見出し画像

トイレの片隅にクモくんが居るのは夫にバレてはいけない。

小さないのち。
見守る幸福。

1mm程だろうか。
数日前から我が家のトイレの角に巣をはっている。

私のアンドロイドの接写では撮れない小ささ。

きっとチリグモかなんかだ。
トイレに小蝿などの侵入はないので(掃除ているときに死骸等みつけない)私の目にうつらないダニでも食べているのだろう。

トイレに行き、便座に座ると左角に見える。
たぶん、夫は気づかないだろう。
虫を見つけるのは私。
何故か気がつく虫の気配。

夫は虫が苦手だ。
飛ぶのも這うのも嫌いだ。
カブトムシやクワガタでさえだめだと知ったときは、マジかと思った。

ペットショップの小動物館で働いていた時に、ヘラクレスオオカブトを腕にのせて小学生達にドヤっていた私は『え?!かっこいいのに?!だめ?!』と少し思う。


というわけで、夫に見つかると虫達は処刑されてしまうので言わない。
クモくんはとてもとても可愛いから。

ちなみにゴキブリの対処は私にゆだねられるの、なぁぜなぁぜ?

私とゴキブリは対等なライバル。彼らは家を占拠する可能性があるばかりか、何でも齧ってしまうので、虫とて許せぬ!ということで、本気のバトルを繰り広げる。
外に逃げられたらあっちの勝ちだが、そうでなければ仕留める。
…でも、ゴキブリも可愛いところがあると思っている。
すごく長く地球に存在しているのに、後退できないのも、滑空飛行しかできないのも、鈍くさくて可愛い。


私の虫可愛いポイントはそこそこ変なようだ。と友達の反応を見て思う。
そもそも、友達はほぼほぼ虫が駄目だ。


とりあえず
我が家のトイレの片隅に
小さい命。
ほっこり。

ヘッダーの写真は可愛いクモくんを撮ろうと、巨人おばさんが近づきすぎて、クモくんが溝に隠れてしまったにもかかわらず、その縮こまり方をイイネ!と撮ったものである。


驚かせてごめんね。


サポート設定出来てるのかしら?出来ていたとして、サポートしてもらえたら、明日も生きていけると思います。その明日に何かをつくりたいなぁ。