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このブラコン姉は夏のせいで、頭がイカれたらしい…
1‘
私にはそれはそれは可愛い、弟がいる
自分の目に…いや!穴という穴に入れても、痛くないほどに!
そんな弟に、こんなことを言われたら!
⚪︎「みじゅ姉…一緒に寝よ?」
2‘
〜〜〜〜〜
3‘
美月「可愛くない?」
美波「可愛い…」
史緒里「可愛い!」
⚪︎「いや!誰だよそれ!!誰かつっこめよ!!」
教室について、そうそう、何をいうかと思ったら…
4‘
俺の姉はブラコンすぎる。
美月「もぅ〜、〇〇!可愛い!」
⚪︎「本当やだ…この姉…話聞いてない……」
あ、自己紹介が遅れました
このブラコンの姉の双子の弟で
山下〇〇と言います。
5‘
双子と言っても、二卵性の為、似てません。
そして、姉の名前は山下美月
弟の贔屓目なしでも可愛いのに
彼氏を作らず、ずっと俺のそばにいる。
6‘
美波「まぁ、諦めな(笑)」
史緒里「そうそう、美月は〇〇に関しては盲目だから(笑)」
この2人は同級生の梅澤美波と久保史緒里
こう言ってるが、この2人も大概だ。
7‘
〜〜〜〜〜
8‘
そう、この久保と梅に慰められているのは、
私の可愛い可愛い弟で、同じ乃木高校の山下〇〇!
そもそも、〇〇が乃木高校を受験するって言うから、
受けたのが始まり。
9‘
だって!こんな可愛い子が、
1人で、女子率の高い、この高校に入学したら、
変な虫がつくでしょ!!
メスイヌとかメスブタとか!!
10‘
⚪︎「いや!口悪いな!!」
美月「な、何で私の考えてることがわかったの⁉︎愛の力⁉︎」
⚪︎「全部、声にでとるわ!!同じ学校のやつをメスイヌとか、メスブタ扱いすな!!」
“ビシッ!!”
美月にデコピンをする、〇〇。
11‘
美月「はぅっ!…いたぁ」
美波「本当にやまは〇〇の事になるとポンコツだよね〜
(笑)」
史緒里「それに極度のブラコンだし(笑)」
⚪︎「毎回、毎回ツッコむ身にもなってよ」
12‘
美月「うぅ…ごめん!でも、可愛すぎる〇〇が悪いんだよ?やっぱり…家に閉じ込めて…いっそのこと…ブツブツ」
⚪︎「えっ…待って…こわ…え…こわ」
史緒里「……一緒に暮らしてて大丈夫?変な事されてない?」
美波「うちに住む?」
13‘
⚪︎「あぁー、変なことはされてないかなぁ…美波の所に住もうかな…」
美波「私は大歓迎だよ!」
史緒里「私の所でもいいよ?」
〇〇が梅の所に住む!?
14‘
美月「だ、だめ!ぜっっったいにだめえぇぇ!!」
美月のあの大きな目をバキバキに開き、
顔を寄せてくる。
⚪︎「じ、冗談だけどさぁ…」
15‘
美月「そんなことしたらお姉ちゃん、泣いちゃうよ⁉︎本当に泣いちゃうよ⁉︎」
そう言って〇〇を抱きしめる美月。
⚪︎「あーぁ、そう言うことだからせっかくの提案だけど保留で(笑)」
美波「了解〜(笑)」
16‘
美月「保留って何⁉︎絶対にだめだからね!?それに。、男女一緒に暮らすなんて、不純です!!」
⚪︎「いや…毎日、風呂に侵入してくるやつに言われても…」
史緒里「え…うらy…そうなの?」
美月「当たり前でしょ!!」
17‘
⚪︎「なんで、当たり前なんだよ!!普通は高校の姉弟は一緒に入らないんだよ!!」
美波「やっぱり、私の家にくる?〇〇の貞操が心配だわ」
⚪︎「いやいや、いくら、ブラコンでもそれはないだろ(笑)」
笑いながら、美月の方を見る。
18‘
美月「ひゅー、ひゅー」
鳴っていない口笛を吹きながら、目を泳がせる美月。
⚪︎「…美波、頼もうかな…」
美月「冗談だからー!いかないでぇー!(泣)」
19‘
史緒里「あー、泣かないでよ」
美月「だってぇー!!(泣)」
⚪︎「多分、夏の暑さで頭がイカれてんだな…」
美波「美月のこれはいつもでしょ…」
⚪︎「はぁ…」
20‘
〜〜〜〜〜
21‘
○「はぁ…疲れた〜」
祐希「今日は体育、盛り上がってたね」
今日の体育はバスケだった。
⚪︎「そりゃあ、そうだろ、あのバカ姉が、男子たちに意味わからん提案するから」
22‘
〜〜〜〜〜
23‘
そう、美月が提案したのは、バスケで、ゴールを1番決めた人と
デートするって、提案をしたのだ。
それで、男子達は大盛り上がり。
⚪︎「余計なことを…」
24‘
美月「こうした方が、盛り上がるでしょ?」
⚪︎「じゃあ、美月はこの中の誰かとデートするんだな?」
美月「ん?しないよ?」
⚪︎「ん?だって、1番点を入れたやつとって…」
25‘
美月「〇〇がたくさん入れるから、〇〇とはデートする!」
⚪︎「はぁ…そのパターンか…俺、今日見学だよ?」
美月「え…?」
⚪︎「剣道の練習で、利き手を怪我したって言ったろ?」
26‘
美月「あ…どうしよう!」
泣きそうな顔をする美月。
⚪︎「はぁ…これ持ってて」
着ていた上ジャージを美月に渡す。
27‘
美月「え…」
⚪︎「先生ー!俺もやります!」
美月「〇〇、怪我…」
⚪︎「右手だけでやるから」
そう言って、試合に参加する。
28‘
〜〜〜〜〜
29‘
祐希「右手だけで、1番点数を入れたんだからすごいよ!」
⚪︎「まぁ…仕方なくだけどな」
祐希と話してると、後ろから誰かに抱きつかれる〇〇。
美月「〇〇〜!!」
30‘
⚪︎「ぐふっ!美月姉…疲れてるから離して…」
美月「ぁ…ご、ごめん!」
素直に、抱きつくのをやめる、美月。
祐希「素直…」
31‘
美月「左手、大丈夫?」
⚪︎「大丈夫だよ」
美月「ごめんね?無理させちゃって」
⚪︎「…デートする日、決めといてね」
32‘
美月「え…」
⚪︎「なに?デートしないの?」
美月「っ…する!」
⚪︎「じゃあ、俺は寝るよ」
祐希「こっちは素直じゃないな…」
33‘
〜〜〜〜〜
34‘
美月「こっち、こっち!!」
⚪︎「わかってるよ」
美月「ほら!ペンギンいるよ!」
〇〇達は乃木坂動物園に来ていた。
35‘
⚪︎「高校生にもなって、動物園とは…」
美月「なんか言った〜?」
⚪︎「動物園でよかったの?」
美月「うん!」
楽しそうな顔をする、美月。
36‘
⚪︎「ならいいか」
美月「?」
⚪︎「ほら、暑いから、水分補給しな」
美月「わかった〜」
37‘
それから、色々な動物を見て回った。
俺のおすすめは七瀬って、名前のカワウソだ
あのつぶらな瞳が可愛い。
そして、小魚を食べる口も可愛い。
38‘
美月のおすすめはホッキョクオオカミらしい
美月「かっこよかった〜」
⚪︎「よかったね」
美月「うん!そろそろ、帰ろっか!」
39‘
俺は時間を確認する。
⚪︎「そうだね」
美月「ふっふ〜ん♪」
美月が先を歩いてる。
40‘
〜〜〜〜〜
41‘
⚪︎「ふぁ〜、気持ちいい…」
湯船に浸かる、〇〇。
“ガチャ”
美月「入るよ〜」
42‘
⚪︎「入るな!出て行け!帰れ!」
美月「酷い!!」
⚪︎「せめて、タオル巻け!!」
美月「裸なんて、いつも見てるでしょ〜」
⚪︎「見てねぇよ!でっちあげるな!読者が勘違いするだろ!!」
43‘
美月「読者?何言ってるの?のぼせた?」
⚪︎「あ、それは忘れてくれ、それより、タオル巻け!」
美月「いやでーす💕」
軽くシャワーを浴びると、湯船に浸かる〇〇の足の間に入る。
44‘
⚪︎「ちょっ!」
美月「ふぅ〜」
何も気にしてない美月。
⚪︎「…はぁ」
45‘
美月「当たってるよ?」
⚪︎「足の間に入るのが悪い」
美月「大きくしないの?」
⚪︎「実の姉に欲情しねぇよ!」
46‘
美月「私は欲情してもらってもいいよ?」
⚪︎「暑さで頭がイカれたか?」
美月「入ったばかりですぅ〜!」
⚪︎「冗談ばっか言ってないで、俺はのぼせるから出るよ」
美月「えぇ〜!」
47‘
⚪︎「上がったら、髪乾かしてあげるから」
美月「やったぁ〜」
⚪︎「出るよ」
お風呂から上がる、〇〇。
48‘
〜〜〜〜〜
49‘
美月「出たよ〜!あれ?」
〇〇から返事がない
⚪︎「すぅすぅ…」
ソファーで眠っている、〇〇。
50‘
美月「ふふっ…可愛い寝顔…あっ!いいこと思いついた!」
私はローテーブルに用意されていた、ドライヤーを持って、
洗面所に移動する。
美月「ふふっ♪明日が楽しみ〜」
51‘
〜〜〜〜〜
52‘
“チュンチュン”
⚪︎「ん…朝…?」
あれ?昨日、美月姉の髪を乾かす為に、
リビングで待ってて…寝ちゃったはずだけど…
53‘
⚪︎「なんで、ベッドに寝てるんだ?」
てか、なんで、パンイチ?
てか…隣に美月姉が寝てる。
⚪︎「美月姉、おきt…!?」
54‘
美月姉を起こそうと、シーツを捲ると
裸だった…
“がばっ!”
すぐにシーツを掛け直す。
55‘
⚪︎「え、え、…どういうこと?なんで、裸?てか、俺もパンイチで…え?」
混乱する〇〇。
美月「う〜ん…」
○「美月姉!起きて!」
美月「ん〜…まだ眠い…」
56‘
○「起きろー!!」
大きい声で起こす〇〇。
美月「わぁっ!?な、何!?」
○「美月姉!どういうことか説明して!なんで俺たち、裸なの!!」
57‘
美月「あ…あぁ、これは〇〇をここに運んだら、〇〇にベッドに引き込まれて、そのまま…」
恥ずかしそうに頬を赤く染める美月。
○「う、嘘だろ…俺が?まじか…え…」
ベッドの上で、頭を抱える〇〇。
58‘
美月「私、嫌じゃなかったよ?」
〇〇の背中に手を置く、美月。
○「美月姉…」
見つめ合う、2人。
美月「〇〇…(心:これはっ!きたか!姉弟の禁断の愛💕)」
59‘
目を閉じる、美月。
“ビシッ”
美月「いたっ!!」
デコピンされる。
○「さぁ、茶番はここまでだ、真実を話してもらおうか?」
60‘
美月「し、真実?だから、〇〇が私を…」
○「じゃ、血は?」
美月「へ…?」
○「俺と美月姉がシたなら、ベッドに血がついてるはずだけど?」
61‘
美月「わ、私は処女じゃないし!」
○「みじゅ姉は初めてじゃないの?」
二卵性の双子でも、いい顔の部類の〇〇。
美月「っ💕」キュン
62‘
○「みじゅ姉?(心:恥ずかしい…///)」
美月「嘘だよ!嘘!私は誰ともしたことないよ!!」
○「吐いたな」
美月「ぁ…やば!」
○「さぁ…どうしてくれようか…」
63‘
〜〜〜〜〜〜
64‘
美波「マジで、私の家にくる?」
○「行きたい…」
美月「やーだー!行かないでー!!」
○「はぁ…」
史緒里「ほら、騒がない!」
65‘
授業が始まる。
○「……」
美月「シクシク…」
○「……」
美月「シクシク…〇〇ぅぅ…」
66‘
先生「〇〇ー、お前の姉が泣いてるぞー」
○「ほっといてください」
美月「うぅ…シクシク…」
先生「でもなぁ〜」
○「はぁ…」
67‘
席を立つ〇〇。
○「先生、俺と姉は具合悪いので、保健室行きます!」
美月の席までいき、手を引いて、立たせ。
美月「え、え、え」
68‘
先生「次の授業までには戻ってこいよ〜」
○「ほら、行くよ」
美月「ちょっ!」
美月の腕を引いて、教室から出る。
69‘
〜〜〜〜〜
70‘
保健室に入るが、養護教諭は不在。
美月をベッドに座らせる。
美月「〇〇?」
○「俺が、美波の家に行くのがそんなに嫌?」
71‘
美月「…美波のこと、好きなの?」
○「好きだよ」
美月「っ!?」
○「友人としてね」
美月「ホ…」
72‘
○「はぁ…美波の家には行かないよ」
美月「本当!?」
○「うん」
美月「よかったぁ〜」
73‘
〇〇の首に腕を回して、ベッドに倒れ込む。
○「うぁあ!!」
間一髪で、美月の顔の横に腕をやる。
○「美月姉…危ないだろ?」
74‘
美月「えへへ💕」
○「ほら、離してくれ」
美月「やぁ〜だぁ💕」
“がしっ!”
○「美月姉?離してくれ!」
75‘
美月「えへへへへへ💕」
○「み、美月姉?」
美月「えへへ💕ふふふっ💕あはははっ💕」
目がバキバキに決まってる美月。
76‘
○「くっ!力強い!」
首の腕を解こうとするが、力が強すぎて、解けない。
美月「〇〇💕子作りしよ💕」
○「しないよ!!」
77‘
身の危険を感じた〇〇は激しく抵抗する。
美月「まずは、ちゅーしようね💕」
○「正気に戻れ!」
美月「〇〇、私はいつも正気だよ?」
78‘
○「そうだった…これが平常運転だ」
美月「なら、続きをしましょう💕」
○「やめぇ…!」
美月と〇〇の唇がくっつきそうな時に
“しゃー”
79‘
カーテンが開く。
美彩「あ…お邪魔しました〜」
○「衛藤先生!違っ!」
保健室から出ていく、衛藤先生。
80‘
美月「先生の許可も出たことだし、続きを💕」
○「許可は出てない!俺達姉弟!結婚できない!」
美月「許可したから、でてったんでしょ?それに愛に姉弟なんて、些細なことだよ💕」
○「誰かー!!」
〇〇達は次の授業には戻ってこなかった。
81‘
○「いや!終わらせねぇよ!!」
美月「〇〇〜!どこ〜!」
あの後、逃げ出すことに成功した、〇〇は、
空いている教室に逃げ込んでいた。
82‘
○「はぁはぁ…」
マジで、夏の暑さで頭がイカれたんじゃないか?
目がイっちゃってたし…
○「まぁ…ここまできたら大丈夫だろ…」
83‘
“がしっ!”
○「っ…!?」
美月「みーつーけーた💕」
○「ヒィ!」
〇〇達は次の授業には現れなかった。
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