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ステイホームそしてテイワットへ

今日は最近はまっているオープンワールド型アクションRPG「原神」の話をする。
※この記事はRPGが下手な原神初心者が書いています。

原神ってどんなゲーム?

『原神』は、miHoYoが贈る新世代オープンワールドRPG。本作であなたは旅人となり「テイワット」という幻想世界を冒険していく。
この広大な世界を自由に旅し、個性も能力も豊かな仲間たちと共に強敵を打ち倒して、生き別れた兄妹を探そう。もちろん、目的もなく好奇心のまま探索したり、大陸に散りばめられた謎を解いたりと楽しみ方はあなた次第……生き別れた兄妹と再会を果たすその日まで、旅は続いていく。

−App Store 説明文より

原神はPS4、PS5、PC(Windows)、iOS、Androidに対応したアプリゲームで、私はiPadで遊んでいる。
アプリの説明文の通り、ストーリーを楽しむもよし、好きなキャラクターを愛でるもよし、戦闘を極めるのもよし、ひたすらフィールドを歩き回るもよしの自由度の高いゲームだ。
私がこれまで遊んできた多くのスマホ向けアプリゲームのように、同じ手順を2〜300回以上繰り返してイベント報酬を取るようなものや、オートプレイで放置してストーリーだけ読めばいいようなものではなく、自分でキャラクターを操作して自分でやることを考えながら遊べることが新鮮である。
この記事では原神のおすすめしたいポイントを6つ紹介する。

写真を撮ることが楽しい

スマホのボタンを複数同時に押すなどして撮影する「スクリーンショット」ではなく、ゲームの世界でのカメラを使用した「写真撮影」ができる。
写真撮影の手段も複数あり、ゲームメニューから使用できる「写真機能」ではボケ感を調整する等して凝った1枚を撮ることが可能だ。

▲調整すると球ボケも再現できる

また、ゲーム内の装備アイテム「写真機」は装備することでメニューを開かずとも残したい瞬間を撮影することができる。(しかも装備アイテムの写真機は現時点で2種類ある!)

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▲かわいいモーションのかわいい瞬間を撮りたい。難しい。

写真撮影機能は上記のように好きな場面を残すことに使用する他、NPCに写真撮影を頼まれるようなゲーム内のイベントや、現実世界で公式が開催している写真コンテスト等様々な用途で使用することができる。
原神の世界には実在の国をモチーフにした7つの国があり、現在3つの国がマップ上にあるが、写真機を作った国へは今後のアップデートで行けるようになるそうだ。
写真機の本場では更に写真機やレンズの種類が増えたりするのだろうか。
今後のアップデートか楽しみだ。

音楽をずっときいていられる

私の好きな作品の特徴として「キャラデザがいい」「ストーリーがいい」「音楽がいい」が挙げられる。
原神の国は実在の国や地域をモチーフにしており、それぞれの国毎に異なる雰囲気の音楽が流れている。
そしてその音楽はヨーロッパをモチーフにした国は「ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団」が、中国をモチーフにした国は「上海交響楽団」が、日本をモチーフにした国は「東京フィルハーモニー交響楽団」がそれぞれ演奏している。
中国のゲームなので全て中国で制作した音楽だと思っていたが、このこだわりには目を見張るものがある。

▲サウンドトラックも楽曲製作秘話も公式YouTubeで見られる。以下は日本をモチーフにした国「稲妻」の演奏の様子。

これらのフィールドBGMは耳馴染みがよく、音楽をききながらゲーム内をただただ目的もなく歩き回っているだけで、さらにはゲーム内のベンチに座りそのままゲーム内の時間によって変化する風景を眺めながら音楽を聴いているだけでも楽しめてしまう。

「音楽は一種の言語であり、魔法の呪文みたいなものです。もう少しゲームの世界にいたいと思わせる、これがゲーム音楽の使命だと思っています。」

−【原神】 旅人のメロディー ゲーム音楽の制作秘話  より

「もう少し」どころかずっとここにいたくなってしまう。

歩き回ることが楽しい

このゲームはオープンワールドなので、自由に動き回って遊ぶことができ、フィールドには至る所に楽しみの要素が散りばめられている。
例えば下の写真に見えるだけで、花を摘んだり、花の種を採取したり、スライムと戦闘したり、鳥を狩って鶏肉にしたり、鳥を捕まえたり、鉱石を掘ったり、木を切り付けて木材を得たりすることができる。

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▲向こうの崖の上までもどこまでも行ける

花にもたくさんの種類があり、木から入手できる木材も桜や杉や松など様々だ。
できることが……多い……!
そして視点を変えれば、魚がいたり(釣りができる)蝶々が飛んでいたり(捕まえられる)水を凍らせて氷の上を歩くこともできる。
そしてこれらは「できる」であって「しなければならない」ではない。
フィールド上全ての花を摘まなければならないわけでも、全てのモンスターを倒さなければならないわけでも、全ての木を切り付けなければならないわけでもない。自由なゲームだ。
とはいえ目の前に入手できる物があるとそこまで歩いて行ってみたくなるもので、ついつい「あっちにも何かある!」「こっちにも何かある!」とフィールド上をうろうろしてしまう。
えぇ、決して道に迷っているわけではないんですよ……ほんとうですよ……

他人と競う必要がない

このゲームにはマルチプレイ機能があるが、基本的には1人で遊べるゲームだ。
フィールドには様々な仕掛けや謎解きがあり、キャラクターのスキル等を使用するものもあるが、全て主人公及び配布されるキャラクターで攻略可能となっているのだそうだ。
現に私は1人で遊んでいるが、特別困ったことはない。
また、戦闘でのPvPやギルド要素がなく、イベント等でランキング付が行われることもない。
対人要素があると、常に更新されるその時々に応じた評価の高いキャラクターを使う必要があったり、課金額=強さのようになったりするが(いわゆるPay to Win。限定ガチャからイベント特攻を確保してイベント特攻アイテムを買ってそうしてやっとイベントを走る準備ができるゲームをたくさん通ってきた。)そういった要素がないように感じる。
他のユーザーと4人で遊ぶ「かくれんぼ鬼ごっこ」のイベントはPvPといえばそうだが、棚田で案山子に変装したり、遺跡で石灯籠に変装したりしながら鬼役から逃げたり隠れたりする和やかなイベントである。
このゲームの対人面においては、リリース初期から始めたユーザーも、期間限定キャラをたくさん持っているユーザーも、始めたばかりのユーザーも一緒に楽しむことができる仕組みになっているようだ。

戦闘はやりがいがある

ここまで写真を撮ったり、お散歩したり、蝶々を捕まえたり、かくれんぼしたりと和やかな遊びの話ばかりしているが、「強敵を打ち倒し」と説明文にある通り、戦闘の要素もある。
というか多分おそらく、このゲームのユーザの多くは戦闘コンテンツをエンドコンテンツと捉えている。
私は戦闘RPGをあまり遊んだことがなかったので、最初は敵の攻撃をモーションに合わせて攻撃を避けることもよくわかっていなかった。
私はこれまで画面を見なくても遊べるようなゲームばかりしていたので、実際に自分で好き勝手に動かして遊べることが新鮮な体験ですっかりはまってしまった。
また、雨が降っている時に雷属性の攻撃すれば濡れた敵を感電させることができるし、燃えている松明の側で風属性の攻撃をすれば近くの草原ごと燃え広がらせることができたりと、フィールド上の戦闘は周りの環境を利用した戦いができて面白い。
そして、フィールド上の敵はプレイヤーのレベルに合わせて段階的に強くなっていくのでちょうどいい強さの敵が出てくる。

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▲敵も夜な夜な訓練をしているので強くなるのだ。

戦闘系イベントの難易度は高く感じるが、立ち回りやキャラの組み合わせを工夫して何度も挑戦と改善を繰り返すと少しずつ敵を倒す時間が短くなっていく。
つまり、PDCAサイクルを繰り返し回すとゲームは上達するのだ。

料理が魅力的

このゲームの運営会社miHoYoの2次創作ガイドラインには、許可されている活動内容として「当社コンテンツをモチーフにした料理等の制作、展示、公開」が明記されている。
登場する料理は実在する料理がモチーフとなっており、見た目や説明文は実際に作ってみたいと思わされるようなものだ。
現実世界ではゲームに登場する料理を再現する公式コンテストが開催されたり、料理を作る方が公認のクリエイターに選出されたりと、ユーザーに食を楽しんでほしいと考えているのだろうと思う。
そして、ストーリー上で料理を囲む描写にもかなり力を入れているように感じる。

▲中国ではよく大根スープを食べるそうだ。料理は文化だ。知らない文化は面白い。

良い食事の描写のあるコンテンツは良い作品であることが多い、というようなことを学生時代の講義で聞いたことを思い出す。

▲これは本編のセリフではないが、食に関しては概ねこのような雰囲気である。

それからたくさんの面白いこと

以上が6つのおすすめしたいポイントだ。
他にもわくわくするストーリーや魅力的なキャラクター、ゲーム内で入手できる書籍が独立した物語として楽しめること等、まだまだおすすめポイントはある。
しかしこれ以上は長くなりすぎるし、私は理想のマイホームづくりのために木を切ったり鉄を集めたりしたいので今回はここで終わりにする。

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▲真のエンドコンテンツはハウジングではないだろうか……?
絶対にいつか自分だけの最高のフォトスポットを作るのだという意気込み。

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