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FUJIFILM XF18mmF1.4で撮る子安浜通り

以前から気になっていたXF18mmF1.4 R LM WRを購入して約一週間。横浜市子安の浜通りへカメラ散歩に行ってきました。子安は横浜の古くからの漁港で大黒ふ頭などの埋め立てによって50年ほど前に漁業権を放棄しましたが今もアナゴ漁が行われています。屋形船も係留され、昭和のテイストが色濃く残る町となっています。FUJIFILMのオンライントーク 「CP+ 2021」の河田一規氏が出演した回でちょこっと出てきた場所でもあります。

18mmは私がいちばん好きな画角です。XF18mmF1.4 R LM WRはXF23mmF1.4 R LM WR、XF33mmF1.4 R LM WRとともに2021年に新規orリニューアルされた三兄弟(三姉妹?)で、位置づけは「高解像性能を有する新世代レンズ」。シャープな画像と美しいボケを求めてJR横浜線の大口駅で下車。子安の浜通りへ向かいました。

解像度を得るために絞り込む必要はまったくないという評価があるので、今回は絞りは開き気味を意識しました。ボディはX-PRO3。フィルムシミュレーションはクラシックネガです。

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大口駅から国道1号線方面へ。正月2日の午前中で人通りがほとんどない中、とりあえず絞りF1.8で1枚。空に露出を合わせたため全体がアンダーになりましたが建物はシャープです。

ローアングル

次にローアングルで1枚。一段絞った2.8です。

シェルSS

信号待ちをしながら空を見上げたら、シェルの黄色と赤が良い感じです。F2.8 +2/3

昭和なストアー

通りの向こうに昭和なコンビニエンスストア。ストアじゃなくてストアーか。F4 +1/3

道路標識と電線

道路標識と電線は好きな被写体。両方そろっていたら迷わずシャッター押します。F4 +1/3

ガード下

ありがちなシーンとはいえ、この壁は撮りたい。F5.6 -1/3

鉄分ゼロ

自分では鉄分ゼロの体質だと思っています。しかし架線は好き♡  F2でも架線や草のわさわさした細かい枝もしっかり描写してくれています。

富士見橋から

浜通りへ出て富士見橋からの1枚。子安といえばここ? ごちゃごちゃ感が良いです。F8 ±0

常盤橋から

移動してこちらは常盤橋から。18mmだとやや引けた感じになります。23mm向きのシーンかもしれないと思ったけれど、今日は持ってこなかった。50mmで引き寄せても良いかも。F5.6 ±0

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建物の間の隙間。差し込んだ光の色合いがきれいで撮った1枚。ピントは逆さにひっくり返してあるイスのあたり。ここは開放の1.4です。

水陸両用

係留してある船のテールが昔のフォルクスワーゲンに似ている。ワーゲンが水陸両用だったらこんな感じ? F2.8 -1/3

二階建て

浜通りの運河沿いの建物はみんな基本的に1階がガレージで2階が住居(事務所?)。F2.8 -1/3

ガレージ部分

1階のガレージに並んだクルマ。「寄り」の撮影です。18mmらしいパースでボケはきれい。ピント位置が行方不明っぽいですけど。F1.4 -1.0

2階にモノを

屋上にはモノを置いたり洗濯物を干したり。ここはシャドーがつぶれても空の色を優先。F2.8 ±0

のぞいちゃだめ

あんまり覗いちゃいけないんだろうけど、通り沿いだし。F2.8 -1/3

ホイルごとブイ

タイヤはホイルごとブイにする? タイヤを撮りたくてシャッターを押したら、結果としてハイライトとシャドーの両極端が併存するシーンになりました。F5.6 ±0

運河

運河。水面のディティールがたまらない。F5.6 ±0

三井倉庫

白トビした三井倉庫が冬空に映える。F4 +1/3

運河2

水面に映る姿もイケてます。F4 +1/3

ということで、XF18mmF1.4 R LM WRで撮る子安でした。別売のアルミ削り出し角形フード(けっこう重い!)を装着したX-PRO3とのバランスも良好で気持よく撮影できます。

3年前から使っているXF18mmF2 Rはうすくて軽くてパシャパシャ撮っちゃうイメージですが、こちらは画角は同じでももう少しじっくり撮りたいシーンに向いているレンズという気がします。

F2があるから18mmはもういいでしょ?と思っていても両者は別モノ。これはこれ。あれはあれ。

F1.4はずっと使い続けます。

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