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人間って、案外カンタンには死なないんんだな~ホームでの入院生活編~
ホーム病棟は絶対的な安心感~長年の信頼と実績~あの怒涛の手術が終わって、何度も生死の境を彷徨いながら、やっと20日振りにホームへ帰還する事が出来た。
この先、外科とリウマチ免疫内科の先生達と相談しつつ、治療方針を決めて行くらしい。疑問のに思った事や心配事は、看護師さんに聞いてもらって、自分でも退院に向けて調整するのみだ。
ホームの病棟に戻った時点で、担当看護師さんは別の病棟に行ってしまったが、
人間って、案外カンタンには死なないんだな~毎日エンジョイ編~
ホームにただいま!外科での入院が1か月近く経った頃に、やっと内科への転科が決まった。これでやっと、ホームへ帰れると思ったが、私が内科に入院中に担当だった看護師さんは、配置転換で外科に移ってしまった。
車椅子でホームの病棟に下りた時は、懐かしい顔ぶれに、泣きそうにもなってしまった。
内科に移動しても、外科回診は変わらずに、毎朝傷口からの膿の洗浄と、抜糸は終わっていない。
私だけ毎朝、リウマチ科
人間って、案外カンタンには死なないんだな~自覚し始める時期~
お腹に付いている異物手術に成功して、ストーマのフランジ交換も自分で出来るようになって来たが、ふとした時に傷口に痛みが走る時がある。
そんな時にパジャマの上からお腹を触ると、パジャマの下には、小さい梅干しの様な突起物が触れる。
そんな事を考えるのは、部屋の中で1人っきりになった時か、夜中の眠れない時で、もれなく私の情緒不安定タイムでもある。
まだ飲み薬も飲めなかった私は、全てが点滴から摂取して
人間って、案外カンタンには死なないんだな~知らぬが仏編~
菌だらけ娘と、ご飯の完食縫った傷口から、細菌感染を起こしていて、その膿を検査に出したところ、結局は耐性菌に感染していた。
この耐性菌は、簡単に言うと効く抗生物質がないという事だ。
その間にも食事はお粥を卒業して、一般食になった。退院した後の事を考えると、普通のご飯の方がイメージもしやすい。
まだまだ生活の拠点はベッドの上だったが、食事の時には自分で車椅子に移動して、お昼のワイドショーを観なが
人間って、案外カンタンには死なないんだな~心の拠り所編~
内科の主治医は運命共同体内科の主治医は、毎日夕方に来てくれるけど、「一応、内科の所属にはなってる」と言っていた。
ホームシックなっていた私は、早く内科の病棟に戻りたかったが、内科の病棟が埋まっている事と、まだまだ外科での処置が毎日必要な事もあって、カンタンには内科に戻れないらしい。
内科の主治医は、毎日私の所に来てくれては、自分の愚痴を言って、私も今の愚痴を言って、小一時間は愚痴と笑いで賑やか
人間って、案外カンタンには死なないんだな~チャレンジ編~
行動の範囲も制限がなくフリーに体力と筋肉を付けるという目的と、たまには気分転換したい目的で、行動制限が今までは病棟内だけだったが、その制限もなくなって、下の階にあるコンビニと、コーヒーショップまで行けるようになった。
今まではデイルームまで歩いて、デイルームにある自販機でお茶やジュースを買ったり、テレビカードを買ったり、自分でお水を汲みに行くだけだった。
お風呂には入れなかったものの、その間は
人間って、案外カンタンには死なないんだな~トレーニング編~
まずは体力面のトレーニング少しは歩けるようになってきて、行動範囲も少しだけ広がったことによって、作業療法と理学療法のリハビリがスタートした。
原因は、術後廃用症候群らしい。
午前中は作業療法のOTさんが部屋まで来てくれて、無理のない程度にベッド上で体を動かしたり、ベッドから起き上がって、床に立った状態でおもりを持った状態で筋トレをする。
午後からの理学療法のリハビリでは、同じくPTさんが部屋
人間って、案外カンタンには死なないんだな~オストメイト編~
手術が終わって、私は人工肛門になってしまった。私の衆院していたWOC(ウォック)ナースさんと呼ばれる、皮膚や排泄ケアの認定看護師さんがいる。
術後の集中治療室にも来てくれて、人工肛門(ストーマ)があると身体障がい者になるため、その区役所での手続きや、ストーマ装具を購入するための給付券と、購入する薬局を決めるのにも、出来ない私に変わって、母にも丁寧に教えてくれた。
まず初めに使うストーマのフラン
人間って、案外カンタンには死なないんだな~色々と始まる編~
次々と災難祭りその2日後には、外科病棟のベッドに空きが出て、外科病棟のまたまたナースステーションの近くの個室に移ることが出来た。
だが、そこでも色々と、問題の多い開腹手術患者は、次から次へと先生を悩ませる種を作り続ける。
何も食べていないのに、お腹が張って痛いし、吐き気がする。外科の主治医に言うと、緊急でCT検査をしみたら腸閉塞|だった。
腸が動いていないのが、諸悪の根源と術後の経過も悪かっ
人間って、案外カンタンに死なないんだな~さよなら集中治療室編~
手術から5日でやっと個室へ紆余曲折あって、5日目で一般病棟に移れることにはなったが、ナースステーション近くの個室だった。
その間には、血液中の酸素濃度が極端に低くなっていて、レントゲンでは肺に血が溜まった状態だったらしい。
私の意識がもうろうとしている中で、家族はもう一度、外科の主治医から呼び出されて、依然として私の全身状態が悪いのと、最悪な合併症も発症してしまったと、厳しいことが言われていた
人間って、案外カンタンには死なないんだな~集中治療室古株編②~
術後の経過は最悪ですが、なにか?ほとんど誰もいない集中治療室にいると、テレビやスマホもないまま、痛みと闘いながら、ずっとベッド上で過ごすことになってしまう。
そんな時に限って、『タラレバ』の話が頭から離れない。今更になって、自分の生活態度を後悔したところで、何かが戻って来るわけではないし、これが夢で終わることもない。
・あの時、先生の言うことをもっとちゃんと受け止めていれば・・・。
・もっと
人間って、案外カンタンには死なないんだな~入院生活編②~
体が蝕まれても、決定打がなかった私は、ほとんど寝たきりのような生活をしていた。
毎日トイレと洗面所と、ベッドの往復。ステロイドを60ミリ飲んでいる副作用で、夜はほとんど眠れないし、本を読む気力もない。
ずっとテレビを付けっぱなしで、気を紛らわしていたせいで、1枚1000円のテレビカードを何枚買ったかも覚えていない。
事件勃発~緊急手術へ~手術になる2週間前くらいから、お腹が痛いのは事実だった
人間って、案外カンタンには死なないんだな~入院生活編①~
入院生活大腸カメラの結果を受けて、大量のステロイドと抗生物質での治療が始まった。採血やCT検査、大腸カメラで徐々に減量していくことを考えても、退院するまでは3ヶ月近く経ってしまうし、退院出来たとしても自宅療養中に体力を付けて、職場復帰するのが目標だった。
その時点での大きな目標が職場復帰で、目の前の小さな目標を1日1つずつ決めるようにしていた。
『今日はコンビニまで行く』、『今日は洗濯をする』