見出し画像

おうち時間には甘くて素敵なものが必要ですという話

このところ、おいしいもので命を存えさせている。
もともと食べることが好きだし、何かいいことがあったりつらいことがあると、ご褒美や慰めとして「何かちょっと素敵なもの」を用意するのが常だった。何気なくしていたことが存外に気持ちを引き立ててくれていたんだな、と気づいたのは、おうち時間が増えてからのことだった。

……ということで、おうち時間のうるおいとしてここのところ縋ってきた、「ちょっと素敵で、おいしいもの」についてのご紹介です。

TABLES CAFE「バターサンド」

画像4

雑誌でもよく取り上げられているTABLES CAFEの「バターサンド」は、実は広島のメランジュ・ドゥ・シュハリでも買える。
手のひらサイズの可愛いバターサンドは、四角いビスケットでホワイトチョコとバターのクリームをたっぷり厚く挟んだ、見た目からしてため息ものの品。お酒の香りを纏ったレーズンとふんわりみっちりとしたクリームが口の中でとろんとほどけていくと、どんなゆううつも溶けて消えてしまう。
バターサンドは夢の食べ物なので、人によってどこのものが一番というリストがあるお菓子の一つだと思うけれど……丁寧に淹れたお茶やコーヒーと一緒に、ぜひ一度試してほしいなと思う。
銀紙に包まれて(この銀紙、というのが大事)箱にきゅっと3つ収まって800円なので、あまり持ち歩かないでいいときの気軽なお持たせにすることも。
残業続きで疲れ切って、ふいに訪れた手隙の金曜日にはちょっとだけはやく上がって、よくこのバターサンドを買って帰っていた。
先頃は、ほとんどのお店が閉まっている中、開いていたところをささやかながら応援の気持ちを込めて買った。イチゴミルクサンドもあるのは知っているのだけども、今日こそ試してみようかなと思いつつ、気づいたら「バターサンドください」と言っているのだった。

代官山シェリュイ「プティ・フール・セック」

画像6

おしゃれな地図柄のまーるい缶に、7種の異なる味をした一口サイズのクッキーがいっぱいに詰まった代官山シェリュイ「プティ・フール・セック」は、ブルーの包装紙も可愛い。さし入れにいただいて(なんて素敵なものをくださるんだろう!)と感激したお菓子のひとつ。
こちらは甘いクッキーだけど、「プティ・サレ・アペリティーフ」は塩気の効いた小粒パイで、お酒にもよく合います。しゅわっとしたお酒と合わせたい。ついいっぱい食べちゃいそうになるので、小皿を用意しておくといいかなと思いつつ、いっぱい食べちゃう。

↓はフール・セックとサレ・アペリティーフのセット。いずれも小缶・大缶があります。

資生堂パーラー「サブレ」

画像2

資生堂パーラーのお菓子は、まずデザインがうっとりするほど素敵で、バレンタインの時期は毎年必ず買ってしまう。デザインも素敵で味もおいしいので、よく手土産にしがち。ショーケースを覗いているだけで浪漫だな~とほわほわする。ぎりぎりまだデパートが開いていた頃、滑り込むようにして買ったのは、サブレ。ほんのりココナッツの香りがするノワドココと、カカオの2種が11枚ずつ入って1,080円とお手頃。ちょっとひと息つきたいときに銀と青の缶を開けてさくっと一枚つまむと、それだけでほんのり気持ちが華やぐ。レトロさとモダンさがこれ以上ないほどに調和した箱や、そこにかけられた箔押しのうつくしいリボンがちらちらと覗く紙袋を提げているだけで、ちょっとご機嫌な気持ちになるように。

画像3

サブレと一緒に春限定の桜チーズケーキも買って、こちらはオンラインお茶会のお茶請けにした。

cake太陽ノ塔「タイヨウノカンカン」

画像5

おうちにいるし、ここ数年ブームが過熱しているクッキー缶を頼んじゃおう……! ということで、婦人画報のお取り寄せからぽちったのがこちら。ずっと存在は知っていたのだけど、あらためてまじまじ見るだに、ほんとうに可愛い。そしておいしい。頑張ったらちょっとずつ食べていいことにしている。どのクッキーがどの味だよ、という名刺サイズのカードも可愛い。缶はお手紙入れにしようかな。

公式オンラインショップを見たら、「タイヨウノカンカンmini」もあるようだった。こちらもクッキー缶のデザインからしてレトロでキュート。タイヨウノカンカンを食べ終えたら、いくつか頼んでみるつもり。

しかし、婦人画報のお取り寄せはものすごくそそられるサイトで、真夜中に(うっ……!!!)と物欲の雷に打たれてしまい、母の日のプレゼントと称して自宅にもう一缶、長らくお世話になっている方に一缶、一緒にぽちった。行き届いているなと思うのは、同じ決済処理でもこうして贈り物と自宅など、複数箇所に送り先を設定できるところです。すごい。

番外編「おうちで作る気ままホットサンド」

いよいよおうちで過ごす時間が増えるんだな、という予感が強まった頃、ずっとずっと気になっていた、ホットサンドメーカーを買った。ずっとずっと、というのはわりかし長い間のことで、ずぼらな自覚のある私は(三回くらい使ったら置物にしてしまうのでは……)と危惧していたのだった。けれども、ほぼ毎日活躍していたりする。 

画像7

ホットサンドは、バターを塗ったパンがきつね色に焼けてくるいいにおいが漂いはじめたら、そわそわして、そわっとして、えいっとお皿に出すのが楽しい。考え事をしながらでも作れるし、何より簡単で、ちゃんとおいしい。挟むのは、だいたいたまご・ポテサラ・ハム・ベーコン・ウインナー・チーズ・納豆あたり。先日サバ缶を試したら、幸せでしばらく動けなくなった。いただきもののジャムやピーナッツバターがあるので、甘いホットサンドにも挑戦したいところ。

私が買ったのは燕三条製の分離する直火式のものですが、食パン1枚で挟めるタイプのものや電熱式のものもあるので、お好みで。


おいしいものは、幸せをくれる。甘くて素敵なものなら尚更のこと。
……ということで、ちょっと休憩しようかな、と思ったらいそいそと次のおやつを探しにいっているのでした。

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?