見出し画像

本以上に「本屋」さんがすき

「本屋さんに行きたい。」
「なにか買いたい本があるの?」
「特にない。」

私の返しに、超効率重視の夫はしかめっ面をする。彼にとっては本屋は欲しい本を買うことを目的としている。「欲しい本」の選定場所は主にAmazonなどインターネット検索だ。

仮に「◯◯という本が買いたい」まではなくても、「資格の本」が欲しい、とか「料理の本が買いたいな」という目的を持って本屋へ行くのだ。買いたい本・ジャンルなしに本屋へ行くことはありえない。

対して、私は本屋を「パワースポット」と呼ぶくらい好きで、よく行く。
私にとって本屋さんはお参りする神社のようで、美術館のように眺めるもので、遊園地のように楽しむ場所だ。

本屋さんごとに違うおすすめ、ポップの書き方、陳列。
手に取る本でわかる今の自分の状態、興味関心。
たくさん並んでいる本屋さんだからこそできる表紙買い。
そしてなんといっても読みたいと思う一冊を見つけた時の充実感。

全部が本屋さんひとつで叶う。こんなに素晴らしい場所があっていいのだろうか?と行くたびに思う。

最近、閉店する本屋さんが増えていて本当に悲しい。
「ずっと本屋さんが存続しますように」と願いながら今日も私は夫を説得して、本屋に行く。

みなさんにとって本屋さんはどんな場所ですか?お好きですか?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?