人生ナメ男ちゃんが心を入れ替えたきっかけ

前回記事

で触れた

>それなりに暮らせるだけでいいよー社会人になっても勉強なんかしたくないわーと考えている人生ナメ男ちゃんでした。

についてです。

あと完全な自分語りです。少し長くなりますので自分語り嫌いな方はスルー推奨です。

※前回同様、多少のボカシを入れています。

前職はQAでした。

担当はとあるソフトウェア。ざっくりいうと基本設計~テスト工程までの内容監査とリリース前のテストが主な業務でした。

開発チームが気づかない不具合の摘出またはその芽を摘み取ってあげるのが主な仕事で感謝されることもありますが、成果物に細かーいことまで指摘する立場なのでウザがられる傾向にあるかと思います。。。

前職の方たちに失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、
正直言うとプログラミング言語がほとんど分からなくてもなんやかんや仕事としては何とかなってしまいます。
当然ですが私含め一部の人間がそうであっただけで、全てのQAがそうなのかというと違いますので。ハイスキルなQAはごまんといますし、そのような方は開発チームからはちゃんと信頼されると思ってます。
私は少なくとも。。。察してください。

話を戻しますが、前回述べたとおりほとんど自己啓発と呼ばれるものをほとんど行っておらず、上流工程も成果物のチェックのみ、リリース直前のみシステムを操作しテストするという流れの中では、
仕事の中で身に付くスキルもそのプロジェクト(会社)でしか通用しないという潰しが効かない状態になっていました。

開発チームで上流工程を経験していればそれがそのまま本人のスキルの積み上げになりますが、+@になる勉強をせずに内容監査と下流工程でテストしているだけでは中々スキルが積みあがらないのは当然ですよね。

森岡毅さんの名書「苦しかった時の話をしようか」にある「会社と結婚するな。職能と結婚せよ。」とはこんな状態になってはいけないということですね。
読んだ際にまさにこれやんけ!とグサグサ心臓刺される感じがしましたw
(「苦しかった時の話をしようか」は本当にオススメ!)

しかし、仕事がマンネリ気味だった以外は危機感をほとんど持たずに過ごしていました。
能天気とかそんなレベルじゃねー、ただのバカですよ。


このままじゃヤバいかもとはっきり思い始めたのは妻と付き合い始めて少し経った社会人5~6年目くらい。

結婚も意識する年齢だったので今後のことをふと考えたときに、
そもそもこの仕事内容じゃ単価安くて当然だから、どうしても昇給しにくい構造になっているんじゃと感じたこと。
そして自己分析してみてITパスポートを取得した以外に肝心な潰しの効くスキルが身についていない。
ということに気づきました。

この状況を何とかしようと、まずは会社に残る前提で関係がよかった当時の上司に潰しの効くスキルに繋がる研修をお願いしましたが予算上厳しい、所属変更も未経験では難しいと。

いやいやどうすりゃいいんだよという状態。(いやいや誰が見ても完全に自業自得ですから!残念!)

ここで会社に対してぎゃーぎゃー騒いでも意味がないので、ソフトウェア品質保証の募集にダメ元でいくつか応募しましたが書類は通っても1次面接で落ちる。残当。

この辺りで妻と結婚しましたが、仕事面では他のプロジェクト支援で不定期に出張するようになった以外は以前と状況もあまり変わらず、担当業務をルーチンワークに感じてしまいモチベが上がらない・・・という時に思い切って会社を辞めIターンすることを決意します。
環境を先に変えるという大博打ですが、Iターンするに至った経緯は家庭の事情も理由の1つなので詳しい話は省略します。

妻と二人で引っ越し後、別業種の資格保有者である妻はすぐに就職が決まり、私は採用試験を何社も受け続けるのですが、引っ越す前と同様、書類は通っても面接で落ちる。残当。

受けては落ち受けては落ちを繰り返すと、自己否定された感じになってしまい自信も失って、元々面接が苦手なタイプだったのもあり相当なストレスを感じてました。
完全に自分のせいなんですが、もう2度と経験したくない。
(この時期を支えてくれた妻には感謝しきれません。焼き土下座レベルです。)

という感じでメンタル的に限界となっていた矢先、エンジニア希望者向けの公共職業訓練があることが分かって応募します。
で、少しの期間を置いて訓練スタート。

訓練期間中は黙々とカリキュラムをこなし、+αで基本情報を取得。
就活も同時進行なので何社か受けましたがお祈りを何度か食らったところで、今の会社から声がかかり内定となりました。
ちなみに入社後にはMCSA取得しました。(なくなってしまうけどw)

QAの経験で得たものはゼロではないですし、現職で経験を活かすこともできています。
自分がこのような経験をしたのを前職の作業プロセスのせいにしたり、ディスったりしてるのではありません。

潰しの効くスキルが20代前半で習得できなかったのは「社会人になって勉強なんかしたくない」という単なるワガママからの結果です。
這い上がる機会はたくさんあったはずで、何にもできない癖に努力することを選択ぜず楽な方へ楽な方へ行く選択をしたのは何よりも自分です。
学歴も特筆すべき才能もない私は正しいベクトルで人並み以上に努力しないと「それなりの暮らし」という普通レベルなんかまず無理とこの時痛感しています。


約10年前の私にはレミーボンヤスキーばりのフライングニーをお見舞いしてやりたいと今でも思っていますwww

努力は100%報われるとは思っていません。
適切な方向への努力で結果的に給与や賞与が上がったり転職が成功したり、大きな仕事を任されるようになったりと、
今よりも何かしらいい方向に転がる確率が上がるのではと個人的に思っています。
もっと若いときにこの辺を理解できていればよかったのですが、余りにも世間知らずでしたし、人生ナメすぎでしたね。



以上が人生ナメ男が心を入れ替えたきっかけでした。

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