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はじまりは、ぐりとぐら
ぼくらの名前はぐりとぐら・・・
お料理することと食べることが大好きな、野ネズミ兄弟のゆかいな日常。
読んだことがない方でも、一度はタイトルを聞いたことはあるでしょうか?
私は子供の頃、この本が大好きでした。
ちょうど今の長男や次男と同じ、幼稚園生くらいの歳のころ。
私は母に寝る前絵本を読んでもらうのが日課でした。
ノンタンシリーズは読んでもらったような気がするし、
オズの魔法使いの仕掛け絵本もあったような気がするけれど
しっかり記憶に残っているのがこの『ぐりとぐら』。
なぜって、ピアノ講師でもある母が
『ぼっくらっのなっまえっはぐっりとぐらー♪』とメロディをつけて歌ってくれて。
私はそれが大好きだったんですよね。
確か森の中で大きな卵を見つけて、カステラを作る話だったと思うんですけど
・・話の内容よりも歌の方が記憶に残ってます。笑
母がたくさん読み聞かせをしてくれたから、
私は本好きな子に育ちました。
小学校の図書館も好きでした。
わかったさん、こまったさんシリーズ、
かいけつゾロリ、
ズッコケ3人組、
ジブリの絵本(火垂るの墓で爆泣き)、
はだしのゲン・・・
マチルダは小さな大天才。
赤毛のアンシリーズ!
中学校も、高校も図書館好きでした。源氏物語?
ただ残念なのは、何読んだかあんまり覚えてないところです。トホホ・・・
覚えてはいないけど、
本が好きだったおかげで国語と社会系の成績だけは良かったんです。
もちろん、あとは惨敗です!!!笑
私の母は・・
私に愛だけを与えてくれたわけではないのかも知れません。
母は愛を注いだつもりかも知れなくとも、私がそれをそのまま受け取れなかったかも知れない。
だけど絵本を何度も読んでくれたその行為とその時間だけは、
紛れもなく愛があったんだと思う。
本 と 言葉
母は二つの好きを私に与えてくれました。
それはとてもありがたく、尊いことだなと思うのです。
私も子供たちにたくさん本読んであげたいな。
何か一つでも、良いものを与えてあげられたらいいな。
そんな良き思い出に包まれたこの【ぐりとぐら】。
知らない間に人手に渡ってしまったと知った時は少し寂しかったです。
あと、母は元気です笑
よく子育てをヘルプしてもらっています。
大人になって、子育てが始まって。
自分も子供たちに育ててもらって。
自分の、実家の家族との関係もよく反芻するようになりました。
傷ついたことも多かったかも知れないけれど
成人するまで大事に育ててもらったのも大切な事実。
ぐりとぐらは、本人たちは全くそんなつもりないでしょうけれど
私に【愛された記憶】を渡してくれました。
ありがとう、ノネズミ兄弟。
今日も読んでくださってありがとうございます🍀
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(書く部のお題、本好きになったきっかけ、あなたの始まりの一冊をテーマにお届けしました)
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