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人間って、案外カンタンには死なないんだな

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ベッドの上で目覚めた私は、かろうじて生きていた。 「人間って、案外カンタンには死なないんだな」と思ったのが、私の素直な気持ちだった。 私の病気の発症から、緊急手術になってオストメ…
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#腸管穿孔

人間って、案外カンタンには死なないんだな~目覚め編~

緊急手術気が付いた時に私はベッドの上にいた。視界に入ったのは病院の無機質な天井の模様と、…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~毎日エンジョイ編~

ホームにただいま!外科での入院が1か月近く経った頃に、やっと内科への転科が決まった。これ…

人間って、案外カンタンには死なないんだな~自覚し始める時期~

お腹に付いている異物手術に成功して、ストーマのフランジ交換も自分で出来るようになって来た…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~知らぬが仏編~

菌だらけ娘と、ご飯の完食縫った傷口から、細菌感染を起こしていて、その膿を検査に出したとこ…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~心の拠り所編~

内科の主治医は運命共同体内科の主治医は、毎日夕方に来てくれるけど、「一応、内科の所属には…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~トレーニング編~

まずは体力面のトレーニング少しは歩けるようになってきて、行動範囲も少しだけ広がったことに…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~オストメイト編~

手術が終わって、私は人工肛門になってしまった。私の衆院していたWOC(ウォック)ナースさんと呼ばれる、皮膚や排泄ケアの認定看護師さんがいる。 術後の集中治療室にも来てくれて、人工肛門(ストーマ)があると身体障がい者になるため、その区役所での手続きや、ストーマ装具を購入するための給付券と、購入する薬局を決めるのにも、出来ない私に変わって、母にも丁寧に教えてくれた。 まず初めに使うストーマのフランジ(便が溜る袋のようなもの)と、術後のストーマの状態を観察してくれて、自分で管理

人間って、案外カンタンには死なないんだな~色々と始まる編~

次々と災難祭りその2日後には、外科病棟のベッドに空きが出て、外科病棟のまたまたナースステ…

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人間って、案外カンタンに死なないんだな~さよなら集中治療室編~

手術から5日でやっと個室へ紆余曲折あって、5日目で一般病棟に移れることにはなったが、ナー…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~入院生活編②~

体が蝕まれても、決定打がなかった私は、ほとんど寝たきりのような生活をしていた。 毎日トイ…

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人間って、案外カンタンには死なないんだな~集中治療室古株編~

手術後の氷は神!!カーテン隙間から覗く日差しも強くなって、集中治療室も騒がしくなってきた…

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