

デートで待ち合わせも大体遅れてくる。

2‘

まぁだからと言って、怒ることはない

なぜならば怒ってもしょうがないからだ

それに怒る気も起きない。

それは俺の彼女が可愛いから

3‘

理々杏「お待たせ〜」

この子は伊藤理々杏

俺の彼女

〇「1時間遅刻だぞ〜!」

4‘

理々杏「ごめんごめん〜!でもなんくるないさ〜」

〇「それは俺のセリフだろ〜?」

理々杏「あはは!確かに!まぁごめんね?」

〇「うん、気にしてないよ」

5‘

理々杏「ならデートしようね!」

〇「そうだね!」

理々杏「僕、行きたいところがあるんだ〜」

〇「じゃあそこに行こう〜!」

6‘

〜〜〜〜〜

7‘

理々杏「これどう?」

〇「可愛い!」

理々杏「これは?」

〇「それも可愛い!!」

8‘

次々に試着をしてる理々杏。

理々杏「もぉ〜、ちゃんとみてる?」

〇「見てるよ〜」

理々杏「さっきから可愛いしか」

〇「だって、どれも可愛いんだもん」

9‘

理々杏「…本当に?」

〇「もちろん!」

理々杏「どっちも買ってくれる?」

俺に近付き、上目遣いをしてくる理々杏。

〇「喜んで!!(心:可愛いぃぃぃいいいい💕)」

10‘

〜〜〜〜〜

11‘

理々杏「ありがとうね〜」

〇「いいさ、いいさ、お安いご用さ」

理々杏「今度のデートの時に着るね?」

〇「うん!楽しみにしてるね!」

12‘

理々杏「それにしてもお腹すいた〜!!」

〇「どこか行く?」

理々杏「パンケーキ食べたい!」

〇「ならいつものお店に行こっか!」

理々杏「レッツゴー!!」

13‘

俺らは行きつけのお店に向かう。

歩いて10分くらいで着いた。

ここはいつ来ても空いてる。

“カランコロン”

14‘

〇「マスター!いつもの!」

マスター「かしこまりました」

理々杏「僕達も常連だね〜」

〇「だな〜」

15‘

会話をしていると注文したものがくる。

マスター「お待たせしました」

品物をテーブルに並べるマスター。

マスター「ごゆっくり」

理々杏「マスター、ありがとう!」

16‘

〇「いつ見てもそのパンケーキの生クリームの量がすごいなw」

理々杏「そう?食べる?」

〇「俺はコーヒーでいいよ」

理々杏「苦そう〜」

17‘

〇「ゴーヤも苦いでしょ?」

理々杏「僕苦手だも〜ん」

〇「島人(しまんちゅ)のくせに」

理々杏「関係ありませ〜ん!!」

〇「でもまさか沖縄に行った時に会った女の子と付き合うとは思わなかったな〜」

18‘

理々杏「なに急に」

〇「だってそうだろ?友達と行った旅行先の宿泊場所の娘と付き合うなんて」

理々杏「まぁ〜」

〇「しかも東京に戻って、偶然道端で会うなんてさ!」

19‘

理々杏「まぁ道端で会ったのは偶然だけど、東京で会うのは偶然じゃないさ〜」

〇「…え?」

理々杏「沖縄で一目惚れして、追うように東京に来たさ〜」

〇「え?どういうこと?そんな話聞いてないぞ!」

理々杏「今言ったも〜ん」

20‘  

〇「ちょっ!詳しく!」

理々杏「おいし〜いさ〜!」

〇「理々杏っ〜!」

理々杏「なんくるないさ〜」

21‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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