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綺麗な君の甘く、妖艶な顔を見ながら君の中で果てたい

1‘

僕の奥さんはものすごく綺麗だ。

出会ったのは雪が降る日の事

いつも通り、小説を書きに

お気に入りのカフェに入った。

2‘

僕はマスターに許可をとって、いつもの席に座る。

マスターにいつものコーヒーを頼むと、早速執筆に取り掛かる。

“カリカリ”

〇「……」

3‘

しばらくすると誰かが入店してくる。

?「お疲れ様です、マスター」

マスター「お疲れ様、奈々未ちゃん」

奈々未「着替えてきますね!」

ふと入ってきた女性を見ると、

自分の中の時が止まってしまった。

4‘

〇「……」ボケ〜

マスター「…惚れましたね?」

コーヒーを持ってくるマスター。

〇「…そんなわけないじゃないですか」

マスター「そうですか…ふふ」

5‘

ほんとこのマスターは温厚そうな見た目とは違って、

イタズラっ子みたいないじり方をするんだから。

確かにあの女性に視線を釘付けになったのは事実。

でもそれだけだ…僕なんかが声をかけても何も始まらない。

6‘

そんな卑屈じみた考えを頭の中でぐるぐるさせていると

奈々未「あの〜?」

〇「……」

奈々未「…あの!」

耳元で大きな声が聞こえる。

7‘

〇「は、はい!?」

驚きながら横を見ると、先ほどの女性が立っていた。

奈々未「小説家さんですか?」

〇「は、はい!」

近くで見ると尚更綺麗だなぁ

8‘

奈々未「本って出されてるんですか?」

〇「はい、一応…」

奈々未「え!作品名を聞いてもいいですか!!」

〇「ぇ…と…“15年間誘拐されていた少女”って作品です」

奈々未「え!あの“夜神〇〇”先生ですか!?」

9‘

〇「は、はい、一応…」

奈々未「先生のファンなんです!!」

これが奥さんの奈々未さんとの始まり。

それからカフェにくるたびに何度かお話をして、仲良くなり

10‘

すぐにお付き合いすることになった。

お付き合いして、2年くらいで結婚した。

もちろん僕からお話をした。

それほど奈々未さんを愛していたから。

11‘

〇「ふふ…」

奈々未「急に笑ってどうしたんですか?」

〇「うん、奈々未さんとの出会いを思い出していてね」

奈々未「私との出会い?」

〇「綺麗な人だなって思ってたら、その人に『先生のファンなんです!』って言われたなぁ〜って」

12‘

奈々未「あの時は興奮してしまって…」

恥ずかしそうにする奈々未。

〇「あの時はまさか結婚どころか付き合えるなんて思ってなかったから嬉しいよ」

奈々未「もぅ…恥ずかしいですー

〇〇に抱きつく奈々未。

13‘

〇「ふふ」

強く抱きしめ返す。

奈々未「…〇〇さんの匂いは落ち着きます…」

〇「僕も奈々未さんの匂いは落ち着くよ」

奈々未「本当ですか?」

顔を上げて、〇〇を見上げる。

14‘

〇「うん、本当だよ?あと少し…興奮するかも?」

奈々未「なっ///」

また顔を〇〇の胸に埋める奈々未。

〇「ふふっ、冗談だよ」

奈々未「…冗談なんですか?」

15‘

少しだけ顔を上げて〇〇を見る。

〇「っ…ぁー…それはだめだよ」

奈々未「??」

〇「そんな顔で見られたら我慢できなくなる」

奈々未「えっ…きゃっ!」

16‘

上に乗ってる奈々未の腰と頭に手を添えて、

身体を反転させる。

〇「ねぇ?」

奈々未「は、はい」

〇「シよっか?」

奈々未「ぇ…でも…まだ朝ですよ?」

17‘

〇「そうなんだけども、『綺麗な君の甘く、妖艶な顔を見ながら君の中で果てたい』って言ったらキザすぎる?」

奈々未の目を見つめる〇〇。

奈々未「ずるぃ…」

〇「意外と僕はずるい男なんだよ?」

18‘

"ちゅっ💕"

奈々未「んっ💕」

〇「奈々未さんからもキスして?」

奈々未「はい💕」

"ちゅっ💕ちゅっ💕"

19‘

〇「ふふ💕大好きだよ💕」

奈々未「私も大好きです💕」、

"ちゅっ、ちゅっ"

〇「たくさん愛してあげるね💕」

20‘

この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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