100年前の世界恐慌と今は何が違うのか?

今の貨幣制度は『信用創造』なので、インフレ率が上がり過ぎない限り(日本では2%~4%程度が上限)貨幣を発行=財政出動=国債発行できます。

しかし1920年代から勃発した世界恐慌の時代には、貨幣制度がまだ『金本位制』で世界経済を動かしていました。

金本位制では、金の保有量=信用で貨幣発行額が決まってきます。なので貨幣の流通量が減り、今の日本経済のようなデフレの状態になったとしても、金の保有量以上の貨幣を発行することができなかったのです。

ちょうど100年前の話ですが、第一次世界大戦とスペイン風邪の影響を受けて、最終的に世界中でデフレによる大恐慌が起きてしまいました。

ちなみにデフレとは、モノが売れずに物価が下がり、おカネの価値が上がる(貴重なので貯金に回す)経済的現象のことを言います。

今はコロナによる世界恐慌が起きているので誰でも体感的にわかることですが、デフレは資本主義経済では異常なことなのです。

ですが100年前の貨幣制度と決定的に違うことは、現代の通貨は貴金属との交換が保証されない『不換通貨』なので金の量に左右されず貨幣発行できます。

ですからよく新聞などの記事で見かける『財政赤字』とは貨幣発行であると同時に、国民にとっての『黒字=資産』となるのです。

つまり100年前と違って、今では政府の行動次第で『デフレは脱却できる』のです!!

日本のように100%自国通貨建てで国債発行(財政赤字)をしている国家は、インフレ率が正常な範囲(2%~4%)を超えない限りデフォルトすることはありません。

繰り返しになりますが、今の貨幣は『信用創造』です。

従って政府はゼロから貨幣を創出することができ、なにか物理的な制限や上限があるわけではありません。

このことをよく理解しているアメリカのトランプ大統領は6月までに100兆円(GDP比の約4.6%)を超える大胆な財政赤字を拡大しましたね!

実に純粋な保守派らしいスピーディーな対応だったと思います。

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