『透明な夜の香り』 香りの記憶 / 欠片手帖
森に囲まれた洋館で
オーダーメイドの香りを作る
天才調香師の物語
薔薇よりラベンダーが好きだったのに
最近は薔薇が甘美に感じて
苦手だったミモザの香りは多幸感に溢れてる。
歳を重ねると変わっていくものなのか
なんて思ったりしてます。
【欠片】
── 目に留まった言葉を掬い
ここに大切に置いておきます。
今回は香りを主に
梔子(クチナシ)の白い花は甘く重い香り
深く咲くイリスは華やかなのに土の温かみもある香り
黄金色の金木犀はアプリコットに似たフルーティーフローラル系の香り
モンシロチョウの翅はレモンの香り
海馬とは記憶をつかさどる脳の部位
紺色の部屋で紺色の声の朔さん
お話は軽やかハーブと
重みのある根や土の香りが漂ってました
イギリスに住んでいた頃に
会いに来てくれた両親や
観光で日本から来る方達の対応をすると
何となく出汁?の香りがした記憶が
気のせいかもしれないけど
今自分は出汁の香りしてるのかなあ
【BOOK】
── 作家、装丁
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