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今年の夏は少し違うみたい

祐希「○○!海行こう!」

○「やだよー、暑いもん」

祐希「やけん!行くんやろ?」

○「家でまったりしてればいいじゃん…」

祐希「お願い!行こう?(上目遣い)」

○「うっ…しょうがないっちゃな」

祐希「○○!ありがとう!」



祐希「わーい!着いた!」

○「暑い…暑すぎる」

祐希「もうー!だらしないっちゃね!」

○「しょうがないと…暑いもんは暑い」

祐希「あっ!崖があるよ!行こう!」

手を引っ張られる○○。

○「おまっ!ちょっ!」



祐希「うわぁー、高いと」

○「お前まさか、ここから飛び降りるとか言わないよな?」

祐希「え?飛びおりると?」

○「マジかよ…ジャッキーチェンもびっくりだよ」

祐希「高いけどそんな高くなかよ(笑)」

○「高いやろ…」

高さは30メートルくらい



○「マジで飛ぶとは…」

崖の下では祐希が楽しそうに泳いでる。

○「まぁ、あいつが楽しそうならいいか…」

祐希「あはははっ!○○もおいでよー!!」

○「おう!俺は下に歩いて行くよ」



祐希「疲れたね」

○「まぁあれだけはしゃいでれば疲れるだろ」

祐希「でも楽しかったばい」

○「まぁなぁ…」

石の上で休憩する祐希はいつもと違って大人ぽくみえた。

○「ほら、帰るぞ」

祐希「もう少しだけ」

祐希は俺の水着の裾を掴むと俺を見上げ目を瞑った。



○「ゆう…き…」

祐希「女に恥欠かせんとって…///」

祐希は顔を赤くしながら唇を突き出し少し震えてる。

ダメだなぁ…女の子にこんなことさせてちゃ…

○「祐希…好きだ…チュッ」

祐希「んっ…えへへ…ちゅー…しちゃったね?///」



ー電車内ー

祐希「すぅ…すぅ…」

○「寝ちゃったな…」

それにしても両想いだったんなんて…正直諦めてた。
でも海に誘われてこうして恋人同士にもなれた。

熱くなるはずのないこの恋は夏と共にやってきた。

どうやら今年の夏は少し違うみたい

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