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No.27.28.29《pattern》 aykorokina

札幌の小さなタティングレース教室から、あなたの元へレッスンをお届けします。タティングレースがはじめての方は、基本Step1からお読みください。

こちらでは、オリジナル編み図の作り方や、ちょっとしたコツを書いています。パターンは教室でご利用いただくほか、この記事の下からダウンロードしてお使いください。印刷してお届けご希望の方は、販売サイトminne, creema をご利用ください。

作品について

アコロキナはアイヌ語の'エゾアザミ'を表します。
トゲトゲしていますが、ふっくらと可愛らしいアザミ。パターンではドロップ型を繋いだドイリーの他、スクエア型としずく型のパターンも記載しています。ひとつのモチーフをイヤリングやネックレスなどにアレンジするのも人気です。(パターン№27.№28も記載しました)パターンはこの記事の最後からダウンロードできます。

《使用した糸》
ミルフローラ#40

《内容》
図案(7種)

《完成サイズ》
(モチーフひとつの大きさ)  約5cm(40番レース糸使用)

パターンができるまで

No.27.28.29は以前刺繍作家さんとコラボレッスンの際にデザインしたモチーフです。3つのパターンのそれぞれの1段目は異なります。2段目はピコありとピコなしのデザインを楽しめます。1段目は3種類から選び、2段目は6種類から選ぶことができ、自由に組み合わせることができます。

暮らしの中での楽しみ方

№27.29はアレンジとしてモチーフつなぎもご用意しました。好きな長さに繋いで楽しんでみてくださいね。

ポイント

一番のポイントは、№29の中心のロングピコのリングが1番のポイントです。長さを揃えるのはもちろんですが、糸端の始末をするための目が少ないので、少しコツが必要になります。


作ってみましょう

No.29 aykorkina Style1 

1.長さを揃えたロングピコ

慣れるとコツがつかめて目見当でもきれいにつくることができるのですが、難しいときは厚紙などでピコゲージを作ってみるのもいいですね。

2.糸端の始末

2本の糸端を左右に分けて、終わりの糸端(シャトルから切り離した糸)は始まりの目に、始まりの糸端は結びおわりの目に1/3程度針で芯糸に沿って通してあげるのが基本ですが、 aykorokinaのように小さなリングは伸びると形が崩れやすいですね。こんな時は、ガイド糸を使って始末糸を引き込む方法がお勧めです。参考に始まりと終わりにガイド糸を結びこみ、始まりの糸端は終わりのガイド糸を、終わりの糸端は始まりのガイド糸を使って芯に引き込んで始末しましょう。この時のガイド糸はリング全体の1/4程度まで結びこみます。長い距離を結びこんでしまうと、リングのカーブの加減でガイド糸を引き抜くことが難しくなりますので気をつけましょう。
初めての方は、太い糸で練習してから作ることをお勧めします。


No.29 aykorkina Style2

Style1同様にロングピコの長さと糸始末を丁寧に仕上げてください。外側にはピコがたくさんつきます。上下は金具をつけて使えるようにピコはありません。上にマルカン、下にストーンをつけて大ぶりのイヤリングも素敵です。


No.29 aykorkina アレンジ

Style1の上下のリングにピコをつけて繋いでみましょう。好きなサイズ、形に繋いで楽しんでみてくださいね。サイドボードや棚のスペースに合わせて作ることが出来ますね。


№27 スクエア Style1

1段目 
ピコで繋がらないリングの連続です。形を作りにくいですが、最後の仕上げで始末糸を小間結びし、形を整えると落ち着きますのでリングの大きさを揃えることを気を付けて作ってみましょう。

2段目
1段目のピコをチェインに繋いで作ります。チェインの引き加減が緩くならないように気を付けましょう。

№27 Style2

Style1の1段目を作らない縁飾りだけのパターンです。フレームとしてコラージュなどにお使いいただいています。

№27 アレンジ

2段目のピコで繋いでいきます。モチーフつなぎは左側から順に作りながら繋ぐと分かりやすくなります。苦手な方は図案と同じように置いて繋ぐ位置を確認しておきましょう。

多めのドイリーを作るときは、同じモチーフを複数つくってから、間を作りながら繋ぐ方法もあります。中心を作らないパターンで間を繋いだり、中心の糸の色を変えて作るのもお勧めです。


№28 ドロップ Style1

1段目
4つのリングをピコで繋ぎます。こちらはひねりのある繋ぎ方をします。3つのデザインの中では一番作りやすいデザインです。
ひねりのある繋ぎ方はこちらから

2段目
ドロップ型は頂点のリングは吊り下げて使用できるようにピコはありません。その他のリングにはたくさんのピコが付きます。ピコの大きさを揃えながら作っていきます。私はピコガイドは使用せずに作るのが好みなので、仕上げた後に整える方法をお伝えします。大きく作りすぎないことが一番のポイントです。3つ以上ピコがあるときは中央のピコを高く見せるとバランスがきれいに見えます。整えるときは、シャトルの角をピコに差し込みます。

№28 Style2

Style1の1段目がなく、2段目にピコを付けないデザインです。中心にストーンを飾ってお使いいただくと素敵ですね。


参考動画

movie リングの解き方(基本編)


Movie リングの解き方(応用編)


Movie チェインの解き方(応用編)


Movie 糸端の始末




タティングレースがはじめての方

こちらからお読みください。

《関連商品》
Step1 (りぼん)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
Step2(まる) ピコ繋ぎ
Step3(しかく)ひねりのあるつなぎ方
Step4(シャトル2つ)ジョセフィンノット、トリプルリング

ナナイロタティングとは

札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/)

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