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人間って、案外カンタンには死なないんんだな~ホームでの入院生活編~

ホーム病棟は絶対的な安心感~長年の信頼と実績~

あの怒涛の手術が終わって、何度も生死の境を彷徨いながら、やっと20日振りにホームへ帰還する事が出来た。

この先、外科とリウマチ免疫内科の先生達と相談しつつ、治療方針を決めて行くらしい。疑問のに思った事や心配事は、看護師さんに聞いてもらって、自分でも退院に向けて調整するのみだ。

ホームの病棟に戻った時点で、担当看護師さんは別の病棟に行ってしまったが、新しく担当についてくれた看護師さんが、これまた話の合う若いお兄ちゃんだった。

私の姿を見て、「よく無事で帰って来れて良かったね」と、暖かい言葉に最近には、めっぽう弱い。

すぐに目頭が熱くなって、泣いてしまう。

今思えば、ステロイドを服用していて、情緒不安定なのもあったし、そんな面倒くさいアラフォーのオバサンに良く付き合ってくれたものだと、看護師さんには頭が下がりっぱなしである。

それでも慣れないもの

行動制限もなくなって、リハビリも一人で行けるようになったし、好きな時に病院のコンビニにも行けるようになった。

3食出された食事も、完食出来るまでになって、体重も少しずつ増えて来たが、まだまだ慣れないものがある。

右のお腹に付いた梅干しのような人工肛門。

それと、フランジ交換がどうやっても慣れないままだった。WOCナースさんが見守る中、一人で交換していると、「もう手技は完璧だね。きれいに交換出来てるから、退院しても大丈夫!」と、太鼓判を押してくれているけれど。

変なところだけ完璧主義の私は、「え、本当にこれで良いの?」と思ってしまう。

まだ抜糸の予定も決まっていないから、お腹は正直グロテスクなままだし、ステロイドの影響から傷が治るのも、とても遅い。

何もかもが、普通の人よりも3倍は掛かると考えていた方が、いいのかもしれない。

だが結局のところは、誰かを犯人にしても始まらないのだが、『誰か』や『何か』のせいにして、逃げてしまいたい日もある。

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