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若頭の若様は女って、バレてしまったので開き直りました

1‘

まずいまずい!

俺が女って、バレた?!

?「若頭って…女なんすか?」

佑美「あぁ?」

?「いえ…若頭が公園の女子トイレから出てくるが見えまして…」

2‘

佑美「それで、俺が女だと思ってのか?“美波”」

美波「うっす…」

佑美「あれは…男子トイレが満室で仕方がなくだ」

美波「でも…」

佑美「俺の言うことが信じられねぇのか?」

3‘

美波「そうじゃないんですが…これ…若頭ですよね?」

スマホの写真を見せてくる。

佑美「!?」

そこに写っていたのは女姿の俺だった。

隠し通せないと悟った俺は美波に打ち明ける。

4‘

美波「若頭が女…」

佑美「騙してて悪かったな…」

美波「いえ!逆に嬉しっす!!」

佑美「は?」

美波「この白石組は女性が少ないので、若頭が女って親近感湧きます!!」

5‘

佑美「そ、そうか…」

美波「ちなみに、若頭と一緒にいた男は誰っすか?」

佑美「…見たのか?」

美波「もしかして…彼氏っすか?」

見られてたか…

6‘

佑美「そうだ…でも、組長には内緒だ!」

美波「あの感じ…カタギっすね」

佑美「そうだ、あいつはカタギなんだ」

美波「そいつ…すごく好きなんですか?」

佑美「すごく好きだ」

7‘

そういうと、目をキラキラさせる美波。

美波「どういうところが好きなんですか!」

佑美「お、落ち着け」

美波に根掘り葉掘り聞かれた。

8‘

____

9‘

佑美「はぁ…」

⚪︎「佑美さん?デート、楽しくないですか?」

しょんぼりする〇〇。

佑美「ち、違うよ!」

10‘

⚪︎「でも、佑美さん…ため息ばっかりです…」

頬を膨らます〇〇。

佑美「っっ💕機嫌なおしてよ、ねぇ?(心:かわうぃい💕ないそれ!頬膨らまして、尊い💕)」

⚪︎「ち、ちゅーしてくれないと、機嫌はなおしません」

11‘

目を瞑る〇〇。

佑美「あぅっ💕」

本当にこの子は20歳で、男の子?!!?

可愛いすぎだろ!!ちゅーって!

20歳の男の子がちゅーって!

12‘

しかも、目瞑って、キス待ちだし!!

佑美「っ…ゴクリッ…」

“ちゅっ💕”

⚪︎「んっ…えへへ、佑美さんとのちゅーが好きです💕」

13‘

まじでなんなのこの子?

俺をキュン死させたいの?

マジで、可愛すぎじゃない?

佑美「何か欲しい物でもあるの?」

14‘

⚪︎「う?」

佑美「なんでも買ってあげるわよ」

⚪︎「佑美さんがいれば何もいらないよ?」

マジでさー…本当になんなの…

15‘

語彙力がなくなってくるんだけど…可愛すぎて

佑美「なんでもいいんだ、私の為に言ってごらん?」

⚪︎「ん〜、何でもいいんですか?」

佑美「うん!」

⚪︎「佑美さんと同棲したいです」

16‘

佑美「ふぇ?」

どうsay?ドウセイ?

佑美「同棲!!?」

⚪︎「佑美さんと付き合って、半年…僕は佑美さんと暮らしたい…佑美さんの為に、ご飯食ってあげたいし…佑美さんの手助けがしたいんです…」

17‘

良い子!なんて良い子なんだ!

でも…

佑美「一緒には暮らせない」

⚪︎「そ…ですよね…言ってみただけです…」

暗い顔をする〇〇。

18‘

心が痛む…

佑美「で、でも!いつかは一緒に暮らそうね!」

⚪︎「っ!はい!」

先ほどとはうって変わって、満遍な笑顔

19‘

佑美「今日はこのままくっついていような?」

⚪︎「はい!佑美さん!大好き!」

佑美「私も好きだぞ〜」

果たして、佑美は〇〇と暮らせる日がやってくるのか…

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