見出し画像

君の心にトペ・コンヒーロ

1‘

〇「好きです!」

美月「ごめんなさい!」

“またやってるよ”

“今日も降られましたな〜”

2‘

〇「はぁ…」

蓮加「あんたも懲りないね〜」

〇「好きなんだからしょうがないだろ?」

蓮加「でも断られてるじゃんw」

3‘

〇「でもさ〜、諦められないから恋なんじゃん…」

蓮加「わかるけどさ〜、毎日はやりすぎじゃない?」

〇「…そう思う?」

蓮加「まぁ〜、好きじゃない人に毎日告白されていたらね?」

4‘

好きじゃない人…

〇「確かにそれは嫌だね…」

かなり落ち込む〇〇。

蓮加「ま、まぁ!少し間を空けてみたら?」

〇「そうする…」

5‘

〜〜〜〜〜

6‘

私は山下美月

同じクラスの与田〇〇くんに毎日告白されている。

なんか真剣味がなくて、断るんだけどね。

最近〇〇くんが告白してこない

7‘

別に気になってなんかいない…

どうせ飽きたんだと思う。

やっぱり本気じゃないんだ

まぁめんどくさくなくていい

8‘

〜〜〜〜〜

9‘

〇「今日も可愛いな…」

蓮加「最近告白してないの?」

〇「蓮加に言われた通り、間を空けてる」

蓮加「最後に告白したのっていつだっけ?」

〇「1ヶ月前」

10‘

蓮加「え?空けすぎじゃない?」

〇「え?」

蓮加「空けるって1〜2週間くらいのつもりだったんだけど…」

〇「マジすか…」

11‘

蓮加「そう言えば、今日、美月告白されるって…」

〇「いつ?!」

蓮加「確か…放課後」

〇「今じゃん!場所は?!」

蓮加「プールだったかな?」

12‘

〇「わかった!ありがとう!」

すぐに教室から出ていく〇〇。

蓮加「ここ3階だから間に合わないと思うけど…」

唖然とする蓮加。

13‘

はぁはぁ!

美月さんが告白される!

どうしよう、OKしたら…

伝えるんだ!俺の気持ちを!!

14‘

〜〜〜〜〜

15‘

美月「話って何かな?」

後輩「俺、山下さんが好きなんだ!!付き合ってください!」

告白…この子って誰だっけ?

美月「ごめん、面識あったけ?」

16‘

後輩「い、いえ!僕の一目惚れです!」

やっぱり知らない子だったか…

面識もないのにすぐに付き合うのは…

美月「ごめん、最初から付き合うのはちょっt…『美月さ〜ん!!』“バッシャアアアン”っ!?!?」

17‘

断ろうとした時、どこからか〇〇の声がした瞬間

プールに水飛沫が上がった。

後輩「な、なんだ!?」

“ザバン!!”

18‘

プールから〇〇が上がってくる。

〇「悪いけど、美月さんに告白するのは諦めてくれ」

後輩「あ、あなたは誰ですか!」

〇「これから美月さんに告白する男」

後輩「なっ!!」

19‘

〇「悪いな」

そう言って、美月を見る〇〇。

〇「美月さん」

美月「は、はい」

〇「俺、与田〇〇は山下美月さんが好きです、付き合ってください!!!」

20‘

頭を下げる〇〇。

美月「聞いてもいい?」

〇「どうぞ」

美月「どうしてここに?」

〇「蓮加から聞いて」

21‘

美月「どうやってここに?」

〇「1階からここにきたら間に合わないと思って、屋上から飛び降りました」

後輩「なっ!?そんなバカな!!」

美月「どうしてそんな無茶したの?」

〇「美月さんが告白されるって聞いて、OKしたらどうしようって…」

22‘

美月「心配になっちゃった?」

〇「はい…」

美月「…後輩くん」

後輩「はい」

23‘

美月「告白してくれてありがとうね?でも君とは付き合えない」

後輩「…わかりました」

プールから立ち去っていく後輩。

美月「〇〇くん」

〇「はい!」

24‘

美月「私は意外とわがままです」

〇「いっぱい言ってください」

美月「嫉妬深くもあります」

〇「それだけ俺の事を好きでいてくれるって事ですよね」

美月「たくさん愛してくれないと許さないよ?」

25‘

〇「嫌だって思うくらい愛します」

美月「私を彼女にしてください」

〇「もちろんです!!」

見つめ合う2人。

26‘

〇「これからよろしく」

美月「よろしくね?」

“こらぁー!!!!〇〇ー!!!!!”

〇「やべぇ!!」

27‘

美月「教室で待ってるね?」

〇「あ!美月さん!待って!」

“逃げるな!!〇〇!!”

〇「若月先生、すみませーん!!」

28‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?