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37.無垢床を採用しなかった場所 水まわりと寝室の話

さて、3回にわたって長々と書きました、床にまつわる木材の話(前回のブログはコチラ

我が家は1、2階共に全面杉床を採用しましたが、リビングだけ無垢の床材を使って、使用頻度の少ない場所は複合フローリングにして節約したお家。
1階は落ち着いた暗めのブラウン、2階は明るめの無垢床など、フロアによって板を変えたり、色んな床材を使い分けていらっしゃるお家もありました。(階によって床が違うリヴさんの施工事例はコチラ
アレンジできるのがマイホームの特権なので、変化をつけて楽しんでもいいですね◎

そして、我が家が無垢床を採用していない部分。
それはトイレ、洗面所、寝室です!
厳密にいうと玄関、浴室もそうですが、「浴室」はユニットバスのブログで、「玄関タイル」は外構打ち合わせの時に記事にしていますので今回は省略させてもらいます。(浴室のブログはコチラ、外構打ち合わせはここからジャンプ)

私は先に注文住宅で建てた友だちありんこハウスで聞いて心配してたのが、まず「水回りを木の床にすると水シミがすごい!」ということです。(お宅訪問した際のブログはコチラ

キッチンは水シミだらけ。普段特に気にしてなかったけど、拡大すると汚いですね…


友人宅はトイレ・洗面所の小さい空間のみをヘリンボーンにして楽しんでたのですが、木材だとこまめに拭かないと水シミがすごい…ということを悩んでました。

水回りに強い床材を自分で調べてみたら「タイル」という選択肢もありましたが、子どもが一緒の家での生活…
物を落とす→割れる→危ない
冷たい→冬場冷える

の2点のデメリットを考えると、どうしたものかなーと思っていました。

そこで提案していただいたのが、「クッションフロア」です。
クッションフロアは塩化ビニール素材で作られた、厚さ1.8mm~3.5mmのシート状の床材で、建築業界では「CF」と省略されることもあるみたいです。

リリカラさんのタイル調クッションフロア


塩化ビニール素材であるため水を弾くことが特徴で、キッチンや洗面所、脱衣所、トイレなどの水回りを中心に多く使用されています。
カタログを調べてみると、織物調、タイルっぽいもの、木目調etc.
沢山のラインナップがあり、我が家もトイレ、洗面所の2箇所で採用しました!



トイレの床

採用したのは、サンゲツのHM-4084という品番です!(※2019-2022のカタログの品番です)

3年前の家づくりなので…品番はすでに廃番になってます↓


後のブログにも書きますが、我が家はトイレ、夫・きんちゃんの「落ち着いた空間にしたい」という要望がありグレーの石壁調の壁を選びました。

最初は違う品番(LH-81085)で指定してたのですが、後日コーディネーターのメイちゃんに
「選んだ壁紙(RM-533)と床の色がどうも似通ってて、ぼやけるかも。組み合わせが微妙かもしれませんね〜」との指摘を受けて、濃い色に変更しました。
言われたまま受け入れるのではなく、こういう細かい組み合わせのトータルコーディネートを微調整・修正してくれるのはさすがICガールズ!
コーディネーターさんが一緒に考えてくださる施工会社にしてよかった!と思いました◎

トイレの仕上がりはこんな感じです!

空間が狭い&素人なので構図うまくないですが、伝わるでしょうか…

グレーの壁に濃いブラウンの床、白い巾木がどうなんかなーってちょっと心配だったのですが、特に違和感ありませんでした◎

余談ですがこの巾木…最近は、この巾木を最小限までコンパクトにしてスッキリスマートに見せるのを売りにしている大手ハウスメーカーさんもいらっしゃるそうです!気になる方は要チェック!



洗面所


洗面台もクッションフロアにしました。こちらも後日壁紙打ち合わせで書くと思いますが、入って一番目につく洗面台の面にタイルとブルーのアクセント壁紙にしました。洗面所に選んだ品番はリリカラさんのLH-81085という品番です!(※2019-2022のカタログの品番です)

 

洗面所の仕上がりはこんな感じです!

暖色系の照明ついてるので、ベージュに見えますが真っ白です


うんうん、爽やかな空間に仕上がっています◎
ブルー×ホワイトのタイル、爽やかな空間にしたかったので床もホワイトにしてよかった↑…という反面、洗面所のホワイトの床材に関してはちょっと後悔してる部分があります!
というのも、埃と髪の毛、汚れがめっちゃ目立つんです…↓
アルコールで拭いたらようやく落ちますが、足の黒ずんだ汚れ、割と真っ白な分目立つんですよね↓

日本人の毛ってなぜ黒いんでしょう。白はゴミが目立ちます。


優しいグレーとかちょっと色を入れておけばよかったな、と思っています。

まぁ目立つ分、こまめに掃除するようにはなりました^ ^;
クッションフロアはビニール素材なので、静電気が発生し埃がたまりやすいのも注意です!最初は毎朝熱心に磨いてましたが、3年目の今は週末の朝掃除のルーティンになってます。週2ペースでもクッションフロアはまぁまぁ埃溜まるなーって思っています。

後で床に関して気になったのはめっちゃ細かいんですが…「床材が切り替わる部分に見切り材がないこと」ですね。

洗面所と廊下、クローゼットとの境目はこんな感じです


床や壁などに使われている仕上げ材が切り替わる部分に使う化粧材のことを「見切り材」と言うらしいのですが、それが全くないのか〜。と思いました。私の家族以外誰も不便してないし、存在すら知らないし気にしてないとは思いますが、ステンレスの見切り材がシュッと入って空間が切り替わってたらたらかっこいいのかなーと思いました。(かといって追加工事して!というほどの文句ではないです)

細かい部分ですが、あるだけで視覚的に締まりがあるというか、素材の良さが引き立ちますよね

改めてリヴさんにご確認いただいたところ、無垢フローリングであれば、同じ無垢材を使用して細めの見切り材にするetc. 今は標準仕様として床見切り材はつけられてるそうです!(いいなぁ〜!)

随時、お家の仕上げ方法・仕様についてはバージョンアップをされてるんですね。もし見切り材の素材を変更したい場合はコーディネーターさんに相談してみたらいいと思います◎



寝室

マイホームを建てるなら、畳のある和室が欲しい。
家族で布団を敷いてゴロ寝しようと思ってたので、寝室は絶対和室!と決めてました。そんなわけでリビング横の6畳寝室は「畳」を敷くことに。
最初はモダンな正方形の琉球畳を採用してましたが、最終的に大幅な予算オーバーの調整のため、普通のヘリ付き1帖用畳に変更になりました。


琉球畳は半帖サイズですが、1帖用畳と同じ価格なんです。(当時1枚8,000円ちょっと)
畳もね〜編み方、色やヘリ付・ヘリ無など、ヘリの模様etc.
バリエーション豊富です。ヘリ付きだと「ザ・和風!」っていかにもそこだけ浮いちゃうのかなーと思ってましたが、完成した空間を見てみると全然違和感なかったです。

こんな和室になりました!


和室の窓は桐のブラインドにしました

こちらもオプションですが、チェッカーガラスの室内窓をつけたり、窓を障子にせず桐のブラインドをつけたこと、あとは奥の押し入れも白いスライド式の扉にしたことでちょっと和モダンな空間にできたかなと思っています。

でも元々、ほのぼの&ほっこりした和空間が好きなので…照明は最後まで妥協せず和紙でできた和風照明を探しました。また後に記事にするかもですが、この和風照明も自分で和紙の模様や色を選んでオーダーで作ることが出来た物でお気に入りです◎

白い和紙の中に黄色い和紙で二重になっている和風照明です

そんなこんなでお届けしました、水回りと寝室の話…
床だけの打ち合わせというと、床の素材ばっかり気にしちゃうのですが、どの空間も結局トータルで見るというか、「組み合わせ」だな〜と思います。
天井、床、壁(梁や柱があるお家も)色んな要素が合わさって一つの空間になるので、予算も考えながら(←大事)全体のバランスを整えていくといい感じのマイホームになるかな〜と思います。

次回は、視界で一番目に入るだろう壁の話をかけたらいいなーと思っています!お楽しみに♪


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