近頃の朝鮮半島では、変な事が起っています。 ●韓国・文大統領、元徴用工訴訟「現金化望ましくない」…元慰安婦判決には「正直困惑」

１８日、ソウルの大統領府で、新年の記者会見に臨む文大統領（ロイター）
韓国の文在寅大統領は１８日、新年の記者会見を開いた。日韓関係で懸案となっている「元徴用工（旧朝鮮半島出身労働者）」訴訟問題について、「（日本企業の資産が）強制執行で現金化されるのは日韓関係に望ましくない」と述べた。
文氏はこれまで司法判断を尊重する意向を繰り返してきており、現金化を避けたいとの考えを示したのは初めてだ。
　元徴用工訴訟では、敗訴した日本企業の資産の差し押さえ手続きが完了している。裁判所が資産の売却命令をいつ出すかが焦点となっており、競売を経て「現金化」に進めば、日本政府は対抗措置を取る構えだ。
　文氏は記者会見で、「（現金化の前に）外交的解決策を見つけるのが優先だ」と強調し、「原告が同意できる方法を両国政府で合意し、韓国政府が原告を説得して問題を解決できると信じている」と語った。文政権は「被害者中心主義」を掲げており、日本と原告の双方が受け入れられる案を示せるかは未知数だ。
　文氏はまた、ソウル中央地裁が今月８日に元慰安婦に対する損害賠償を日本政府に命じた判決について、「（元徴用工問題などで）外交的努力をしている間に慰安婦判決問題が加わり、正直困惑している」と述べた。文氏が元慰安婦訴訟の判決に触れるのは初めてだ。
　慰安婦問題を巡っては、２０１５年の日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決される」とされたが、１７年に発足した文政権は合意を事実上、白紙化した。だが、文氏は記者会見で合意について「韓国政府は公式的な合意だったと認定する」とし、「それを土台に（今回の原告が）同意できる解決法を探る」と語った。問題解決に向けた具体策については示さなかった。
　判決は主権国家が他国の裁判権に服さないという国際法上の「主権免除」を認めなかった。日本政府は訴訟に応じておらず、控訴しない方針で、判決は２３日午前０時に確定する。
【引用終わり】
近頃の朝鮮半島では、変な事が起っています。
本来なら韓国・文大統領は、元徴用工訴訟「現金化望ましくない」ではなくて、『日本はこの判決に従え』といい。元慰安婦判決には「正直困惑」ではなくて、『正義はなされなければならない』と、言うはずです。
なぜならば、その言葉こそが文大統領の支持者が喜ぶ言葉だからです。ですから外交上言わない方が良ければ、自分は無視して何も言わずに部下に言わせるのが、これまでの常套手段でした。
また、もう一つの朝鮮半島の国・北朝鮮でも、変な事が起っています。去年の秋には当時の金委員長が「国民に謝罪」をしました。全能の神が謝罪するとはどういうことなのか？意外過ぎて嫌な予感がする「謝罪」であります。
その上で、先頃金委員長は、｢総書記｣に就任しました。父親の金正二日2代目北朝鮮最高権力者は、初代の金日成総書記の神格を高める為に、自分は総書記には就任しませんでした。
日本の徳川2代目将軍秀忠が、父・徳川家康の神格を高める為に、「自分は後を継いだだけなので、死後も神にはならない」と決めた事と同じような気がします。この為に、徳川時代を通じて「徳川家康＝東照大権現様」は、全知全能の神として君臨していたのです。
つまり最高のただ一人の神様へ信仰を集めることによって、その全知全能の東照大権現様の子孫が、神の化身として現実社会の支配力を維持できるという、手法です。
ところが金正恩氏は「総書記」に就任しました。
一体なんで？
また、核・ミサイル実験を再開すると明言して。党大会で9時間も演説したそうです。
これも凄い。
水も飲まず、食事もせず、トイレもいかずに　9時間も…。
演説している方も大変ですが、数千人もが結構な演説を拝聴して所々で万雷の拍手をするのが、北朝鮮の最高権力者の演説ですから、聞いてる方も大変だったと思います。一人二人倒れた人がいても不思議ではありません。
最も、北朝鮮だったら、実際は1時間でも9時間と宣伝するぐらいのことはやるでしょうが…。
とはいえ、南北朝鮮半島では、変な事が起っています。
思い起こせば、中国の故毛沢東主席が大躍進政策で大失敗をして大量の餓死者を出した後で、あの毛沢東主席が謝罪めいた事をいい、少し権力を側近に移譲して、国内の知識人に政権への批判を解禁しました。
つまり、反省してシュンとなった振りをしたのです。すると、今まで口をつぐんでいた人達が「ここが悪かった」「こうした方がいい」と発言しだしました。
ただ、これは罠でした。毛主席は自分に逆らう可能性がある人間に、発言を促していただけだったのです。
その後、毛主席は文化大革命を起して、自分に反対する発言をしなかった人達も含めて、党幹部・知識人を一気に粛清しました。
南北朝鮮半島は、中国の影響を受けた中華主義の国です。
ですから　金委員長がシュンとなって「国民に謝罪」した時には、不満分子をおびき寄せる罠ではないかと、私は考えました。そして今、総書記に就任するのは、自分の権力基盤が揺らいでいるような気がして、名前が最高権力者でないと不安だからのような気がします。さらに、核・ミサイル実験を再開すると明言するのも、米国・日本への警告と言うよりは、国内への脅しのようにも受け取れます。
つまり私の妄想では、北朝鮮の内部が揺らいでいる。少なくても、「金総書記は、自分の支配力に不安を持っている」ような気がします。だから、これから先北朝鮮では、文化大革命のような大粛清が起るかもしれないと、不安です。
さらに、韓国の文大統領も変なので、より一層不安です。
冒頭に戻りますが、文大統領は今までは自分の言いたくない事は部下に言わせてきたのに、何で今回は自分で言ったのでしょうか？代わりに言ってくれる部下がいなくなったからでしょうか？
そろそろ韓国の伝統では、レームダックになる頃です。北朝鮮の動乱被害は、韓国1国で背負ってもらいたいので心配です。
私などは、北朝鮮が変なので、韓国さんに徴用工で慰安婦でも国際常識に外れた事をして頂いて、堂々と「日本は付き合いきれない」と宣言できる状態になる事が望ましいと思うので、文大統領には弱気にならずに本音で動いてもらいたいと願っています。
　最も、文大統領の「現金化望ましくない」とか「正直困惑」は口から出まかせです。
本当に元慰安婦判決に「正直困惑」していれば、韓国政府が保管している　日本からの10億円の癒し基金の残金4億円余の中から　韓国政府が支払うはずだからです。
政府がガメタ金から支払えと　一度懐に入れた臨時収入を横取りされるのが嫌なのかもしれませんが…。