あの頃のロンリーガールたちへ
書く部のお題、【この歌詞が刺さった！グッとフレーズ】でこの歌もピックアップしたかったのだが、間に合わなかった。でもいつか書いてみたいと思っていたのでそのいつかを今日叶えることとする。
あなたは、2005年ごろに流行った【ディア ロンリーガール】という曲をご存知だろうか？
マリア メイ アイ カオリ
リナ サチ ナナ リサ エミ アユミ
レイナ アユ サラ ヒトミ
ナミ ミキ ミホ トモ ノゾミ
今日もあたしはひとり
あなたの迎えを待つひとりで
女の子の名前の羅列から始まる、独特の歌い出し。
当時専門学校2年生になるところで、いきなり就職も決まってしまったというちょっと珍しい？境遇の私や同級生たちはカラオケで好んでこの歌を歌った。
今が楽しい、
友達もいる。
なんなら彼氏もいるし、
いなくたって男友達くらいいるけど何故か満たされない・・・
そんな気怠さが漂う冒頭。
あの頃の私も抱えていた孤独。
楽しいけれど、誰かと繋がらなくなった瞬間に不安になる。
ケータイ（スマホじゃない笑）にメールが来ないと寂しい。
スケジュール手帳が埋まってないと心がザワザワする。
みんな10代の終わりの頃とか、20代の最初の頃はこんな不安を抱えるものなんだろうか。
今の若い世代もそう思ったりするのかな。
この歌を聴くと、友達と楽しく遊んだのに家に帰ってきて無性に寂しくなるあの夜たちを思い出す。
でもそんなロンリーガールも【このままじゃいけない】という葛藤を抱えている。
できれば切り開きたい新時代 きっとやれるんだって信じたい
SO ハマった迷路から出たい and I 今すぐ家へ帰りたい
迷いながら いつか見つけたい すべてが見える地図を
私は今でも↑のような気持ちでいる。
さぁ そろそろ行こうか
要らない 荷物は捨てて
ロンリーガール 大丈夫だから
手を貸そう 未知なる道へ
良かった、良い方向へ歩き出すんだ、希望が見えたんだ・・
と思いきやこの歌の終わりはこうだ。
今日もあたしはひとり
あなたの迎えを待つひとりで
結局まだ抜け出せなかったのかな。。。。
でも、私にとっても10代終わり〜20代前半はこうだった。
なんとなく、言い表しようのない不安を抱えて。
誰かと同じ、じゃないと心配だった。
でもあれから20年近くが経って、色々ぐちゃぐちゃになったり歯を食いしばったりしながらも、
男女問わず素敵な出会いもたくさんあった。
そんな20代の終わりが見える頃、夫に出会った。
縁があって、家族になってくれた。
子供たちが、私たちのところに来てくれた。
子育ては大変、正直言ってバリバリ仕事してた時より大変に感じることも多いけど・・・
でももうあの頃感じていた虚しさはない。
友達は減った。
それを嘆くこともあったけど、
【今】繋がっていないだけで
必要であればまたつながり出したり、
新しいご縁があったりするのだろう。
だからもう寂しくないよ。
あの頃のロンリーガールたちへ。
私はもうそこにはいないよ。もう寂しくない。
人は、ひとりだよ。一人で生まれて死ぬ間に、数多の美しい出会いと別れがあるだけ。
だからもう寂しくない。
あなたは？
この歌と同時期に流行ったのがAI さんのStoryです。
今でも大好きな曲の一つ。
神曲すぎてあの頃聴いてはたくさん泣いたし、誰かがカラオケで歌うのを聴いても泣いてました笑
2005年は社会人一年目だったので、色々しんどかったんでしょうね。
ミリヤの歌の心境の子に、AIのstoryの心境の子が出会えたらきっと良かったのにな。
なんて、約20年後の私は感じました。
たまには過去を振り返るのも面白いですね。
今日も読みに来てくださってありがとうございます！🍀
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