若頭の若様は乙女?
俺の名前は若月佑美…白石組の若頭だ…
白石組は4年前に組長が変わって急速に勢力を増した。
麻衣組長は一言で表すと“美”だ!
俺は麻衣組長の為ならなんでもする…でも
そんな麻衣組長にも話せない秘密が俺にはある…
ー
その秘密とは…
佑美「お待たせ〜!」
○「あ、佑美さん!待ってないですよ」
佑美「行こっか?」
○「はい!」
そう…俺はヤクザを隠して…カタギの〇〇と付き合ってる。
ー
組長は俺が女だと知っているが…組員の奴らは俺を男だと思ってる。
だから…この事はバレてはいけない
それに白石組はカタギとの交際は御法度だ…
つまりは組長にもバレてはいけない!!
ー
○「どうしたの?」
佑美「なんでもないよ!」
○「この先に佑美さんが好きそうな、パフェのお店を見つけたんだ!」
キラキラした目で俺を見つめる〇〇
マジで可愛い…
佑美「えぇ〜!楽しみ♪」
しかし、きついぜ…このキャラ…
ー
○「佑美さん、決まった?」
佑美「えー、どれにしようかな〜」
○「どれで悩んでるの?」
佑美「これとこれ…」
○「じゃあ、僕がこれ頼むから佑美さんはこっち頼も?」
佑美「え…でも」
○「2人で分け合ったらお得ですね!」
いい子だ…マジでいい子…
ー
俺は今年で28歳…〇〇は今年で20歳…
あれ?今思うとやばくないか?
〇〇もよくこんなおばさんと付き合ってんな…
もしかして俺…騙されてる?
○「佑美さん…?」
いやいや!〇〇になら騙されてもいいな!うん!
ー
佑美「〇〇はよく私みたいなおばさんと付き合ってるよね」
○「佑美さんは!おばさんじゃないです!!」
うぉ!いつもは蚊の鳴くような声しか出さないのに…
○「佑美さんは…僕にとっていつまでも可愛い女性でしゅ!…あ///」
ー
噛んだ!最後噛んだ!
でしゅって言った!可愛いかよ!
それにやっぱりいい子…こんな子が騙すなんてありえないよな!
佑美「ありがとね〜!」
○「はいっ!」
笑顔も可愛い♡
ー
〇〇に癒された俺はウキウキ気分だった。
〇「今日は楽しかったです!!」
佑美「私も楽しかったよ」
○「それで今度のどy「ねぇねぇ!」…」
不良「そこのお姉さん〜、俺と遊ぼうよ」
佑美「は…?」
急に不良が〇〇と俺の間に入ってきた。
ー
不良「こんなナヨナヨした奴なんかほっといて俺と楽しいことしようぜ」
○「なっ!佑美さんの肩から手を離せ!」
不良「あぁ!?なんだと?」
佑美「あっちで話しましょ?〇〇は待ってて?」
不良「お姉さんが言うなら」
○「はい…」
ー
ー路地裏ー
不良「へへ…こんな所に連れ込んで何するんだい」
佑美「なにって…」
不良の玉を撫でる佑美
不良「早速か♪…ふぐっ!!」
佑美「俺の彼氏に舐めた口聞いてくれたな?あ゛あ!?」
ー
不良「ぐへっ!強く握らないでぇ!!」
佑美「今度俺の彼氏に舐めた口聞いたら握りつぶすからな!わかったか!」
不良「はいぃぃぃ!!」
走り去って逃げていく不良。
佑美「お待たせ!」
○「大丈夫でしたか!?」ぎゅっ!
佑美を抱きしめる〇〇
ー
佑美「少し怖かったかな(心:きゃあ〜!〇〇に抱きしめられてるぅぅぅぅぅ!!!)」
○「ごめんなさい…僕が弱いから」
佑美「そんな事ないよ!!」
○「佑美さん…大好きです!!」
佑美「私も!(心:大好き、頂きました!!)」
ー
○「今日は遅いから送りますね?」
佑美「だ、大丈夫!ここから近いから!」
無理無理!遅れたらヤクザってバレちゃう!
○「そうですか…」シュンッ
佑美「っ…でも気持ちは嬉しいよ」ちゅっ
○「ふぁ///」
俺はその場から走り去る。
ー
佑美「ふぅ…公園で着替えて帰るか…」
?「ん?あれは…若頭?」
公園で着替えようとする佑美!
それを見ている人物!
佑美は平穏なまま…〇〇と付き合っていけるのか!?
次回『おい!この事は黙っててくれ!』
楽しみに待っててくれよな!(書くとは言ってない)
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