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スピリチュアルシリーズ③母の死を予知してしまった私の辛かった記憶( ; ; )

ちょっと霊媒体質の私。
自分のスピリチュアルシリーズの3話目です。
今回は、少し辛かった…でも、ありがたくもあるスピリチュアル体験を書こうと思います📝
スピリチュアルシリーズ①はこちら↓


スピリチュアルシリーズ②はこちら↓


母の晩年はウツ病との戦いだった。

母は乳飲み子の時に自分の母親に捨てられ、その後、義母に育てられ、そのあと産まれた異母兄弟と差別され、実の姉とは長い間、別々に暮らしたという経験があり、愛情に飢えていたのだと思う。

今なら良く分かるのだが、そんなことに気づいたのは母が亡くなってからだった。

私自身は両親の愛情を受けて育ったため、
世間知らずの苦労知らずで…母の寂しさや苦しみを理解してあげることができなかった。

今だったら…とそれだけは今でも悔やまれる。

そんな母は、療養も兼ねて沖縄県の宮古島で数ヶ月暮らしたことがる。

私も、時間を作っては母の元に足を運んで二人の時間を過ごしていた。

その時の母は不安が強く、
いつも3階のベランダから下を覗き込んで

「ここから落ちたら死ねるかな?」

と何度も言っており、私はそんな母をひとりで
受け止めることに疲れる時もあった。

でも、いつも空港で「またすぐ来るからね」と言って別れる時は、母をひとり残して帰るのはとても辛かったことが思い出される。

そうやって宮古島に通い始めた私。
ある晩、私の中に母の姿が見えた。

棺桶に横たわり、周りをそれはそれは綺麗な花で埋め尽くされている母の姿が。

え? 今のは何? 

きっと気のせいだろうと思って打ち消した。

でも、打ち消せば打ち消すほど、その母の姿は、はっきりとした映像となって、何度も私の前に現れてくる。

この「見える」という感覚は、本当に目の前に見えるということではなく、
自分の胸の内側に映し出されると言った方が正しいかもしれない。

何度も現れてくるその映像を打ち消したくて、私はお風呂に入ってシャワーを強めに浴びて
洗い流すかのようにジャージャーと流したが
それでも全く改善されなかった。

その夜、私は、何かに駆り立てられるよう
 「明日宮古島へ行かなくちゃ」と思い、
一睡もせず準備をした。


とにかく色々とスーツケースに投げ込んで
めちゃくちゃな荷造りだったように思う。

その後、朝になるのを待って空港に向かい
飛行機に飛び乗った。

この時の私は、母がすぐにでも死んでしまうんじゃないかという気持ちがいっぱいで、とにかく苦しくて息も出来ないほどだった。

そして、宮古島で母と再会した私は、ホッと胸を撫で下ろしたが、その後も、死んでしまったらどうしよう…と心の中で思いながら母の寝顔を見ていたことを思い出す。

私は、宮古島滞在中に「ユタ」と言われる島の神事を行う人に会い、私に見えてる映像のことを恐る恐る尋ねてみた。

すると

「人は誰でも死ぬ時が来るから、お母さんとの残りの時間を大切にして欲しいと、宮古島の精霊達が教えてくれているんだよ。」と言った。

「すぐ亡くなるのですか?」と聞くと、

「命の長さについては答えられないけど
今すぐということではないよ」と言った。

私は、この時、とても複雑な想いだった。

でも、このことを聞いた私は、
この時の宮古島滞在中に母へ

「産んでくれてありがとう。お母さんの子供で良かった」と伝えることができた。

母はとても驚いた様子だったけど、
嬉しそうだった。

普段は照れくさくて言えない言葉が、
母との残り少ない時間を知ったことで

「今、言わないと後悔する」

という想いからかすんなりと出てきた。

そして、私が見た映像とユタの話しなんかデタラメなんだ!と思いたかった私だが…

このことがあったことで、母との時間をこれまで以上に大事に大事に大切に過ごした。

そして、それから3年後、母は旅立った。

その時、葬儀の場で見た母の姿は、
あの日、私が見た

「棺桶に横たわって綺麗な花に囲まれた母のあの姿」と全く同じだった。

そうだったんだ、この時の場面を先に見せてもらってたんだ…と思いながら

私は棺桶にすがりついて、人目もはばからず声をあげて泣いた。

ただでさえこんなにも悲しいのに、あの時、私に母の命が短いことを教えてもらえていなかったら、大切な言葉も伝えられず、母との残された時間も無駄に過ごしてしまい、私の悲しみはこの何倍にも膨れ上がって、後悔で押し潰されたかもしれない。

立ち直れなかったかもしれない。

いろいろ敏感だと、知りたくないことや気づかなくていいこともキャッチしてしまい、苦しいことも多いけど…このスピリチュアル体験にはとても感謝している。

【本日の締め】

大切な言葉は後回しにせず、
今、言いましょう(#^.^#)
照れるなかれ♪

時間は有限なり!


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