七瀬さんは覚えてない!
七瀬「んうぅ…気持ち悪い…」
おはようございます、乃木不動産レジデンシャルサービス
で働いてる、西野七瀬です
昨日は部下の〇〇くんと飲みに行って、たくさん飲んだ。
途中までは記憶があったけど、最後らへんは全くない。
ー
どうやって“自宅“に戻ってきたのかもわからない。
ななは水を飲もうと起き上がる。
七瀬「ん…あれ?ここ…ななん家じゃない!?」
“モゾモゾ”
周りを見渡すとそこは自分の家じゃなかった。
しかも隣には大人一人分の膨らみがありモゾモゾと動いていた。
ー
まさか…酔った勢いで誰かと!?
自分の格好を確認する
七瀬「下着…」
下着姿だった…
ななは恐る恐る、膨らみを突く。
?「ん…」モゾモゾ
う、動いた!
ー
声的に男性だけど…
でも昨日は〇〇くんと飲んでたはず…
あぁ!だめや!全然思い出せへん!
ななはまた恐る恐る、布団を捲る。
ー
布団を捲るとそこにいたのは〇〇くんだった.
七瀬「〇〇くん!?」
○「んぅ…」
七瀬「か、可愛い」
〇〇のあどけない寝顔にキュンとする七瀬。
ー
それどころじゃないと、我に返る七瀬はすぐに〇〇を起こす。
七瀬「〇〇くん!起きて!」
○「んぅ…ふぁ〜…おはようございます…」
まだ眠そうな〇〇
七瀬「なんでなな達一緒に寝てるん!!」
〇「ん…昨日七瀬さんが…酔い潰れて…終電もなくて…」
半分寝てる〇〇
ー
○「それで家が近い僕の家に…泊めました…すぅすぅ」
また眠ってしまった〇〇、仕事がない日は寝坊助さんなのだ。
七瀬「そ、そうなんや…でも肝心な事が聞けてない!」
なな達はシてしまったのかや!
もう一度起こして聞こうかと思ったが、寝顔を見ると起こすに起こせない。
ー
その日は大人しく家に帰ることにした七瀬。
そして月曜日になり〇〇に聞くことに…
ー
七瀬「…(心:〇〇くんに聞かんと…)」
あの日なにがあったか…
シテしまったのか…別に〇〇くんならええんやけど…
あ、〇〇くんや!
ー
七瀬「〇〇くん!」
○「ん?何ですか?」
七瀬「この前のことなんやけど」
○「この前?」
七瀬「先週の金曜日一緒に飲んだやろ?」
〇「はい」
七瀬「その時の事…覚えとる?」
ー
○「その時…確か…七瀬さんが酔い潰れてしまって…あれ?その後どうしたんだっけ?」
七瀬「覚えとらんの?」
○「…夢の中で七瀬さんと一緒に寝てました」
七瀬「っ!」
○「あの日は七瀬さんはちゃんと帰れました?」
ー
七瀬「な…ななは帰れたで!」
○「それならよかったです!」
結局、シタのかわからない七瀬。
それからお昼になる。
ー
七瀬「モグモグ(心:ほんまにどうなったんや…)」
奈々未「七瀬が呑んでないのは珍しいわね」
七瀬「あ、奈々未部長」
奈々未「なんかあったの?」
七瀬「気になることがあって」
奈々未「そう、まぁ…考えすぎるのもほどほどにね」
ー
ななは奈々未部長に言われた通りに深くは考えないことにした。
○「あ、七瀬さん!思い出しました!」
七瀬「へ?」
○「終電がなくなったので七瀬さんを僕の家まで連れて帰りました!…それであれ?ここからあまり…確か…ピンク……ブフッ!」
ー
何かを思い出そうとする〇〇を殴る七瀬。
七瀬「な、なんのことかな?!ななはちゃんと帰ったで!!」
○「な…何で…僕は殴られたんでしょうか…」
七瀬「よ、余計な事まで思い出そうとしたからや///」
〇〇が言いかけたピンクとは…その日、七瀬が身に付けていた下着の色である。
ー
七瀬「ええか!絶対思い出したらあかんで!ええな!」
○「は、はい」
七瀬「ああ!やってられへん!呑む!ゴクゴク」
あの日、なにがあったか分からず仕舞いの七瀬
思い出して欲しいような、出してほしくないような
そんな感情に苛まれる七瀬であった。
ー
○「いや…何で殴られたの?」
心を強く持て!〇〇!!
ー
おまけ
ー
【コトの顛末】
○「七瀬さん〜!家に着きましたよぉ〜///」
七瀬「う〜ん///もう寝るぅ〜」
2人してベットに倒れ込む。
七瀬「んぅ〜、暑い!」
“ポイポイ!”
服をベットの外に投げ散らかす。
○「う〜ん…💤」
七瀬「すぅすぅ💤」
特になにもなかった2人だった。
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