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近くに引っ越してきた美人は一目惚れした初恋の男の子にグイグイ迫る愛重めの美大生でした

1‘

“ドタンバタン!“

いい天気の日曜日

駅から15分ほどのこのアパートに

どうやらお隣さんが引っ越してきたようだ。

2‘

一応、挨拶しておくか…

挨拶をと思い、立ち上がると

家のインターホンが鳴る。

〇「噂をすれば、はーい!」

3‘

玄関の扉を開ける。

?「あ、その、私今日引っ越してきました、池田と申します!つまらないものですが…」

袋を渡される。

〇「これはご丁寧に、僕は齋藤です」

瑛沙「よろしくお願いします!!」

4‘

〇「困ったことがあったら言ってください、僕は在宅ワークなので基本的には家にいると思います」

瑛沙「そうなんですね!私は大学生のなので日中は家にいません!なのでご迷惑はかけないと思います!」

〇「迷惑だなんて、なんかあれば言ってください」

瑛沙「は、はい!ありがとうございます!」

5‘

〇「じゃあ」

部屋に戻ろうとする。

瑛沙「……」

しかし、池田さんは動こうとしない

6‘

〇「池田さん?」

瑛沙「……」

〇「何かまだ用が?」

瑛沙「はっ!い、いえ!それでは!」

7‘

慌てたように部屋に戻る池田。

〇「?」

不思議に思ったが、気のせいだろうと

この日は何も気にせずに部屋に戻った。

8‘

〜〜〜〜〜

9‘

それからゴミ出しするタイミングで

いつも池田さんと遭遇する。

〇「おはようございます!」

瑛沙「お、おはようございます!!」

10‘

〇「今日も1限目から授業ですか?」

瑛沙「今日は3時限目からです!」

〇「そうですか、頑張ってくださいね?」

瑛沙「あの!」

〇「どうしました?」

11‘

瑛沙「この後お時間いいですか?」

〇「?…大丈夫ですよ」

瑛沙「友人から外国の高級茶葉とお菓子をいただいたのでご一緒にどうですか!!」

〇「え、池田さんのお部屋でですか?」

瑛沙「だ、だめでしょうか…」

12‘

〇「僕が入っても大丈夫ですか?」

瑛沙「もちろんです!」

〇「ならよろしくお願いします」

瑛沙「では10分後に部屋に来ていただけると!」

〇「わかりました、10分後くらいにお伺いさせていただきますね」

13‘

〜〜〜〜〜

14‘

えへへ、齋藤さんをお部屋に招待しちゃった!

引っ越しの挨拶をした時に一目惚れしちゃって

どんな時でも齋藤さんを考えちゃう!

はぁ〜、かっこいい…

15‘

“ピンポーン”

瑛沙「はーい!」

“ガチャ”

〇「あ、齋藤です」

瑛沙「どうぞ!」

16‘

〜〜〜〜〜

17‘

うわぁ〜、女の子って感じのお部屋だな〜

瑛沙「今、紅茶を淹れますね?」

ティーカップに紅茶を注ぐ池田さん。

瑛沙「どうぞ」

18‘

〇「ありがとうございます」

うん、いい匂い。

瑛沙「じゃあ、いただきましょうか」

〇「そうですね」

高級茶葉の紅茶初めて飲むな…

19‘

〇「いただきます、ん!美味しい!」

瑛沙「お菓子もどうぞ」

〇「これも紅茶に合いますね!」

瑛沙「よかった〜」

20‘

池田さんは乃木坂美術大学の学生さんで、

今年の春から入学したそうだ。

僕、こんな若い子の部屋に上がって

捕まらない?大丈夫?

21‘

瑛沙「齋藤さん」

〇「はい」

瑛沙「好きです!」

〇「…はい?」

瑛沙「好きです!」

22‘

〇「あ、うん、聞こえてたんだけどね?うん、池田さんが僕を好き?」

瑛沙「はい!好きです!」

〇「どうして?」

瑛沙「一目惚れです!引っ越しのご挨拶をした時から!」

〇「でも、僕はおじさんだよ?」

23‘

瑛沙「関係ないです!好きで好きでしょうがないんです!愛してます!だから付き合ってください!!」

グイグイくる瑛沙。

〇「い、池田さん、落ち着いて」

瑛沙「瑛沙って呼んでください!あ、私は〇〇さんって呼んでいいですか?」

〇「い、いいけど」

24‘

瑛沙「えへへ💕私〇〇さんじゃなきゃだめなんです!私と付き合ってくれたら、なんでもします!〇〇さんがしたいこと全部💕」

そう言って、スカートを捲ろうとする瑛沙。

〇「お、落ち着いて!」

瑛沙の手を止める〇〇。

25‘

瑛沙「きゃ💕手に触れてもらえた💕」

〇「ご、ごめん!」

瑛沙「もっと触っていいんですよ?💕ほらこことか💕」

〇〇の手を取って、自分の胸に押し付ける瑛沙。

瑛沙「ん💕〇〇さん💕」

26‘

〇「ちょおおおおおお!?」

手を離そうとするが、

どこからこんな力が?ってくらいの力で掴まれていて離せない。

瑛沙「そんな激しく動かしたら💕ああああっ💕」

“ビクっビクっ”

27‘

瑛沙の体が跳ねて、手の力が抜ける。

〇「今だ!ごめんなさい!帰ります!紅茶とお菓子ありがとうございました!!」

急いで部屋を出ていく〇〇。

瑛沙「あぁ…行っちゃいました、でもまぁ今はいいでしょう💕」

28‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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