TT-02ドリフトスペックをRWDにして二駆ドリしたいお話。
この改造は
・TT02で四躯ドリやってるけど二駆ドリもやってみたい
・いきなりYD-2等を買うのはちょっと怖い
・TT02は無加工で
・いざとなればノーマルTT02に戻したい
という方向けの加工となっております。はじめに申し上げておくと、YD-2等二駆ドリとして設計されてるマシンを買ったほうが近道なのは間違いありません。ただやってみてそんなに面白くない…とか、そんなに本格的に二駆ドリやるつもりはなくて…という方っていらっしゃると思うんですよね。当のの私がそうでした(そして沼にハマるまでがワンセット)
最初は「プロペラシャフトとフロントのドッグボーン抜けばできるやろ!楽勝楽勝!(゚∀゚)人(゚∀゚)」と、そう考えていた時代もありました…。
早速見てみましょう。
まずは走行動画から。カメラ回って緊張してるのと私のテクが未熟でビビってるせいでイマイチな走りですが、上手なドライバーさんだともっといい感じに走れます( ・`ω・´)
もう見たまんまです。TT01、TT02それぞれののアジャスタブルアッパーアーム、ターンバックルシャフト、R31ハウスのスライドラック一式、ヨコモのYD-2用ナックルを組み合わせてます。
二駆ドリの生命線であるキレ角は90度に近い角度まで切れるんですけど、あんまり切れすぎてもカニ走りみたいになって個人的に好みではないのでストッパー噛ませて画像くらいのキレ角に抑えてます。
ナックルに関してはYD-2のものでなくとも問題は無いのですが
・キャスター角がつけられる
・スクラブ半径が小さく抑えられるのでボディのホイールアーチを大きく切らなくて済む
という点でメリットがあります。
フロントのアッパーアームはTT02アジャスタブルアッパーアームのリア側を使用します。これは無加工で取付可能です。ターンバックルシャフトを押さえるためのビス穴があり、ここにピロボールを立てて両側のアッパーアームを繋げられます。このターンバックルを回せば車高調整が可能です。
ここにダンパーを設置することも可能ではあるのですが、高さが増し、ボンネットが干渉してボディが乗せられません。トラック系ボディなら乗せられますが…。
裏側から。TT01アジャスタブルアッパーアームのリア側をフロントロアアームに転用してます。ここが今回最も加工する部分。とはいってもタミヤの5mmプラ棒で軸を延長して接着してるだけです。芯に3mmの真鍮線で補強も忘れずに。
走らせてると接着剤が剥がれてプラ棒が外れますが、真鍮線で芯を作っていれば走行には支障はありません。走ればいいのです( ・`ω・´)
R31ハウスのスライドラックパーツ一覧。これが何故か無加工で装着できます。シャーシのステアリングクランク部のビス穴を利用して組み付けるだけ。これのおかげでなんとかカタチになりました。
イーグル製のクワガタアームでも大丈夫なんですが、アライメントやアッカーマン調整がめちゃくちやめんどくさいです。その点スライドラックは円運動ではなく並行運動なので、調整が2次元的になってセッティングが格段に容易になります。
スペーサー等細かく使用するパーツはありますが、メインはこの3点です。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、この改造の一番のメリットは
「ほぼ無加工で取り付けられ、必要でなくなってもバラせば元々の用途に再利用可能」
という点です。取り返しがつく、というのは大きなアドバンテージかと思います。
しかしもちろんデメリットもありまして
・ダンパーが無いのでセッティングできる項目が一つ消える
・アルミのターンバックルシャフトはクラッシュで曲がりやすい(特にロアアーム)
このあたりでしょうか。YD2等専用設計の二駆ドリマシンを一切触ったことも無いのにいきなりTT02を改造するあたり、回り道どころかスタートしていきなり逆走するような道のりですが、この改造のおかげで周りのお客さんとの交流も増えましたし、何より自分で試行錯誤して組んだマシンが動く楽しみを得るという経験はプライスレスです。
余談ですがTT02ドリフトスペックはCVAダンパー、フルボールベアリング、スポーツチューンモーターが付属してて1万円ちょっとで買えるんでめっちゃお得なオススメマシンです。タイヤを普通のゴムタイヤに交換すればそのままグリップ走行できますよ。
ご覧いただきありがとうございました。皆様良いラジコンライフを✌︎('ω')✌︎
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