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隣の芝が青くて素晴らしい時

そんな私を嘘だと言う人もいるけれど。
たとえ未来で嘘になっても、今は本当だよ。

隣の芝が青々としているのを見た時…私は嬉しくなってしまう。
だって、その青々とした芝は大切にされていると解るから。大切に育まれたのだと思うから。

ズボラな私には、とてもそんなに青々とした芝は育てられなくて、ただ、ただ、凄いなぁ〜素敵だなぁ〜と嬉しく思う。

誰かが大切にしたモノはとても綺麗。
涙が溢れるくらい綺麗。
たまにキラキラしすぎて目眩がするけど
そんなものは一休みすればいいのだ。

そして思い返して、あぁ、やっぱり綺麗で素敵だなぁと思う。

愛おしいと思う。

その青々とした芝も、それを育てるであろうアナタも、その庭に集う人達も、みんな、みんな、とても愛おしい。

それを外から見るほうが、よく見える時もある。
私は外側の特権と思う。
そっと散歩に出て、それを眺めて、嬉しくなる。
寂しさの交じる、その嬉しさは私の幸せ。

そんな気持ちを持っている。
何時も上手にこれなわけじゃないけれど
そういう気持ちを持っている。

たまに、本当に、たまに
あぁ、思いっきり他人を妬んでしまえたら
思いっきり、我侭になれたらいいのだろうか?
と思うこともあるよ。

そうしたら、この
誰ともわかちあえそうのない孤独と
さよなら出来るのだろうか…と。
この溢れるような寂しさを解けるんだろうか…と。

けれど、違うんだよ。

大事なんだ。寂しさも、孤独も。
本当に。大切なんだよ。私にとって。

誰かが誰かと幸せだと笑うのが
幸せだと思うこの心も。

だから、私を寂しくさせても
幸せだと笑っていてほしい。

そうやって、寂しさや孤独のことを手放さないのは私の我儘だよ。
ずっと前から我儘してるんだ。


そうでなければこの星の上で
こんな面倒な事はしていない。

そう思う。

悩むことも、憤ることも、前を向くことも、誰かをひたむきに好きだと思う気持ちも、

とても綺麗で大好きだ。
大好きだ。

私はそういう、誰かの心を見るのを、幸せだと思うんだ。 

たとえ、遠く離れていても。
たとえ、この星の縁が薄くても。
たとえ、この寂しさが消えなくても。

これは、私からみんなへの恋文だよ。…きっと。

返事はいらないから、どうか、揺れる日々の中で、大切なあなた達が、これから知り合っていくであろう誰か達が、1日でも多く笑顔でいて、1秒でも長く幸せでいられますように。

そして、それを、たまにでいいから、そっと私に見せてくれますように。

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