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急に綺麗になった幼馴染は実はとんでもないアイドルオタクでした

1‘

〇「おー、久々だな〜」

美緒「久しぶり!」

〇「まぁ中学生ぶりか?」

美緒「そーだね、そんくらい!」

2‘

〇「まさか同じ大学だとはね」

美緒「だね〜」

この子は矢久保美緒、幼稚園、小学校、中学校が一緒で

いわゆる幼馴染だ

3‘

でも高校が違かった為、全然会ってなかった。

それが大学合格発表の日に再会。

久々に会った幼馴染はすごく大人っぽくなっていた。

昔は美緒ちゃんって呼んでたけど、なんか呼べないな〜

4‘

美緒「どうしたの?」

〇「“矢久保“が大人っぽくなってたから驚いたなって思って」

美緒「大人っぽくなった?本当?」

〇「うん」

5‘

美緒「ふふ、ありがとうね」

〇「てかなんのサークルに入ろうかな〜」

美緒「まだ入ってないの?」

〇「矢久保はもう入ってるの?」

美緒「入ってるよ」

6‘

〇「へぇ〜、なんの?」

美緒「アイドル研究サークル!」

〇「アイドル研究サークル?」

美緒「そう!基本的には好きなアイドルを応援するだけのサークルだよ!」

7‘

〇「矢久保はどのアイドルが好きなの?」

美緒「聞いてくれる!?」

〇〇に詰め寄る美緒。

〇「う、うん」

8‘

美緒「部室に行こう!」

〇「部室?今から授業だぞ?」

美緒「なら、放課後ね!」

〇「わかったよ」

9‘

〜〜〜〜〜

10‘

ふぅ〜、講義は終わったな

美緒ちゃんはもう1限あるって言ってたから、

大学内のカフェで時間を潰そう。

〇「美緒ちゃんにメールしとこ」

11‘

カフェにいます…と

〇「よし、これで大丈夫だな」

早速カフェに向かった。

カフェはD棟の方だったかな?

12‘

〜〜〜〜〜

13‘

そろそろ美緒ちゃん、来るかな?

それにしても美緒ちゃんがアイドル研究サークルかぁ〜

どんなアイドルが好きなんだろ?

清掃系?バラドル系?

14‘

それにしても…

〇「本当に綺麗になったなぁ〜」

美緒「誰が綺麗になったの?」

〇「み!…矢久保!びっくりするだろ!」

15‘

美緒「ごめんごめん、早速だけど私が好きなアイドルは遠藤さくらちゃん!」

〇「遠藤さくら?」

美緒「今絶賛爆売れ中のアイドル!」

〇「で、その遠藤さんのどこがいいの?」

16‘

美緒「あのね!」

こうして、美緒ちゃんによる遠藤さくらの解説が始まった。

それも3時間も…

画像も見せてもらったが、

正直に言うと美緒ちゃんの方が可愛い。

17‘

美緒「いや〜、これでわかってもらえたかな?さくちゃんの良さを!!」

〇「そ、そうだね」

美緒「…退屈だった?」

急に不安そうな顔をする美緒ちゃん。

〇「そんなことないよ、圧倒されちゃっただけ」

18‘

美緒「うぅ…つい」

〇「全然いいよ、“矢久保”が楽しそうだったし」

美緒「…矢久保っていやだな…」

〇「え?」

19‘

美緒「昔みたいに美緒ちゃんって呼んでよ…」

〇「っ…美緒…ちゃん」

美緒「ふふ、は〜い」

〇「ぷっ…あははは!なんか昔のままだね?美緒ちゃんは」

美緒「そう?」

20‘

〇「うん、見た目は綺麗になったけど、中身は昔の可愛いらしい美緒ちゃんのままだよ」

美緒「…可愛いって、昔から思ってくれてたの?」

〇「う、うん」

美緒「私も昔から〇〇くんはかっこいいって思ってたよ」

21‘

〇「え…?」

美緒「ふふ」

大学のカフェ

夕方の日差しが差し込む、窓際の席

恋が始まる予感がする。

22‘

この作品はフィクションです。

実際の人物や団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。

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