私の遺産分割調停体験談 記事番号05弁護士との打ち合わせ後~調停第一回に至るまで

今回は、遺産分割協議の第①ステップである「協議」とその後のステップ②「調停」に至るまでについて書きます。
①「協議」のステップでは、関係者間を弁護士を介し意見交換を行い、解決の糸口を探ります。
中心に立って実務を行えるのは、法的に弁護士だけとなっています。
このステップでうまく決着ができたのであれば裁判所にお世話になる事はないのですが、自分の事例ではここで解決できず、次ステップである②「調停」へ進みました。


1.「連絡書」による兄への連絡→調停へ進む決定

弁護士との打ち合わせを踏まえ、私側の分割協議の考えを記し、これについての意見を弁護士へ連絡してほしい旨作成された「連絡書」という文書を弁護士が作成。兄へ送付されました。

「連絡書」に対し兄が何か意見がある場合、弁護士を仲立ちとした意見交換や交渉、相手の出方、考え方や行動の把握がおこなれるのでしょうが、「連絡書」を送付後2か月を経過しても兄より連絡は一切ありませんでした。
私は、兄が協議に応じる意思がないと判断し、次のステップである調停へ進むこととしました。

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