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日本のコロナ対策が《変》な理由は、担当相の西村氏の思考回路が《変》だからかもしれない。今更企業を休業させても、「お休みだから遊びに行こう」にしかなりません。「感染爆発は7月の4連休がきっかけだ」と、西村氏には解らないのでしょうか?【引用開始】●人流抑制、企業休業も「選択肢」 西村担当相

西村康稔経済再生担当相(春名中撮影)
西村康稔経済再生担当相は22日のNHK番組で、新型コロナウイルス対策の人流抑制について「去年や今年の4、5月は大型連休を生かし、企業は休むということで対応した。そうした強い措置も選択肢の一つとして考えなければいけない」と述べた。「今ある法律の中で何ができるか工夫していきたい」とも語り、現行法の範囲内で対応を検討する考えを示した。  
西村氏は、全国知事会が求めている緊急事態宣言や「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の全国適用について「どういう措置が自治体と連携して対応できるのか、国としての決意を示しながら措置を検討したい」と述べた。
政府のコロナ対策分科会の尾身茂会長は同じ番組で、人流がここ数日、また上昇傾向に転じたとして「これから夏休みが終わり活動が活発になる。今までより、もう少し強い対策を打たないと大変なことになる」と強調。「イメージとしては昨年4月の1回目の緊急事態宣言だ。これをやらないと医療の逼迫(ひっぱく)が本当に大変になる」と述べた。
尾身氏は人流抑制について「残念ながら一部の人たちの協力が得られていないのが現実だ」と指摘。「人々の善意に頼るだけでなく、人流を下げる環境をつくると同時に、選挙で選ばれた人たちがしっかりとしたメッセージを出さないと、一部の人たちの気持ちには届かない」と指摘した。
さらに尾身氏は「テレビなどを見ると若い人が街にいるという印象だが、実は統計で40~64歳の中壮年層が若い人たちよりも出ている時間帯がある」と述べ、すべての世代の協力が必要だと訴えた。
【引用終わり】
西村さんも尾身さんも、現状の把握で出来ていません。
という事は、日本のコロナ対策が《変》な理由は、担当相の西村氏とコロナ対策を提言する立場の尾身さんが、現状把握が出来ずに、自分の頭の中の仮想現実に対処する対策を講ずるから、現実に不適合を起して《変》になっているのかもしれません。
こんなことを申し上げるのは、失礼かもしれませんが、これは事実です。
その証拠は尾身さんの「イメージとしては昨年4月の1回目の緊急事態宣言だ。これをやらないと医療の逼迫が本当に大変になる」が証明しています。
昨年4月と今では、国民のコロナに対する感覚がまるで違っています。だから、何をしても昨年の4月のように国民が「家に籠ろう」と思うようにはできないのです。
昨年の4月には、緊急事態宣言をだしたら、街から人が消えました。しかし、今も緊急事態宣言だしていますが、街は人でいっぱいです。
つまり、今更企業を休業させても、「お休みだから遊びに行こう」と考える人もいっぱいいるのです。「感染爆発は7月の4連休がきっかけだ」と、西村氏や尾身氏には解らないのでしょうか?
第一、現在、人流が減らない理由の一つはワクチンです。
日本はワクチン接種が遅れているとはいえ、それでもワクチン接種完了者が4割を超えて、1回接種者を加えれば国民の半数がワクチンを接種しています。「ワクチンを接種すれば、感染しても重症化しない」と周知されていますから、命の心配がなくなった半数近くの人達が、街に繰り出すのは人情というモノであります。
暫く前まで、20代30代の若者が飲み歩くのが問題だと言われていました。しかし、今では40代50代の人まで街に繰り出していると騒がれ始めました。
これは、20代30代の若者たちは、ワクチンを接種していなくても「コロナでは、自分達はまず死なない」解っていたから、加瀬満出来なかったのです。そして今、40代50代の人達もワクチン接種によって「コロナでは、自分は死ななくなった」と認識するようになったので、とても我慢できなくなったのです。
勿論、東京5千人の感染者に恐れをなして自粛に入っている人もいるでしょう。けれど、「人流がここ数日、また上昇傾向に転じた」のは、東京5千人の感染者でも、死者がさほど増加していないからだと思います。
昨日の日本のコロナ死者は34人でした。思い返せば、日本でも、春先に1日の死者は百人以上でした。
この時に比べれば、死者は少ないのです。
だから、「感染しても、皆が皆死ぬわけではない」と安心感が広がって、人流がまた上昇傾向になったのだと思います。
第一、今米国は一日の死者千人でも、「ロックダウンを再び」にはなりません。
ですから、人があまり死なない感染症で、企業に「休業しろ」なんていったら反発されるだけです。
本当に、西村さんも尾身さんも、現実が見えていないと思います。
というか、「なぜ人流が減らないのか?」その理由である国民の思考がまるで読めていないと思います。
そして「なぜ医療が足りないのか?」その理由である一般医師の思考も読めていないと思います。
だから、国民と医師を動かす、適切な対応を思いつくことができないのです。
つまり、日本のコロナ対策が《変》な理由は、担当相の西村氏や、対策を提言する立場の尾身氏の思考回路が《変》だからかもしれないと、今日はマジで思ってしまいました。
尚、現在の日本のコロナの一番の問題は、コロナ陽性者が医療を受けられずに自宅軟禁される事です。
この直接の理由は、コロナを5類ではなく2類指定している為に、政府・自治体が「病床を増やして下さい」と医療界に要請して「できませんよ」医療界が断っているからです。
ですから、もはや政府は、「(自分の命令一つで動かせる)自衛隊に、野戦病院を作らせるしかない」と思います。
別段、患者の方は、適切に医療を施してくれれば、医師でなくても良いのです。災害の時には、自衛隊にも、消防隊員にも、警察にも助けてもらいます。誰でも助けてくれればよいのです。ですから、医師でなくても自衛隊の隊員でも良いのです。
自衛隊ならできますよ。
例えば、抗原検査は薬局で買えます。みんな自分でやっています。PCR検査も唾液でできます。つまり、検査の対応は、誰でもできますので、自衛隊員にもできます。
そして、アビガンやイベルメクチンの薬を渡すのも誰でもできので、自衛隊員にもできます。
体温を測るのも、血中酸素を図るのも医療機器がやるのですから、誰でもできます。CT検査の操作も、酸素濃縮装置の操作も (戦艦・戦闘機・戦車を動かしているのですから) ちょっと習えば自衛隊員ならできるでしょう。
まあ、点滴とかは自衛隊の看護師とかがした方が安全かもしれませんが、きちんとマニュアル化してあれば自衛隊にらば、コロナの軽症者のケアは、やれば出来ると思います。
軽症者のケアは、患者本人か家族がする事プラスアルファですから、自衛隊ならば完璧にできるはずです。
せっかく緊急事態宣言も出していることですし、私は自衛隊が災害派遣として野戦病院で医療を施して、この不可思議な医療が足りない騒動を鎮めて欲しいと思います。
自衛隊には、政府の命令を実行する義務があります。しかし国民と医師には、一定の決まりを守っていれば、政府の要請に従う義務はありません。ですから、国民と医師が政府の要請を受け入れるのは、「政府の要請は妥当だ。自分達も協力した方がよい」と自らが判断した時です。
ですから、西村氏も尾身氏も、政府の要請を聞く気もなければ、聞く必要もない人達(国民と医師)に、声を大にして訳の分からない要請をしていたって呆れられるだけと、お解りにならないのが不思議です。

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