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罰ゲームしおり

1‘

〇「嫌だよ!」

湊「負けただろ〜!」

佑月「そうだそうだ!」

〇「だからって!!」

2‘

湊「告白するだけだろ〜?」

佑月「フラれたら罰ゲームでしたって言えばいいじゃん!」

〇「マジかよ…」

湊「行ってこ〜い」

3‘

俺は罰ゲームで同じクラスの女子に告白することに

その相手は久保史緒里

大きな黒縁メガネをしていて、髪は三つ編み

一言で言えば、地味子ちゃん。

4‘

〇「く、久保さん」

史緒里「ぁ、は、はい!」

〇「放課後、予定ある?」

史緒里「ぇ、な、ないです」

5‘

〇「悪いんだけど、話したいことがあるから残ってもらっていい?」

史緒里「わ、私にですか?」

〇「うん」

史緒里「わ、わかりました」

〇「ありがと!」

6‘

〜〜〜〜

7‘

史緒里「よ、用って何かな?」

〇「うん…久保さん」

史緒里「は、はい」

〇「好きです!付き合ってください!」

8‘

史緒里「ふぇっ!?つ、つ、付き合う!?」

慌ててる久保さん…可愛い…

〇「ダメかな?」

史緒里「ぁ、の…その…」

9‘

〇「ダメならいっそのことフってくれていいから」

史緒里「ぁ、いや、わ、私も好き…です…///」

OKもらっちゃった…

〇「……」

10‘

史緒里「じょ、冗談だったよね!ご、ごめんね?か、勘違いして!!」

〇「違う違う!冗談じゃないよ!!」

なんで嘘つくんだよ、俺!

罰ゲームだろ!!本当のこと言えよ!

11‘

史緒里「そ、そうなの?う、嬉しいな…」

〇「お、俺もだよ」

史緒里「こ、これからよろしくね?」

〇「う、うん」

12‘

〜〜〜〜〜

13‘

湊「それで?」

佑月「本当のことが言えず、付き合ったと?」

〇「…はい」

湊「どうすんの?」

14‘

〇「本当のこと言うしか…」

佑月「言えるの?」

〇「……」

湊「…大人しく、付き合っとけ」

15‘

〇「他人事だと思って…元はと言えば、お前が悪いんだから!」

湊「でもさ、真面目な話、久保ってメガネ外したら可愛いと思うんだよな!」

3人は久保を見る。

史緒里「…ぁ…っ…」

“ふりふり”

16‘

見つめていたら気づかれて、控えめに手を振ってくる。

佑月「…可愛い」

湊「な…」

〇「まぁ…流れに任せるか」

17‘

〜〜〜〜〜

18‘

〜5年後〜

史緒里「ふふ、そうだったんだ」

〇「あの時さ、罰ゲームだったけど告白してよかったって思ってるよ」

史緒里「私も罰ゲームでも告白してくれてよかったと思ってる」

19‘

笑い合う2人。

史緒里「まぁ、梅澤くんと山下くんは今度説教だけど」

不敵な笑みを浮かべる史緒里。

〇「あはは…(心:御愁傷様だな…)」

20‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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