コラム 糸が足りない?(リング編)
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
コラム 糸を足す方法(リング)
タティングレースはシャトルと呼ばれる小さな糸巻きに糸を巻いてを作ります。シャトルにはたくさんの糸が巻いておけません。一般的なサイズのシャトルに巻ける長さは、レース糸#20だと5~6m、#40でしたら7~8mくらいでしょうか?(おおよその見当です)
大きなドイリーや、長さのあるブレードを作るときには、必ずシャトルの糸が足りなくなります。また、巻の少ない糸玉を使用すると、こちらも足りなくなりますね。そんな時は、糸を足して結んでいきます。
糸を足すときには、チェイン、またはリングの途中では取り換えることが出来ないため、残り糸に気をつけながら、きりのよいところまで結びます。チェインまたはリングが終わったところで新しい糸と取り換えていきます。
今回はリングの結び初めで足す方法をご紹介します。チェインで糸を足すときはこちらをご覧ください。
方法①リングの糸だけ取り替える
チェインを作り終わったらシャトル糸を始末分(10cm程度)残して切ります。左手のチェインの糸はそのままです。
シャトルに必要な分の糸を巻いて、始末糸を残し新たにリングから結び始めます(繋ぐピコがある時は忘れずに)。リングが終わったら残していたチェインの糸で続けて作ります。
取り替えた位置に始末糸は2本あります。最後に針を使って始末をしましょう。
方法②リングとチェインの両方を取り替える
チェインの終わりで2本の糸を切ります。シャトルに新たに糸を巻きます。
(1色で結ぶ時)
シャトルと糸玉糸を繋げたまま、リングを結びます(繋ぐピコがある時は忘れずに)。リバースして続きのチェインを結びます。始末糸は2本です。
(2色で結ぶ時)
始末糸を残しシャトル糸でリングを作ります(繋ぐピコがある時は忘れずに)。始末糸を残し新たな糸玉を左手に掛けてチェインを結びます。始末糸は4本です。
方法③左手の糸玉糸を利用する方法
最後のリングだけが足りない…なんていう時もありますね。そんな時は、シャトルに残りのチェインに必要な分を残してシャトルから外します。糸玉をリングに必要な長さを残してカットします。
2本の糸を一重に結び入れ替えます。(参考/シャトルの入れ替え)
糸玉から切った糸をシャトルに巻いて続きを結びます。始末糸はでません。
参考
糸始末①針を使う方法
糸始末②結びこむ方法
糸始末③ガイド糸で引き込む方法
タティングレースが初めての方はこちらから
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