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七田の コラボ/応募作品

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七田を知るにはこちらから。ショートショートが私を知る手っ取り早い方法です:)。 素敵なノーターさんたちとのコラボレーション作品集。 勝手にコラボ作品もあります。(笑) 沢山の素敵…
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#小説

新生活『20字小説』x5作品

なんと…6ヵ月ぶりのログイン七田です。 生きております。。。(笑) と早速、見つけてしま…

七田苗子
2か月前
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『伊豆の舞妓』:ピリカ文庫/創作大賞

目に見えぬはずの歪みを闇に感じる程の生ぬるい風を受けながら、私は旅宿の二階部屋にて窓の格…

七田苗子
1年前
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1分ショート【空飛ぶ金魚】:「咳をしても金魚」お題

ー 咳をしても金魚。悔しがっても、泣いても僕は金魚以外にはなれないんだ。 ガラス越しに金…

七田苗子
1年前
74

短編小説:『Hero』ノトコレ・ブック

「いい事を教えてやろう」 父さんの物語はいつもこの言葉で始まった。  病院の窓の外に立つ…

七田苗子
1年前
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『まつぼっくりのポケットに』1分ショート:小牧さん1分小説の対・続編

これは小牧幸助さんの1分小説『まつぼっくりをポケットに』の対・続編です。 『まつぼっくり…

七田苗子
1年前
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『獣』‐2000字現代ホラー

床に座り日本酒を並々とコップに注いだ。 「今日は…流石に堪えたわ…」 鼻をこすりつけてく…

七田苗子
1年前
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1分ショートショート:『お空のレストラン』

時計が真夜中を指す頃、一人の少年が膝を抱えて窓の外を眺めます。お母さんが恋しい…。流れ出る涙を拭い、ぎゅっと顔を膝にうずめて。少年のお母さんは少し前にお空へと登っていきました。大好きだったエビフライも、ピーマンの隠れたハンバーグも…もう二度と作ってもらえる事はありません。 テーブルに並んだホカホカの料理。『おいしい?』優しく首を傾げたお母さんの問いかけに、素直に答えられなかった日々がチクチクと少年の胸に刺さります。美味しくて美味しくて、何ばいだってお代わりできたくらいだった

2000字現代ホラー:『接吻』

「警部!遺体が上がりました」 梶は上着を椅子から剥ぎ取ると、署の前に停めてある車に乗り込…

七田苗子
1年前
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小説【紫苑】‐『水水水水氷水水水水』

これは私が出した二次作品の対作品です。 緩やかな丘の斜面に生い茂る 緑の合間に 隠れるよ…

七田苗子
1年前
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『女鬼の宿命』

温まった”それ”を とぷりと差し込むと、 何の抵抗もなく するりと滑り込む。 ゆっくりと …

七田苗子
2年前
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小説:【心情】‐『水水水水氷水水水水』

彼を見つめていると 心の中でぽちゃんと小さな音がする。 ただ遠くを見つめて漂うように 何…

七田苗子
1年前
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『大正を駆けるエス』 : 俳句から小説‐2

『雨の糸つれぬ笑み浮く金魚玉』‐せきぞうさん解釈の物語 ・・・・・・・・・・・・・・・・…

七田苗子
2年前
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『二つ人』:俳句から小説

『雨の糸つれぬ笑み浮く金魚玉』 ・・・・・・・・・・・・・・ 二人の人を愛することは…罪…

七田苗子
2年前
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『乞ふ』~恋ふ:闇夜のカラスさん「乞ひ」スピンオフ

これは闇夜のからすさん作:「乞ひ」のスピンオフ作品です。 ↓こちらを先にお読みください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【乞ふ~(恋ふ)】 彼女の瞳をこんなにも輝かせるのは 今も これからも 自分ではないと 痛いほど分かっている。 でも、この瞳を ずっと見ていたいと そう思わずにはいられない。 ◇◇◇ 『…まちゃん? あまちゃんってば!』 ハッとすると、膨れ顔でワンピースを両手に揺らすトーコが目に飛び込んできた。 『もうあまちゃん、またどこかに飛んで